どもー今回は。やってしまいました。こんなものを入手してしましました...
Xiaomi Mi6X 初音未来限定特装版です。
このスマホはなにもの?
中国国内で限定販売されたXiaomiと初音ミクの公式コラボスマホです。一応その第2弾にあたり、第1弾のRedmi Note 4Xは限定2万台でしたが、瞬く間に完売しました。
つまるところ、みっくみくにされたXiaomiのスマホなのです。
中国国内での初音ミク人気はかなり高く、つい先日にもMIKU WITH YOUというライブイベントが北京、成都、上海の3都市で開催されました。そして来年は香港でも久しぶりのMIKU EXPOも開催されるこ他が決定しました。
そんなこのシャオミクさんこと、コラボスマホですが、今回はどんなものかといいますと…
・キービジュアルは豆の素さんを起用。日本のイラストレーターです。
・XiaomiMi6X(SD660/RAM 6GB/ROM 64GB)がベース。実用レベルで使える
・限定5,000台の生産 そして、全機シリアルNo.付番
・箱が死ぬほど豪華。これだけで祭壇になる
・モバイルバッテリーとケースが付属。さらにシリアル付ドックタグも付属。
・お値段は2,099CNY(35,000円前後)
結論から言うと安すぎ。みんなみっくみくにしてやんよと言わんばかりの価格設定なのだ。
購入受付はXiaomiオンラインサイトのみとなります。筆者は6月末に突然の発表され、衝撃を受けました。
7月始めに受付開始したところ...予約サイトには約250万アクセスもされたことで、たまらずアクセス制限。
先着販売ということもあり、猛烈なアクセスがあったようです。しかも5000台を大幅に超える予約受付があり、中国国内でも戦場となった。そのため、日本での購入は絶望的かと思われました。
なお、中国本土のMiアカウントと住所でないと発送してもらえなかった模様だ。
その後もちょろちょろと日本にも流れてきたみたいで、いくつかはオークションや中古ショップに並んでいました。オークションだと7~9万ほど、直輸入したイオシスさんでも7万中ごろという定価の2倍近いお値段がついています。
私のTwitterのフォロワーさんも続々と入手報告があったりと。ホントこの人たち何者なんでしょうかね。
公式トレイラーより。かわいい
そんなレアなスマホを手にしてしまった筆者。箱の大きさに驚く
そんな戦場のような入手合戦が繰り広げられ、入手は困難と諦めた筆者の元には、なんと台湾の友人を介して中国本土の友人が確保したという情報が入りました。
なぁんとぉぉ
持つべきものは繋がりです。ありがとうございます。しかも受け取りは初音ミクのライブイベントになるマジカルミライ大阪。なぜかオフ会で初期動作確認を含めての開封の儀をしましたら、とても盛り上がりました。それはそうです。初音ミクさんなのですから。
というわけで...手元にきたミクさんですが
箱がでかい!
これは写真を見て分かる通り、過去のコラボスマホと比べてもでかいのです。最初こんなに大きいのかとビックリしたものです。
Mi6Xの特装版は、前回コラボになるRedmi Note 4Xの特装版より箱がでかいのです。なお、この写真の撮影地は日本です。
かわいいのだが。かわいい
しかも、このスマホはピアプロライセンス取得済みとなる。クリプトン社公認のコラボモデルです。
それではいざ!開封!!といきましょう。
??!!?
えっと。なんだこれ…私はスマホを買ったはずなのですが…
なるほど。これで祭壇になるのか。イベントで並べてたくなってしまうミク廃(初音ミクの熱心なマニア)のことを考えた設計ですね。
上にあるプレートはシリアルが刻まれています。筆者のものは3957!ミクさん入ってる。
肝心の端末は下からでてきます。どれどれ…
!!???
なんというかその…完全に貴重品というか。貢物ですよね。こんな重厚なコラボモデルは見たことがない。
これはモバイルバッテリー
本体はこっち。どちらもレーザー刻印で初音ミクさんとシリアルが描かれています。
ベースとなるMi6Xはデュアルカメラ、指紋認証と近年のトレンドはつかんでる。時代遅れ感はない。
初期画面
Redmi Note 4Xのテーマも利用できる。
歴代ミクさん関連スマホと並べてみて
みっくみくなスマホ。普通にスマホとしてもチェックしてみる。
ベースはXiaomi Mi6Xなのでスペックは以下のようになる。
SoC:Qualcomm Snapdragon 660
メモリ:6GB
ストレージ:64GB
画面サイズ:6インチ液晶 FHD+解像度
カメラメインカメラ:2000万画素
望遠カメラ:1200万画素 2倍望遠
フロントカメラ:2000万画素
バッテリー:3010mAh
SoCにはSnapdragon 660を搭載しているので、コラボスマホとは言え、このスマホは実用できるスペックなのです。
日本ではASUS Zenfone 4やOPPO R11に搭載されています。実性能はSnapdragon 820やHiSilicon Kirin 960などに相当するものとなります。前回のコラボであったRedmi Note 4XがSnapdragon 625であることを考えると、Mi6Xベースとなったことでかなり性能が上がっています。
スマホとしても時代遅れどころか、18:9比率のディスプレイ、AIデュアルカメラ、高精度な指紋認証とトレンドをしっかり取り入れています。
このスマホのいいところ
・割と普通に使えるスペック
・専用壁紙といったコンテンツがある
・ミクさんがかわいい
・ミクさんがかわいい
・ミクさんがかわいい
・私のはシリアルに39の文字列が入っているので、これは実質初音ミクさん
・公式コラボ全天球カメラ RICHO THETA SC Type HATSUNE MIKUの母艦になる。
このスマホの難点
・ミクさんがかわいいため、丁寧に扱わなければならない
・中国生まれのミクさんなので日本語がない(システムロケール含む)
・もちろんGoogleサービスはインストールされていない。中国ですから
・間違ってeuROMやグローバル化、Mi A3化してしまうとミクさんが実家に吹っ飛ぶ
・基本的に端末の保証がない
最後に。まとめ
このXiaomi Mi6X 初音未来限定特装を入手した日本のミクファン...もといミク廃の場合は問題ありません。そもそもこれを入手する時点で相応の苦労があったはずですから。
「技適?え?海外ライブのMIKU EXPOの時に使うからええやろ。」
「日本語がない?ほう。台湾とか普通に行くから中国語はなんとなく分かるし、最悪英語で使うわ」
「保証もないし、アクセサリーもない?まぁ、アクセサリーはアリエクやタオバオに落ちてるし、なんならイベントついでに台湾や香港、本土の小米之家で買えばいいんでしょ。」
いいですか。この言葉は全て私の知っている熱狂的な初音ミクのファンの皆様の言葉です。こんなこと言う人たちですので、まず心配ありません。
そもそも、この「ミク廃」という人たちはXperia feat.HATSUNE MIKU SO-04Eというコラボスマホを大切に使ってきた人たちなのです。
発売時点で世代遅れ、ドコモのクソ対応でOSもアップグレードされず放置されたスマホを、今に至るまで大切に使ってきた初音ミクさんへの愛あふれる者たちです。
筆者を含め「初音ミクへの愛」だけでスマホを使ってきた方には説明不要です。
熱心な中国人や個人バイヤーを含めた流通のおかげもあって、今日本には130台前後が入ってきているのかと思います。今年の8月31日時点では日本人オーナーは私含めて16人だったと記憶しています。
Googleサービスの導入や日本語の導入手順もあるのですが、それはまた別の機会に。まぁ、これを買う人は事前に調べていたりするのでは...ないでしょうか。
そんなこのスマホ。入手も困難で球数もありません。どんな人にオススメかと言われたら、難点を全て踏まえて使えるミク廃の皆様、極度に変態端末を欲するガジェットマニアになるのでしょうか。
レビューと言うより、開封の儀でしたが、スマホの使い勝手はごくごく普通の4〜5万円で売っているスマホです。初音ミクさんがかわいいのでそれ以上の感想はありません。
Xperiaのコラボモデル。15周年になったらまた出ないかな〜