今回はLenovoのChrome bookを買ってみました。ideaPad Duetです。
- Lenovo ideaPad Duetのスペックを説明
- そもそもChromebookってなに
- ideaPad duetに使われるChrome OSの強みとは
- キーボードも付属してコスパ最強Chromebook ideaPad duetの中身に迫る
- ideaPad duetの実際の動作について
Lenovo ideaPad Duetのスペックを説明
この端末はAndroid ではなく、Chrome OSを積んだ2in1タイプのPCです。スペックはこんなところです。
SoC:MediaTek Helio P60
メモリ:4GB
ストレージ:128GB
画面:10.1インチ 1920×1200
OS:Chrome OS
カラーはブルーとグレーのツートンカラーが印象的な1台
Windows PCとはまた違うセットアップUIになってます。
そもそもChromebookってなに
Chromebookは「Chrome OSを積んだPC」になります。近年では企業向けや学習向けの安価なマシンとしても注目が集まり、日本でも学校向けの情報教育用端末として採用されています。特徴としてはGoogle Chrome上のChromeアプリがメインとなり、そこにアップロードされた多種多様なアプリが実行できます。
基本的にクラウド上にアプリやユーザーデータを保管するOSとなるため、端末の性能を抑えることができる利点があります。
また、ネイティブでのAndroid向けアプリの動作にも対応しており、Google Playから既存のAndroid機のように使えるのも魅力。2in1機の場合はタブレット端末のように使う事ができます。
近年ではセキュア環境下でも仮想環境にてLinuxを動作させるCrocstiniにも対応。Chrome OS上にてAndroid Studioを起動させてアプリのビルドも可能だったりと開発環境としても使える一面を持っていたりします。
ideaPad duetに使われるChrome OSの強みとは
やはり従来のWindowsに比べて「クラウド上での作業に特化している」点にあります。そのため、コンシューマー向けのタブレット端末よりは「業務や学習といった用途を絞った端末」や、クラウド上での動作が前提となるのでシンクライアントに近い側面があります。
そのため、アプリもビジネス、教育向けのものが多くあります。Officeの代替となるドキュメント、スプレッドシート、スライドもあり、これらは全てクラウド上にて常時同期された状態で作業できます。その上で複数人で同時に作業することもできます。
Excelなどを使っていて「オマエ○○のファイル開いたままだろ!こっちで開けないぞ」なんて言ったり、言われたりした経験のある方もいるだろう。そのようなことは解消されるといえるが、反面ルールを決めたりしないと「メモで書いてたデータが上書きされた」や「間違ってデータを消したので操作したら、他の方の入力したデータまで消えていた」なんていうトラブルもあるとか。この辺りは一長一短と言えるだろうか。
デバイスを選ばない利点もあるため、スマホとパソコン、Chrome bookで編集しようが常にデータは最新である点もよいです。
基本的にChrome OSは一部を除いてローカル(自分のパソコンにて)作業をする設計になっていないため、セキュリティ面でも強いと言われてます。
キーボードも付属してコスパ最強Chromebook ideaPad duetの中身に迫る
約3万円程度の価格ながら完成度は高く、見た目も10インチタブレットそのものだ。この値段ながら物理接点のキーボードカバーとスタンド付きの背面カバーが付属しており、購入してスグ使えるのが魅力だろう。
3万円台でキックスタンドと日本語キーボード(これ重要)が付いてるのは特徴的と言える。
スペックは8コアのARMプロセッサのを搭載とある。調べてみると中身はMediaTek Helio P60というものであり、一昨年くらいに発売されたミドル帯スマホなどに使用されていたものである。そう言われると微妙に思うかもしれないが、一昔前のAtomプロセッサより遥かにパワフルです。
GeekBenchなどで見ると数値的に近いのはIntel Core i3 5005UやCore i5 4200Uと言った第4~5世代のノートパソコン向け省電力Core プロセッサに近い性能となっています。
そう言われればなんか使える気がしませんか?
実際に似たようなスペックでGPD micro PCも持ってますが、こちらに入ってるCeleron N4100もスペック的にはさほどかわりません。教育機関向けのChromeBookではこの辺りのチップセットが良く使われるので、あくまで参考程度に思っておくと良いでしょう。
メモリは4GBと少々心もとない気もしますが、OSがARM版Chrome OSなこともあってか比較的快適です。ストレージは64/128GBとChrome OS機としては大容量です。
これは全てがクラウド上にあって、実質的なシンクライアント端末だった初期のものに比べて、Androidアプリが動くことによるAndroidタブレット端末としての用途や、Linuxアプリを動作させることも念頭に置いたものになっているなと感じます。
実際、現在の最新スマホだと第8世代のノート向けCore i5くらいのCPU性能、GTX750ti並みのグラフィック性能があるわけで。そりゃWindows10なんて余裕で動かせますし、下手したら7~8年前のゲーミングノートPCよりもパワフルです。
ideaPad duetの実際の動作について
Chrome OSということもあってか普通に動かす分には何の問題もなく動作します。デスクトップ版に近いUIながらも動作の重さは感じられず、フルブラウザでタブ表示できるのは魅力と言えます。ブログやサイトの更新、Youtube視聴などのコンテンツ消費くらいなら、このくらいのスペックでも問題なくできると言ったところでしょう。
さすがに近年のAndroid端末向けに作られているリッチコンテンツは厳しく、元々のGPU性能も非力なこともあってかデレステのような3Dゲームはかなり厳しい印象でした。
一応こういう使い方もできるといえばできます。
キーボードを外せばAndroidタブレット端末とさほど変わらない操作感で使用できるのも魅力です。今後はこのようなタブUIの使えて、Androidタブレット端末としても使える端末がハイエンドタブレット端末として多く出てきてくれれば嬉しいものです。
最後に。初めてのChromebookにもおすすめなideaPad duet
Chrome OSが発表されてから大体8年。昨今では教育機関や企業でも採用が増えたこと。特に日本ではGIGAスクール構想における「1人1台の端末」にてマシンとしてお子様が使うなんて点から耳にする機会も増えたと思います。
さて、このideaPad duetですがARM版のChromebookの中では比較的パワフルな構成ながら、タブレットとしても使える2in1方式な上にキーボード、キックスタンドが付属するものになっています。
価格も今なら3万円台と、iPadなどと比較してもトータルコストはかなりお安くできるのは魅力かなと思います。正直、この手の端末のキーボードやキックスタンドを揃えると追加で1万円くらいのコストがかかることも多いので、全て付属してくるのは非常にポイントが高いです。
ハイエンドのAndroidタブレットと比較したら性能は控えめですが、そこはChrome OSというプラットフォームがある程度カバーしてるのかというところです。Windowsマシンとは違うクセこそありますが、ウェブブラウジングや動画視聴のメインの普段使いなら全く問題なく使えるのも大きいです。
ゲームコンテンツならAndroidアプリもある程度動くので、コンテンツの少なさはある程度保管出来るのも後発ながらの考えだなと感じます。そのため以下のような人にオススメです
・安くタブレット端末が欲しい方
・キーボード付きで安い端末が欲しい方
・お試しでChromebookを使ってみたい方
それでは