どうも
今回はiPhone 12 Proを使ってみて改めて思ったことを書いてみようと思います。
ファーストインプレッションはこちらから
ちなみに筆者はiPhone 11Proからの乗り換えとなりますので、比較対象はこちらになります。
良かったところ
電池持ちが良くなった
iPhone 11 Proも比較的電池持ちは良い端末でありましたが、iPhone 12 Proは体感的にさらに伸びたように感じます。
これはiPhone 11 Proを1年使ってきたのでその分バッテリーがヘタってる可能性もあるのでなんとも言えませんが、iPhone 12Proではかなり良い具合になっています。
iPhone 12 ProはiPhone 11 Proよりバッテリー容量が少ない割には頑張ってるなと思います。
発熱が少なくなった
性能向上を果たしているのはもちろん、iPhone 11 Proで同じものをさせるよりも発熱が減ったなと感じます。
これはApple A14が5nmプロセス製造になったからなのかどうかは分かりかねませんが、発熱の減少に関わりはあると思います。
結果として前述のようにバッテリー持ちが良いように感じるのだと思います。
まじかiPhone 12 Pro
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年10月23日
CPU性能だけならバケモノかな pic.twitter.com/3EgcRgOfv9
それにしてもこれでCPU周りだけならiPad Pro向けのApple A12Zとほぼ並ぶ訳ですから、A14は化け物です。
重たいゲームもサクサク動くハイエンド機です。
カメラはより魅力的になった
iPhone 11シリーズよりも「色」が映えるカメラになりました。
どちらかと言うとGalaxyシリーズに近いトレンドを抑えたものになってます。
なので以前のモデルよりは好みが分かれるかと思います。
また、広角カメラでも夜景モードが使えるようになったので撮影の幅は広がります。
表に出ない変化といえば、デジタルズームの画質がiPhone 11世代より向上しています。
等倍
5倍
10倍
ディテールの甘さはありますが、実用できないレベルではなくなっています。
ズーム性能はiPhone 12 Pro Maxもある程度は期待できそうです。
北陸道 親不知IC
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年10月31日
場所の関係上Aランプを無理やり高架下にぶち込んだ結果、首都高もびっくりのカーブがきついインターになってる pic.twitter.com/jciLHRMhdG
動画撮影も手ぶれ補正がしっかり効いてくれて使いやすいものに進化しています。
車載くらいなら問題なしですね。
5Gは早くていい
実際に試してみましたが、iPhoneでも5Gが使えるのは大きな進化とも言えますね。
いや〜5Gは快適で気持ちいい!!! pic.twitter.com/HF7Gg2HdzD
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年10月31日
実測400Mbpsくらい出てました。早い!
ハードウェアとしては5Gには完全対応してないので惜しいのですが、このiPhoneが5Gの整備や大衆への普及を押し進めるきっかけにはなることでしょう。
むしろそこに期待してる感じです。
あとはWi-Fi6 いわゆるIEEE802.11axでテザリングが可能です。
5G通信時は威力を発揮することでしょう。
とここまで使ってきて良かったところを書いてみましたが、惜しい所や買い替える必要まで行かないのでは?という点も見えてきたのでまとめてみます。
惜しいところ
LiDERは活用できるコンテンツが少ない
せっかくのLiDERも活用出来るのはカメラのポートレートモードや3Dスキャンアプリくらいで、本格活用できる環境が整っているとは言えません。
LiDER使えないなら今はiPhone 12でもいいのでは?と言うのがある意味本音です。
5G対応でもミリ波には非対応
昨今の端末のハイエンドラインはミリ波と呼ばれるより高速で通信できる電波にも対応しています。
Galaxy Note 20 Ultraやarrows 5Gなどがそうですね。
ところがこのiPhoneはミリ波に対応してるのは北米版のみで、こちらは日本のミリ波は使用することができません。
そのため、将来的にミリ波がメインになった時は通信速度などで不利になることとなりますし、翌年のiPhoneがほぼこの辺りを網羅してくることも考えれば「5G目的で買うにはまだ早い」と思わせられますね。
ちなみにiPhone 12Proでは5G通信をすると電池消費が速くなることが分かりました。
さすがにQualcommのX55モデムを外付けしてるだけありますので、これは仕方ないところがあります。
また、今作より3G回線固定ができなくなりました。
4G、3Gの包括で固定となるみたいで、エリアによって都度切り替るみたいです。
(キャリアや通信プランによって変わるかもしれないので要検証)
そのため山の僻地など電波のバタツキを起こすようなところでは、3G固定で通信できる従来機の方が安定して通信できるというものになっています。
登山などをされる方には従来機の方が繋がる可能性が高いので、そちらのほうが役立つ場面が多いかと思います。
手になじまない
iPhone Xから始まったあのサイズは、筐体フレームがラウンドしてたこともあってかなり手に馴染むものでした。
ところがこのiPhone 12シリーズはiPhone 5世代のように角が立っており、ある程度の大きさになるとエッジが「手に刺さる」ような感覚になります。
小型のiPhone 12 miniならそんなことはないと思うのですが、こちらに関して気になる方は店頭のモック等を持ってみて検討されてみてはどうでしょうか。
画面リフレッシュレートが60Hz止まりで惜しい
これはほかの端末に慣れたのもあってか余計に感じますね。
トレンドが90Hzなどの高フレームレートに行く中、同等クラスの値段で非対応というのは惜しいなという印象があります。
もちろん、非対応なので過度の発熱もなければ電池消費も少ないと考えることも出来るので一長一短と言えます。
指紋認証が無い
これはこのご時世だから余計に言われる感はありますね。
かねてより予防の意味でもマスクを着用することの多い日本ではiPhone Xリリースの頃から言われてたものなので、Face IDのマスク装着時に使えない問題は正直なところ今更感はあります。
認証するためにはマスクを外さねばいけない、かと言っていちいちパスコード入力するのは面倒。
そんな時に指紋認証は非常に便利なのです。
Android機を使ってて実感します。
マスク着用しても使える利点はありますが、眼鏡やコンタクトを使用していると認証精度が落ちることや、認証装置が大型化することもあって採用例はかなり少なくなっています。
(ちなみにフェイスシールドを使う場合はほぼ認証できません)
これに関しては、画面内指紋認証がほぼ不可能な液晶画面のiPhoneは全画面ではないiPhone SEしかラインナップに残らなくなりました。
そのため、次世代機は画面内指紋認証を備えていてもおかしくはないかなと思います。
使うには5Gプランがほぼ必須になる
昨年より家電量販店でもSIMフリーのiPhoneが買えるようになったので、購入はしやすくなりました。
ただ、キャリアで買う場合はほぼ確実に5Gプランに乗換えることが必須となります。
そのため、従来より値段が上がるなんて声も聞いています。
今のところキャリアの5G契約は「容量無制限」か「従量タイプ」のふたつになっています。
容量無制限はざっくり月7500〜8000円前後。従量タイプでも料金設定がシビアになっており、こちらと今まで通りの維持費で維持できるかは疑問が残ります。
それが嫌なら端末だけ量販店で購入して、SIMカードは従来通りのものを使用するのが1番良いと思います。
また、auさんのみ4G契約のSIMをiPhone 12シリーズに入れると弾かれて使えません。
この場合、SIMカードの交換が必要になるのですが…まぁ、持ち込みで行ったらほぼ確実に契約も変わりますよね。
最後に
このiPhone 12 Proは基本性能を含めて着実に向上しており、年々最高を更新し続けるiPhoneは素晴らしいです。
iOSでもこの14ではウィジェット機能が使えるようになってたりと、従来に比べて遥かにカスタマイズ性の高いものになっています。
今回iPhone 12 Proを1週間使ってみましたが、とりあえずなんでもこなせる端末だなと感じました。
1年間しっかり戦ってもらう電子決済用端末として使っていけそうです。
もちろんトータルで見ても順当にスペックアップを果たしてます。
スマートフォンに関しては
欲しいと思った時が買い時
だと私は思っています。
個人的には他にも書いていきたいことはありますが、賛否が別れそうなのが多かったので今回は割愛しています。
Magsafe辺りとか、付属品周りとかはどうとでも捉えられますので。
個人的にはiPhoneは「なんでも出来ちゃう優等生」というイメージで、iOSというクセはありますが、使っててつまらない端末というのは否定できません。
そのため、「これ1台で全てをこなしたい」と言う用途なら今年のデバイスの中では最高の1台だと私は思います。
初iPhoneにiPhone SEを買ってみて気に入ったら12 Proに乗り換えるなんて言うのもありだと思います。
そのiPhoneに何か物足りないものがあれば、それぞれの機能や個性に特化したAndroid端末も検討に入れれば良いと思います。
それでは