はやぽんログ!

使ったスマホは300台以上。スマホネイティブ世代のライターが独自の視点でレビューやニュース、コラムを発信中!

ミクシータオフ会に行ってきました。

RICHO THETA


1月28日開催 ミクシータオフ会に行ってきました




Twitterのフォロワー様が企画してくださいました

いつも大規模なオフ会とか楽しい企画をするような方でしたので
てっきりミクシータユーザーが語らい撮影ノウハウを共有するようなイベントかと思いきや...




RICHOさん全面協力のワークショップだったのです。


しかも会場が リコー晴海オフィス。ええええええええ。これマジモノのワークショップじゃないですか




ということで電車で1本 新潟から行くことにしました



はじめに



筆者とRICOHの製品



私自身、趣味は写真撮影でして、カメラはもっぱらCanon EOS 7DSONY a7なんかを使っています。

カメラばかりはマウント依存なので最初に買ったメーカーが基準となってしまいます。
(マウント複数持ちは相当の費用がかかる。ストロボ等の周辺機器も含めて)


ただ、その中でも1機だけ手持ちにペンタックスのものがあります。

独特の色乗りで風景撮影には味がでるK-20Dですね。

本体に手ぶれ補正機能がついており、物理接点のKマウントなのでオールドレンズでもばっちり使えるのが強み。

当時ではトップクラスの高感度耐性があり、手ぶれ補正で手持ちシャッタースピード1/10とかが撮れた化け物です。


言わばK-Pとかの先輩ですね。


ボディ内手ぶれ補正のSR

SAMSUNGイメージセンサー特有のビビッドな絵

当時としては高画素の1460万画素CMOSセンサーで市場投入された機種になります。


ISO優先モードという他社さんにはない特徴もあったりします。

倍率1倍のペンタプリズムというのも強みでしたね。







PENTAX K-20D DA18-55mm f3.5-5.6

f14 SS30秒 32.5mm(35mm換算 50mm) ISO 100



本体手ぶれ補正に力をいれているのは

PENTAXRICOH

オリンパス

SONY(a7ii以降のハイエンド機のみ)


くらいでして、PENTAXはその元祖とも言えます。

メインがCanon SONYだけに手ぶれ補正レンズは高い(特にSONYのレンズは論外並のお値段)


個人的にもK-20D+DA50mm f1.8でポートレート撮影とかをしてたりしてます。

ただ、さすがに☆レンズは手が出ず...高品質なのは間違いないのですが。先日まで学生だった私にはきつい


フォロワーさんが数名K-1を購入してアサヒフレックス時代のレンズを付けて楽しんでますね。




意外なところだとSHARP AQUOS Phone

一昨年くらいのモデルまではカメラにGR certified と銘打ったモデルがありました。

これは画像処理にRICHO GRシリーズの開発チームが関わっており、GRシリーズに近いMTF曲線
色乗りなどを専用の基準を設けて認証していたものになります。

実際手持ちのSHV34では他の機種より色のりが良い印象があります。

GR certifiedについては以下のリンクを参考に


GR certified とは?




そしてミクシータ


360度カメラというのは知っていたが、いまいち使いこなせる見込みがつかず

そのためリーズナブルなm15やSCも見送っていた過去がありました。


ガジェットマニアとしてはスマホ連動の面白いのがあれば...くらいな考えでいました。


そこに彗星のごとく現れたのがミクシータだったのです。



ミクシータのことは以前にいっぱい言っているのでこちらを参照に

RICOH THETA SC Type HATSUNE MIKU レビュー

MIKU THETA 写真コンテストで入賞しました。


オフ会


私自身話に華が咲いてしまいすっかり写真を撮り忘れていたのです。。。おい


なので下記のリンクを見てみるとどんなイベントだか分かるかなって思います。


ミクシータオフ会参加者のツイート


Togetterはこちら




という丸投げっぷりです。ごめんなさい。




まぁ、なんと言っても「オフ会」ですので


まずはシータを囲って乾杯



各々のお話だったり、再来週の札幌雪祭り(Snow Miku 2018)について情報交換したりして会はスタート


冬コミでお会いしたフォロワーさんとお会いしたりと私自身も交流を深めることができました




ミクシーターの開発秘話


この開発秘話を語っていただいたのはRICHO株式会社 スタッフの皆様

ミクシータの開発部の方になります。

開発の方の中にはもともとイメージングの部門にいた方もいらっしゃり、ちょっぴり一眼レフのお話も聞けたりしました。



この企画...


スタッフさん「企画が降りたのは昨年の5月だったんですよ」



??????


ちなみにミクシータは昨年のマジカルミライ2017公演(9月1~3日)の企画展にて台数限定ですが
117台が先行販売されています。



つまり企画から発売までわずか3ヶ月。一般的に考えれば無茶にも近いスケジュールだったのです。


ちなみに企画を持ち込んだ方の何気ないアイデアから生まれた製品だったようです。



そのあとに「RICHOという会社はこういう柔軟な企画が通りにくい会社なんですよね。コピー機とか
そういうものを作ってきた会社でしたので」とスタッフさん


RICOH内部の人間に柔軟なソフト開発をしてくれる方と繋がりがあったこと


また、開発チームのなかに「初音ミクのカルチャーに精通した人」がいたこと



これらがたまたまあったことによって動きだした企画で

「この企画が通ったことが奇跡」と言うほどすごいものだったという。



ちなみにプロジェクトリーダーさん

「僕は企画がスタートした当初。初音ミクのことは何も知らなかった。
知っていたのは千本桜...くらいでした。」


これには参加者もびっくり


・付属ケースがぎりぎりだった


付属ケースは一回生地の色を変えたため、納期周りがだいぶ厳しかった



・メインビジュアルが決まらない


いまではすっかり馴染んだ藤ちょこさんのメインビジュアル


なんと7月下旬でもこのメインビジュアルが決まらなかったという...



おかげさまでドックタグ製作の納期もかなり危なかったとのこと...



これらを踏まえると8月に突然


今までミクさんとほぼ縁のなかったRICOHさんから初音ミクコラボカメラ


RICOH THETA SC Type HATSUNE MIKUが発表された経緯に納得しました。





続いてアプリ開発担当の青木そらすさん

AR合成アプリ「みくちゃ」の開発者さまでもあります。



最初に「まぁ、五十嵐さんのお話でお察ししたかと思いますが、アプリのほうもだいぶ厳しかったです」

まぁ、その通りですよね。だって企画から発売までが3ヶ月...ですから。


それに伴ってアプリにプリインストールのサンプル写真の使用許可をとるのがリリースぎりぎりだったという小話も



そのためDalvik環境(Android 4.4以下)での動作はカット。

リリース時はAndroid O(8.0環境)で起動しない

細かい部分で重かったりとの動作不良があったが順次手を入れて行くとの事


また、ユーザーさんから「プロジェクト形式での保存機能が欲しい」なんて声も

Lightloomと同じような編集状態の保存ですかね。これ、素直に欲しいです。





次いで第1回 ミクシータ写真コンテスト 受賞作品 発表



大賞含めて全7作品が再度発表。開発チームが写真の選定理由まで述べてくれる

作例視察にはぴったりというね。


そう。ちゃっかりこのコンテストで入選していた筆者。作品の詳細について語ることに
(会場に来られない方の説明資料だったりが豪華すぎて、私の内容が...)


そんな私の作品はこちら

ミクさんでつながった仲間たち


ちなみに私の作品の選定理由は


「楽しそうにしてる様子がこっちにも伝わってきた。初音ミクの輪の中にTHETAがある。繋がりを示してくれた作品」

とスタッフさんよりお言葉を頂きました。素直にうれしいです。



またこんな作品を撮ってほしいという要望もいただきましたので、次は雪祭り...超会議ですかね。



そして、第2回ミクシータ写真コンテストの開催も現在企画中とのこと。


そのほか撮った写真はこちらから

はやぽんさんの写真




THETA Tips



ここからは今回のワークショップの防備録です。



・ミクシータを使うにあたって



1.自撮り棒を使おう


 手持ち撮影ではどうしても自分の手や姿が多く写ってしまいます。

それを回避するためにも自撮り棒はマストアイテムと言えるでしょう。

筆者もTHETAを購入したらそのままお買い上げしていましたw


また、三脚穴が開いているタイプならそのまま三脚につけることもできるので夜景等の長時間露光も
できます。



2.編集アプリを活用しよう


THETA MIKUアプリは編集機能が盛りだくさん。

とりあえず「マスク」「色味調整」はやってみましょう。

マスクは不要部分を隠すことができます。ミクさんを座らせたりする際に足元を隠したりと有効な
機能です。

色味はホワイトバランスのこと。これを背景の白と合わせるとよりリアルな色味になります。

背景に白がなければ表情を「なぬ」にすると白目の面積が大きくなるため合わせやすいという小技も



マスクは隠すことで部位を残し、そこに別ポーズを多重に合わせることで標準にないポーズを
作れたりするTipsもありました。




・3.インターバル撮影をしてみよう。



360度写真は全部写ってしまうが故に撮りにくい。自分はどうすればいい(どこに隠れるとか)



そんなときにはインターバル撮影がオススメです。



これは指定時間毎に自動撮影するモード。セルフタイマーのようにも利用でき、単独で動くので
一度設定してあげればWi-Fiの接続も必要ありません。

ドローン等を使った遠隔撮影や、混信を起こすイベントなどでも安定して撮影が可能です。


じつはマジカルミライ2日目のコスプレ集合写真撮影の際にRICOHの方がこの機能を使っていいショットを
撮っていたと記憶しています。






これですね。



4.編集は大画面で。


拡大しても作業しやすいタブレットがオススメとのこと。


複数のユーザーさんも言っておられましたが、細かい箇所のマスク等はタッチペンを使うと編集しやすいとのこと。


現状、もっともいい環境がiPad Pro+Apple Penなんだとか。


筆者所有のiPadは3台あるが全てApple Pen非対応でした。Orz

iPad 2 iPad mini 2 iPad 2017じゃだめですよね...


スライタス付のHP Slite 7 Extreamなんてタブレットもあるんですが、Android 4.4...惜しい

手持ち泥タブの半分がAndroid 4.4なのでホント惜しい。


それでも汎用タイプのペンでなんとかなるんだとか。



ほかに電子スライタス対応機なんて手持ちになか....あ、Galaxy Note edgeがいましたね。

意外と編集しやすかったです。

MIKU THETA編集用に安くなってるGalaxy Note 3とかいいかも(THETA MIKUアプリも動くし安い)




砂の惑星(のような)ポーズ 撮影Tips


一部初音ミクファンの間で流行しているポーズになります。

砂の惑星は昨年のマジカルミライ2017のテーマソングで、「ハチ」こと
シンガーデビューしてからも躍進が続く米津玄師さん作詞作曲の曲になります。


FREERY TOMORROWが持つボーカロイドオリジナル曲 ニコニコ動画最速伝説入り記録(100回再生/21日)
を大きく塗り替える6日で達成した曲になります。間違いなく昨年のトップソングです。


こちらの楽曲をライブでやったっときのポーズが一部ファンの間で大流行

それっぽく見えることを発見した今回のワークショップの企画者 キヨさんよりレクチャーがありました。


どんなポーズかはキヨさんの投稿を参考に

砂の惑星(のような)ポーズ


今後(おそらく2週間後の札幌...でしょうかね)は何かのイベントで使うかと思います。





ミクシータの祭壇


ミク廃あるあるの祭壇です。

ただ、今回はミクさんを並べるのでなく、ミクシータを並べます。


なんと今回集まったミクシータはなんと30台。地味にすごいことになっています。


それを円に並べます。




まるで何かの儀式でしょうか。いえ、儀式ですね。


この光景にちょっとみくちゃを使ってつくったものがこちら

初音ミク 召喚の様子





本当に儀式でした。ありがとうございました




皆さんミクシータの電源をいれるため接続用のWi-FiSSIDが大変なことになりました。



こんなのはさすがにマジカルミライでも見たことない。



最後に


ミク界隈でこのようなワークショップは

・作詞、作曲のノウハウを学ぶ音楽系

初音ミクの使い方(調声や外部プラグイン等)を学ぶボカロ系

MMDやUnityの扱い方や応用等を学ぶ3Dモデル系(MMD学習会など)

・等身大投影のノウハウを学ぶ上映会(ほぼ実地実験)


がメインでしたが、写真関連のワークショップは初めてなのではないでしょうか。
(ドール撮影ならまだしも、AR合成写真とかでここまでの規模は前例がないかも)


スタッフさんも言っていたように

「このTHETAは小さいからどこにでも持っていける。ぜひ日常の何気ないスナップを撮っていただきたい。
その何気ない写真に、360度撮れるからこその新たな発見がある。」

私も日常のお出かけではよく持ち歩いています。


私の作例もそうなのですが「狙って撮った」っていうのは意外と少ないものです。なんとなく撮った
そんなものがほとんどです。


やっぱりあのカメラは写真を撮るではなく見てる景色を切り取る。

そんなカメラだなって思いました。




「写真を撮る楽しさ 作品を創る楽しさをこのTHETAを通して楽しんで欲しい」


その通りかなと思います。




ちょっとした要望



こんなのが欲しいなって要望。

こんな周辺機器があればミクシータユーザーもとい、全シータユーザーが欲しがると思います。



・モバイルバッテリー付シータ棒

THETA自体のバッテリーはお世辞にも持ちが良いとは言えません。意外とインターバル撮影や
動画撮影をするとなくなるもの。


物としては雲台にMicroUSB端子。柄の部分に2000mAh位のバッテリーを搭載したものがいいですね
ケーブルは外についててもいいですね。

(三脚固定時もバッテリー重量で通常のものよりも重心が低くなり安定するかなと。)


・THETA用Buletoothトランスミッター


現状Buletooth通信ができるのが最上位のTHETA Vしかありません。
過去のTHETA S THETA m15なんかでもBuletooth通信ができるようなアダプターが欲しいです。

形状はTHETAの三脚穴で固定 カメラのUSB端子から電源供給でBuletoothが使えれば文句なしです。
(アダプタに三脚穴と充電バイパス可能なUSB端子があれば完璧です。)

Buletooth連携ができれば常時接続ができるのでよりスムーズなアプリ連携ができるかなと。
(アプリはアップデート対応で)

欲言えばNFC...


多少高くても私は買います!




ミクシータアプリの不具合


現状、私の環境でみつけたものは以下の通り




intel Atomバイスで動作が重くなる(拡大編集時に動作がひっかかる)

ASUS Zenfone Zoom ZE551KL Android 6.0 Atom Z3590 RAM4GB)

基本は開発環境にもあるというZenfone 2の上位モデルと同じなのでAtom Z3590固有の不具合なのかも
(Z3590は日本での搭載機は当機種のみ)



NVIDIA Tegraバイスでアプリが強制終了することがある
(HTC Nexus 9 Android 7.1.1 RAM2GB)

手持ちのは64bit版のため、固有症状の可能性あり。(Denver ARM-v8ベース 2コア)

32bit(4コア Cortex-A15ベース)のバージョンなら動くかも

32bit版はNVIDIA SHEAD,Xiaomi MiPadなどに搭載

64bit版はGoogle Nexus 9のみ



一部メモリが少ないデバイスでアプリの強制終了(メモリ不足が原因かと思われる)





今後の期待


動作不良端末での動作


PC版THETA MIKUソフト(Win Mac対応くらい)


Android 4.4対応(これだけでだいぶ幅が広がります。)




まぁ、こんなところですかね。




最後にこのワークショップを企画していただいたキヨさん

場所などを提供していただいたRICOHさん

駆けつけていただいたスタッフ、関係者の皆様に感謝致します。



次回、第2回 ミクシータオフ会 期待してます。

それっではこの辺で