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【レビュー】生まれ変わった「Xperia 1」は4K解像度に21:9比率の縦長画面が魅力のソニーらしさを突きつめた最新スマホだ

どもー今回は

 
 
私も発売日に買ってしまいました
 
 
SONY Xperia 1です
 
 
 
 

これは何?

 
 
 
SONYより起死回生としてリリースした
 
Xperia渾身のフラッグシップモデルです。
 
 
メーカーのキャッチコピーは
 
 
「あなたのクリエイティビティが加速する」
 
「1から生まれ変わったXperia」
 
 
 
 
 

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本体カラーはパープルにしました。
Xperiaと言ったらパープルです!
 
Xperia Z世代がお気に入りだったのがバレてしまう…
 
 
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カメラはXperia初の3眼仕様に。
センター位置にあるのでどちらの向きから撮っても軸が変わらない点はいいですね。
 


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ベゼルは極力削った仕様に。
Xperia XZ3であったエッジディスプレイではなく、フラットなものになってます。
 
 
筆者のはdocomoモデル
 
 

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立ち寄った店舗でもパープルはラスト1だったそうで…
 
 
 

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上部にはSIM/SDカードスロットがあります。
XperiaはSIMピンなしで取り出せるのでSIMの入れ替えがしやすくて良いです。


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指紋センサーは本体側面に。このモデルはボタン一体型ではなく、独立した指紋センサーを搭載しています。
 
 
恐らく、北米での特許絡みの対策かと思われます。
(Xperia XZなどの機種は、北米地域では指紋センサーを無効化された状態で販売されている)
 
 

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前作のXperia XZ2との比較です。
 
 
全くデザインが違うのでとても同じメーカーが作った同じブランドの機種とは思えないものです。
 
 
 

スペックはこんな感じ

 
 
SoC Snapdragon 855
RAM 6GB
ストレージ 64GB(グローバル版は128GB)
 
 
カメラ 12MP f2.4 超広角/12MP f1.8 標準/12MP f2.4 望遠
 
 
画面 6.5インチ 4K※ HDR対応 21:9 有機ELディスプレイ
 
 
バッテリー 3400mAh
 
 
 
 
 

史上初の4K HDR 対応OLED搭載モデル

 
 
超高解像度のOLEDパネルを搭載。21:9比率のため解像度はやや変則的にはなりますが、世に出てるものの中ではトップクラスだと思います。
 
10bit入力やHDR10 BT.2020の最先端のカラープロファイルにも対応した高品質モニターです。
 
画面モードをプロフェッショナルにすると、いかに他社のモデルが色を拡張してるかが分かりますよ。
 
 

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また、Xperia 1にはノッチがないため変則画面にならないのも特徴です。
 
 
 

 21:9スマホは主流になるのか

 
21:9のスマホ。実は筆者、先月台湾にてXperia 10を実際にハンズオンしてきました。
 
このXperia 10は日本未発売のミッドレンジモデル。
21:9比率の画面を採用したモデルで、Xperia 1の弟分とも呼ばれます。
 

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実際に使ってみると以下の利点が見えてきます。
 
1.表示できる情報量の多さ
 
これはブラウジングやSNSの閲覧時に威力を発揮します。明らかに従来のモデルより多く文字が表示できます。
 

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Galaxy Note 9(18:9ベース)との比較です。
 
 
表示される情報が多いですね。
 
 
 
 
2.分割画面がより使いやすくなった
 
 
Android 7.0から対応したアプリ画面分割機能。16:9だと片方を変則運用したり、アプリによっては使いにくい印象がありました。
 
このXperia 1の21:9だと分割して半分にしても縦の方が長いので、より見やすくなりました。

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攻略サイトを見ながらゲームが捗りますね。
 
 
 
 
 
 
3.圧巻の動画視聴体験ができる
 
 
 
 
これは6.5インチの大画面だからこそという部分がありますね。
 
 
アスペクト比こそ違えど、Xperia Z Ultraに近いサイズとなりますね。
 
 
 

 ほんとに縦長

 
 
皆さん気になるのは長さですよね。
 
 
意外なことに長さとしてはGalaxy Note9なんかに近いものです。
 
ただ、幅はGalaxy S9やiPhone 8に近いので長さの割にとても持ちやすい端末になってます。
 
 
 
 

進化したカメラ

 
 
 
 
カメラに関しては競合に突き放されてたSONY。
イメージセンサーのSONYと言われた割には…微妙だよねという評価がついていたイメージがあります。
 
 
唯一追従できたのはXperia XZ2 Premiumの夜景モードくらいなのかなと。
 
今回、SONYの技術を結集したXperia 1では待望の広角と望遠レンズが付いた3眼カメラ構成となりました。
 
 
3眼のカメラはGalaxy S10などの競合他社に追いついたと言えるでしょう。
 
 
以下作例です。
 
 

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撮影出来る写真のクオリティも高く、化け物のHuawei P30 Proとまでは行かなくてもGalaxy S10などに近いナチュラルな色と解像感でかなり健闘してます。
 
昨年のGalaxy S9に対して話にならなかったXZ2とは大違いです。
 
 
 
 
 
また、今回のXperia 1は歪みが結構目立つものになってます。
 
そのため、歪みが気になる方はカメラの設定欄にある撮影モードを確認してみるとよいでしょう。ちなみにデフォルトは画質優先モードになっています。
 
 
 
 

動画に強いXperiaは健在

 
 
Xperiaと言えば動画撮影に強いイメージがありましたが、それは今回も健在でした。
 
 
特にプリインストールのCinemaProがすごい完成度です。
 
 
 

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ソニーの業務用機器の部隊が監修したカメラアプリで、23.98fps 4K HDRという映画さながらの動画が撮れたりします。
 
 
WBだけではなくフォーカスのマニュアル調整もできたりというマニア向けのアプリになってます。
 
 
あと、ジンバルなしでもえげつないくらい手ぶれ補正が効きます。
 
 

久しぶりに欲しいと思ったXperia

 
 
正直、ここ数年はXperiaを発売日に買おうとは思わなかったです。
 
 
発売日に買いたいと思ったのはXperia Z1でしょうか。
 
 
トルリミナス液晶に1/2.3インチセンサーのIMX220
20.7MPのカメラに2.2GHz駆動のSD800搭載。
 
 
フレームはメタル製で裏面はガラス面というデザイン性もかなり高いものでした。
 
 
当時としてはスーパーオーバースペック端末でした。
 
 
XZ Premiumはカラーリング的に微妙で動かず
 
 
それより前の機種はZ1から大きな変化が乏しかったこともあって後々の導入になってます。
 
 
 
このXperia 1
 
 
まず近年のXperiaにはなかったパープルが復活
 
 
 
XZ2シリーズのような丸いフォルムではなく、従来モデルのような角張った形状に
 
 
どこもやらない21:9のウルトラハイエンドモデルという点が、なんだかんだでXperiaを使ってる身としては応援したくなるモデルとなりました。
 
 
こんなウルトラハイエンドながらなんと全キャリア取り扱いというとても手に取りやすい端末となってます。
 
 
 
 
復活のXperia
 
とも言って良いでしょう。きっとあなたの期待を裏切らない
 
 
そんな端末です。まさに生まれ変わったと言えます。
 
 
 
 

惜しい点

 
 
スマホオタク向けなのか、かなり弱点は少ないですが、気になったのは以下の通り
 
 
 
・スマホオタク向け故にわかりにくい部分がある
 
 
・電池持ちはあんまり良くない
 
 
 
 

総評

 
 
発売から2日使ってみて
 
 
私的には「スマホオタク向け」の端末というイメージです
 
 
XZ2なんかにある無難というのではなく、XZ2 Premiumなんかのように明らかに尖ってます。
 
PremiumシリーズのXperiaのように尖ってます。
 
 
フラッグシップというよりはエクスクルーシブモデルのようです。
 
 
目に見えて「やべぇ…」って思えるスマホなのです。
 
 
私のファーストインプレッションとしては
 
 
「こいつ。ほんとにXperiaか?」
 
 
という疑問符でした。いや。いい意味でですよ
 
 
チューニングもXZシリーズとは全く異なるものになってますね。
 
 
特にカメラは従来のISO優先のものからシャッタースピード優先のものに。より画質重視のものになりました。
 
ほんとにスマートフォンが好きな層にウケるものですねこれ。
 
 
恐らく21:9比率のスマホを出すのなんかSONYさんくらいしかないと思うので、この21:9に惹かれたら買いかなと思います。
 
 
スピーカーとかもしっかりしてますし、これはありだと思います。
 
 
惜しい点で挙げたものも、今後のアップデートで解消される可能性があるものです。  
 

最後に

 
 
かなり弱点の少ないスマホです。
 
 
ひとことで言えば
 
 
SONYの本気を感じることのできるスマホ
 
 
と思います。
 
 
 
それでは