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【レビュー】日本でも発売して欲しい「Galaxy tab S7 Plus」はペンの気持ちよさとマルチタスクに特化したハイエンドAndroidタブレットだ

どうも今回は

 

Galaxyのタブレットをお借りしたので、そのレビューとなります。

 

 



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Galaxy tab S7 Plusです

 

メーカー表記では「Galaxy tab S7+」となってますが、このブログでは便宜上Galaxy tab S7 Plus「Galaxy tab S7 プラス」と表記いたします。

 

 

Galaxy tab S7シリーズとは?

 

サムスンがリリースしたGalaxy tabシリーズのフラッグシップモデルです。

 

今作は画面の大きさの異なるGalaxy tab S7とS7 Plusの展開となっており、前者が液晶パネル、後者がAMOLEDとなっています。

 

今回はフォロワー様よりGalaxy tab S7 Plusをお借りしております。

 


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本体はアルミ筐体となっており、Galaxy bookシリーズのような高級感があります。


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カメラは2眼構成。


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本体スピーカーはAKGチューニングとなっております。


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画面はAMOLEDで色鮮やかなのが特徴。

120Hzの高フレームレートにも対応している。

 

Galaxy tab S7 Plusのスペックとか

 

ざっくり書くとこんなところです

 

SoC:Qualcomm Snapdragon 865+

メモリ:6/8GB

ストレージ:128/256/512GB

 

画面:12.4インチ sAMOLED 2K+解像度

 

上位モデルに5G対応モデルがある

 

 

今や希少なハイエンドAndroidタブレットであるGalaxy tab S7シリーズ

 

ハイエンドタブレットと言えばiPadと言われるくらいの市場となった今日において、数少ないハイエンドAndroidタブレットとして君臨するのがGalaxy tab Sシリーズです。

 

特にSnapdragon 800番台を積むタブレットは現状ではGalaxy tab Sシリーズしかここ数年は出ておらず、まさに独壇場とも言えるものでした。

 

 

クアッドスピーカーの音の良さとペン動作が気持ちいいGalaxy tab S7シリーズ

 

クアッドスピーカーとスライタスペン対応。

120Hzのリフレッシュレートのパネルで勘づいた方はさすがです。

 

この構成はApple iPad Proと同様のものになっています。

 

実際このクラスの画面サイズでここまで画面がヌルヌル動くと気持ちが良いものです。

 

スピーカーはAKGチューニングとなっており、迫力のサウンドを楽しむことができます。


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スライタスペンの書き心地はさすがと言ったところで、ペンタブレット代わりに使うことも可能なレベルだ。

 

他のメーカーと違い、スライタスペンが付属する点も嬉しい点と言える。

 


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スライタスペンは本体背面にマグネットで固定可能。

ここで充電出来るが、単体使用では邪魔になる点もしばしば。


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そのような場合は、純正のキックスタンドならペン収容部も覆ってくれるのでオススメだ。

 

ペンの取り出しも考慮された構造になってるので容易に取り出すことができます。

 

スマホを大画面にしたものとは違う!マルチタスクに特化したGalaxy tab S7シリーズ

 

 

今までのAndroidタブレットの多くは「スマホをそのまま大画面にした」というものでした。

 

そのため、スマホ向けに作られてるアプリを大画面で動かすので上手くスケーリングされてなかったり、使いにくくなることが多々ありました。

 

サムスンでは早くからスマホやタブレットのマルチウィンドウ化を実装しており、このtab S7ではスマホなどに搭載されたデスクトップモードである「SAMSUNG DeX」を単体にて動かせるくらいにまで進化しました。

 


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SAMSUNG DeXはスマホのアプリをPCウィンドウのようにして複数動かすことができるもの。

 

Galaxy Note 8にて初実装され、そこから常にブラッシュアップされ続けてきました。

 

 

この単体DeXはAndroidタブレットにおける革命みたいなもので、スマホの巨大版だったAndroidタブレットが「仕事でも使えるツール」に変わる瞬間であったと言えます。

 


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今回は純正のキックスタンドとキーボードもお借りしました。


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キーボードにはタッチパッドを備えており、操作感覚は完全にWindowsのようなPCと同じような感覚になります。

 

どちらかと言うとChromebookに近いと言えるでしょうか。

 

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キーボードはファンクションキーも割り当てられており、完全なPCに近い操作も可能。

DeXキーなんかも備えてるの点も、この機種専用のキーボードと言うだけあるだろう。

 

また、基本的にAndroid機のPCモードはアプリがフルアクティブにならないものとなってるが、Galaxyの場合はMultistarというものを導入すると、Windows PCなどと同じく複数のアプリをフォアグラウンドで扱うことができる。

 

この機能のためにGalaxyを選ぶユーザーもいるくらいだ。


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このように大画面を生かしたマルチタスクがGalaxy tab S7シリーズでは可能である。

 

 

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対するiPad Proは大画面であるが、iPad OSではSplit View以外にマルチタスクを使う方法がなく、せっかくの大画面を生かしきれない環境になっています。

 

個人的にゲームやクリエイティブデバイス以外でiPad Proが使えないのはここにあったりします。

あんなに性能高いのに、マルチタスクはたいして使えずほとんどシングルタスクという。

 

ある意味Macbookとの住み分けができてる感じですが、シングルタスクメインでメモリ8/16GBも必要か?となりますね。

 

 

Galaxyのスマホと連携して使えるGalaxy tab S7シリーズ

 

実はこちらのタブレットはGalaxyのスマートフォンの通知や着信を遠隔でも確認できるようになっています。

 

基本的にはAppleがiPadで積んでるのと同じようなものですが、Androidタブレットでも使えるというわけです。

 

そのほかのシェア機能なども充実しており、まさにGalaxyスマートフォンとGalaxy tab Sシリーズは組み合わせて真価を発揮するものです。

 

Galaxyのスマホってどんなの?って方はこちらを見て貰えると嬉しいです。

 

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一応、ハイエンドからエントリーまで。フォルダブルスマホを含めて使ってきたので、魅力についてはそこそこ分かってるつもり?です。

 

 

イヤホンジャックは無いが、USBハブを付ければある程度は解決する

 


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Galaxy tab S7シリーズ唯一の弱点がイヤホンジャックが無いこと。

 

こんなところまでiPadの真似なんてしなくてもいいのに…と思った方は数しれず。

 

ただ、USBの出力がそこそこあるのかハブもしっかり認識し、そこからイヤホンを繋ぎながら充電すると言ったことは可能だった。

 

 

iPad ProとGalaxy tab S7シリーズ。どっちを選べばいいの?

 

現状、Galaxy tab S7シリーズは日本では正規展開されておらず、輸入するのが購入手段となっています。

 

そのため、サポート周りに不安が残るものにはなりますが、近年では個人輸入代行業者の方も増え、1年保証を付けてくれたりと以前より購入のハードルは低くなりつつあります。

 

AndroidとiOSとそもそも中身が違うので単純比較はできませんが

 

クリエイティブなことをするならiPad Pro

 

・ワークツールとして使うならGalaxy tab S7

 

なのかなと思ってます。

 

iPadはそのハードウェア向けに最適化されたアプリがあり、プロユースのクリエイティブ需要にも耐えうるものになってます。

 

一方Galaxy tabのいるAndroidタブレットは、アプリの多くはスマホと供用であり、画面分割ができない頃はその大画面を持て余すようなものが多かったのです。

 

結果として、恩恵を受けたのは動画視聴に限られ、スペックも要らないことから近年ではAmazon Fireタブレットのような安価なものが中心となりました。

 

そんな中、Galaxy tabシリーズでは早くからポップアップウィンドウなどを独自サポートして、大画面を効率よく使える端末に仕上げていきました。

 

アプリが合わなくて余白を持て余すならスマホのサイズで、ブラウザやSNSに写真ギャラリーといった複数のアプリを表示出来ればいいじゃん!という方向性ですね。

 

その現時点の完成系ともいえるのがGalaxy tab S7シリーズです。

 

そのため、環境の違いで選ぶのはもちろんのこと

 

マルチタスクでPCのように使いたいのか、タブレットツールとして使いたいかでこのふたつは選べばいいのかなと思ってます。

 

 

最後に、日本でも売って欲しいタブレット端末だった

 

日本では発売されることのなかったGalaxy tab S7シリーズ

 

ハイエンドモバイル向けタブレット端末はiPadが1強とは言えど、使ってる環境などから母艦ともなるようなハイエンドAndroidタブレット端末というのは需要があるように思います。

 

現状日本でも出てるのはHuawei MatePad Proくらいとなっており、こちらはGoogleが使えない関係でGalaxy tabを輸入する以上に使いこなすハードルが高いです。

 

そのため、Galaxy tab S7シリーズが割って入る余地ってかなりあると思うんですよね。

 

特にGalaxy tab S7はSAMSUNG DeXを初めとしたウィンドウUIが使えるのが大きな利点。

 

マイクロソフトのOfficeも対応しており、こちらはキーボードとの組み合わせでPCのように使うこともできます。

 

実際に使ってみて「もの凄くいいな」と思う反面「日本で販売されなかったことがあまりに惜しい端末」となりました。

 

個人的に購入は比較的安価に買えるAmazon.comか、メーカー正規保証のつけられるまめこmobileさんでの購入がオススメです。

 

前者はアカウントさえ作れば、簡単に日本まで発送してくれます。

 

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後者は日本語で確実にやり取りができ、メーカーの正規保証を取りつけることができるので長く使いたい方におすすめです。

 

純正キーボードやカバーと言ったアクセサリーはもちろん、保護フィルムあたりも手配してくれますのでフルセットで揃えたい方はまめこmobileさんで買われると良いでしょう。

 

※今回お借りしてるGalaxy tab S7 Plusもまめこmobileさんにて購入されたものだそうです。

 

 

さて、1度は衰退したハイエンドAndroidタブレットですが、Android OSがデスクトップUIをサポートしたこと、ARMプロセッサーの性能が大きく上がったことから、再びハイエンドタブレットに注目が集まりつつある状態です。

 

最近ではXiaomiのMiPadのリークも入っており、またこの市場が盛り返してくれると嬉しいところだなと思ってます。

 

 

 

それでは