サムスン電子ジャパンは本日、最新スマートフォンである「Galaxy S23 Ultra」を日本向けのオープンマーケット版(SIMフリー版)を発売するとした。最上位の1TBのストレージ容量を備えるもので、本日より予約を受け付け、発売は7月6日となる。
2億画素カメラを採用したGalaxy S23 Ultra。ファン待望のオープンマーケット版の展開へ
Galaxy S23シリーズでは最上位機種となるGalaxy S23 Ultraは2億画素のカメラやS-Penの対応など、同社のフラグシップらしいものになっている。スペックについては以下の通りだ。
SoC:Snapdpagon 8 Gen 2 for Galaxy
メモリ:12GB
ストレージ:1TB
画面
6.8インチ AMOLED WQHD+解像度
120Hzフレームレート対応 LTPO対応
最高輝度:1750nit Gorilla Glass Victus 2
カメラ
メインカメラ:2億画素 f1.7
超広角カメラ:1200万画素 f2.2
3倍望遠カメラ:1000万画素 f2.4
10倍望遠カメラ:1000万画素 f4.9フロントカメラ:1200万画素
OS:Android 13 One UI 5.1
バッテリー:5000mAh
カラー
クリーム
価格:25万3440円
Galaxy S23 Ultraは標準モデル同様にSoCの世代が新しくなったほか、カメラ性能の強化が大きな特徴だ。ズーム性能も進化し「30倍が綺麗に撮れる」と言ったアピールをしており、強力なズーム性能をアピールしている。
スペックを並べると、4眼カメラの構成や画像処理を除くと、120Hz対応ディスプレイなどは特別大きな変化は少ない。このため、Galaxy S22 Ultraからの変化は意外と少ないようだ。OSアップデートも4回行うなど、長期にわたるサポートも魅力だ。
実際にGalaxy S23 Ultraは利用しているが、快適な動作のほか写真や動画もきれいに撮影できるなど使い勝手も良い商品だ。
また、日本向けのGalaxyハイエンドでは初のあーマーケット向けモデルとなっており、グローバル版同等の外観仕様となる。もちろん、FeliCa(おサイフケータイ)への対応や、各種割引サービスの実施が告知された。
オンラインショップで利用できるクーポンが特典でつく。ケースなどの購入に利用すると良い
製品としては遅くなったが、日本においてソニーやシャープに続いてハイエンド端末をオープンマーケットに投入したことについて、選択肢が広がる意味では大きく評価したい。
特にGalaxyのハイエンド機についてはマニア層を中心に「SIMフリー版が欲しい」との声があり、筆者も以前に担当者に取材した際には「その声は頂いている」と前向きに検討をしていると回答をもらっていた。
この他、ミッドレンジのタブレットにあたるGalaxy Tab S6 Lite(海外版とは異なる仕様)も販売される。こちらはS-Penの利用が可能で実売5万円台となる。
日本では一部MVNO向けのTab AシリーズとフラグシップのS8シリーズの間がなかったので、このラインの製品展開はタブレット端末においてもいい選択肢になる。競合製品はiPadのほか、OPPO Pad AirやXiaomi Padシリーズなどだ。
こちらは6月23日より発売だ。
キャリア展開のスマートフォンだけでなく、オープンマーケット向けの機種の展開にも本腰を入れてきたサムスン。今後の商品展開にも期待したいところだ。