日本ではシャープの新型スマートフォンAQUOS R8 proが話題となっているが、そんな同社は台湾をはじめグローバル展開にも再び力を入れている。
そんな中、インドネシアにてハイエンドとなる「AQUOS R7s」なるスマートフォンが発売に向けて準備されているようだ。
情報はインドネシア工業省の認証ページに記載されており、型番はSH-R70となっている。認証申請者はシャープのインドネシア法人となっている。
また、インドネシアでは部品の国産化比率がある程度の割合でないと販売できない規制があるが、これが5Gスマートフォンでは35%となっている。同国の認証を取得したことは、これについてもクリアしているものと考えられる。
確かに名前はAQUOS R7sとなっている
このため、製品としては型番規則からもハイエンドとなり、恐らく日本で販売された「AQUOS R7」に準ずるものになると考えられる。これだとすると、1型センサーを採用し、ライカチューニングとなったカメラ性能特化のスマートフォンになると考えられる。
AQUOS R7もカメラ性能の高い機種だ。
そうなると1国1メーカーに与えられる「ライカのライセンス」が絡んでくる。シャープはAQUOS RシリーズやLeitz Phoneにて日本でライカライセンスを持っている。この関係で、日本ではライカライセンスを持つXiaomi 13シリーズが販売できないものとなっている。
これについては意外なことにインドネシアでは、現時点でXiaomi 13シリーズが発売されていないのだ。そのため、AQUOSがライカライセンスをひっさげても同国で販売することが可能となっている。
インドネシアとしては、AQUOS R3以来となるシャープのハイエンドスマートフォン。これに加えて、ライカチューニングのカメラを持つ現行モデルが日本国外で発売される初めての例になる可能性がある。シャープのライカコラボスマートフォンが海の向こうでまた存在感を示せるかどうか期待したいところだ。