どうも。
今回はミリシタのサポート外になる端末について追加情報が出ましたので、搭載してるCPU面から考えてみました。
サポート外になる理由の考察と、端末課金についてはこちらをどうぞ
※ここでは分かりやすくCPUという言葉を使います。
本来スマホにはCPUよりもSystem on Chipの略称であるSoCを使う方がニュアンス的にはあってます。参考までに
新規対象の端末を推測すると
追加された機種を見ると…なるほどと。
今まで上がっていたものを搭載しているCPUで見るとこのようになります。
Snapdragon 800/801(MSM8974AA/AB/AC APQ8074)
Snapdragon 617(64bit)
Snapdragon 600
Snapdragon S4 Pro/Prime
Snapdragon 400
と主にQUALCOMM社のCPUを主体で出てきており、ここに挙げたのはほとんど32bitのものであることから
32bitの環境がサポート外になるのかなと想像がつきます。
ところが追加されたのを見ると
Snapdragon 410 (64bit )
Snapdragon 617 (64bit)
MediaTek Helio X10(MT6795 64bit)
MediaTek MT8176(64bit)
なんと、最初期のエントリーとミドル帯の64bit対応CPUと、MediaTek製の一部のCPUが加わりました。
そして、ミリシタのリストになんで日本未発売の変なスマホがあるんだ…というのは置いておいて。
そう、過去にもXiaomi MiPadとかいう文字が出てきたミリシタちゃんなので、多少の変な端末は大丈夫です。
でもこの「PPTV KING 7s」はLeTVのX520とかに似たエッセンスを感じるスマホだったりします。もちろん日本語なんて入ってません!
Vulkan対応がカギか?
そう。64bit対応CPUでも動かない可能性がある機種が出てきたのです。
でも、これらには共通点がありました。それは
Vulkan API非対応
そう。搭載してるGPUがVulkan API非対応なのです。
ただ、507SHなどのVulkan API対応GPUを積んでいながらなぜダメなのか…と探ってみたら
507SHはなんと32bitモードでの動作でした。
つまり、64bit機ではありません。
MediaTek搭載機も共通してPower VRの旧式GPUを搭載しています。
そのため、Vulkan非対応となっています。
Android版ミリシタのVer. 2.0.600以降の動作要件は
64bitかつVulkan対応GPU搭載機
となるとみて良いでしょう。
じゃあ、どんなのが対象外になるの?
それではどんなのが対象外になるのか少し書き出してみました。
Qualcomm
Snapdragon 400/410
Snapdragon S4Pro
Snapdragon 600
Snapdragon 615/617※
Snapdragon 800/801
Snapdragon 805?
※64bitモードであれば動作可能
? 32bitだがVulkanは対応
SAMSUNG
Exynos 5410
Exynos 5420/5422
Exynos 5433※
※64bitだが、基本的に32bitモードでの動作
Huawei(HiSilicon)
Kirin 920/925
MediaTek
MT6795(Helio X10)
MT8176
※基本的にGPUにPowerVRを採用してるものが動かないと思われる。ARM MaliのものはT720世代以降であれば動作します。
Nvidia
Tegra K1 32bit※
※32bitだが、Vulkanは対応
ぱっとお目にかかれるところでこんな所でしょう。
32bitモードで動いてるのは最初期の64bit機か、極端に少ないメモリの64bit機です。
特にメモリが2GB以下だと、64bit SoCでも32bitモードで動いてる可能性が高いです。
まぁ、そんな所でAndroid機を使ってる方はちょっと気にかけてもらえると幸いです。
それでは