128GBのiPhoneで原神は容量不足になる。筆者も数年前は余裕と思っていたが、今となってはその容量では「無謀だった」という結論に至った。
128GBのiPhoneで原神を遊ぼうとしたら容量不足で後悔
筆者も2年ほど前にiPhoneを購入した際は128GBだったが、今ではこの容量を選択したことを後悔している。当時はこの容量でも「使わない」と思っていたものの、原神を入れてみようものならあっという間に容量不足に陥った。
容量の少ないiPhoneで原神は厳しい。その時に購入したものはiPhone SEだ
もちろん、iPhoneの容量128GB全てをアプリやメディアに利用できるわけではない。一般に128GBの場合はiOSのシステムデータが約18~20GBはあるので、実際に利用できる容量は110GB前後だ。そこに32GBの原神を入れると、いきなり全容量の約34%を消費することになるのだ。
これが64GBのスマートフォンだと全容量の約60%を占めることになり、普段使いではかなり厳しくなる。128GBで後悔したのだから、64GBなんて絶望以外の何物でもない。
もっとも、「原神専用のスマートフォン」を仕立てるような場合なら問題はないが、多くの場合は各種SNSや便利なアプリを入れたり、音楽や動画等のメディアを楽しむことにも利用する。写真や動画だって撮影、保存したりするはずだ。前のスマートフォンから引き継ぐデータも決して少なくないことだ。
そのような状況では128GBの機種でも、原神を入れた空き容量が75GB前後でスタートする。これに追加でウマ娘でも入れてみようなら、2タイトルだけで50GBを優に超え、スマートフォンの空き容量は50GBほどになる。
引継ぎデータや各種写真なども考えれば「いきなり容量不足」なんてことになりかねない。現に筆者はそうなった。
筆者が128GBのiPhoneを1年半利用した状況がこちら。原神に加えて日常利用するアプリ、写真や動画などを撮影した結果、空き容量は10GB前後だ。このままあと2年、3年と利用しようものなら容量オーバーは避けられない。このスマホでは既に原神以外のゲームはあきらめた。
原神も「軽くする」ことはできるが、32GBの初回ダウンロードは必須。対処法は大容量スマホ
原神の容量はスマホ版で約32GBの大容量だ。実は1年前と比較すると6GBほど容量が大きくなっており、アップデートを重ねるたびに大容量となっている。今後も大容量になることが予測される。
最新バージョンはトータルで32GBの容量だ
近年では過去のイベントリソースなどを削除することでゲームを軽量化できるが、初回ダウンロードでは35GB近い容量が必要になることに変わりはない。公式には30GB以上の空き容量を必要としているが、現在の追加データは30GBよりも大きく、最低でも35GBの容量を必須としている。
そのため、我々ができることとしてスマホの容量を空けること。大容量の機種を選ぶに限る。iPhoneやPixelのように必要に応じて消費者が容量を選べる機種ならいいが、単一容量が多く大容量を選べないAndroidスマートフォンは厳しいものがある。
また、原神はSDカードにゲームデータを逃がすことができない。「容量が少なくてもSDカードがあるから安心!」は通用せず、せいぜい動画や写真等を逃がして本体ストレージの容量を確保する気休め程度にしかならない。そのため、SDカードが利用できる機種でも大容量のモデルが安心だ。
大容量の512GBモデルなら安心だ
さて、今となっては128GBのiPhoneで「なんとかなる」と思って選んだところ、ものの1年で容量不足になって後悔した。短期的に見れば使えるかもしれないが、2年、3年と利用することを考えれば容量不足になることは必須だ。
もちろん、スマートフォンではなく原神はタブレットやPC、PS5などのゲーム機でも利用できる。これらを利用して「スマートフォンはコストを抑えてうまく使い分ける」というやり方もアリだ。
これからスマートフォンを乗り換える場合は、最低でも256GB以上の機種を選んでおくべきだ。原神はもちろん、これ以外のゲームなどを複数遊んだり、多くの写真を残したりする上で後悔は少ないはずだ。
スマホで原神を遊ぶには128GBの容量では、もう何とかならないのだ。