どうも
近頃話題の案件をまとめてみました
スマホライターを中心とした発信力のあるアカウントが凍結される
先週頃からTwitter上で携帯電話等の情報をつぶやくアカウントがいくつか凍結されたという形になっている。
【お知らせ】中の人のTwitterアカウント(@tokumewi)が凍結しました。Twitterへ異議申し立てを出しておきます。 pic.twitter.com/J4V2Zwatkd
— Creator Clip@本垢凍結中 (@creatorclip) 2021年12月21日
路地オモテ店も… pic.twitter.com/2hlbrHCGsP
— イオシス アキバ路地裏店 (@iosys_rojiura) 2021年12月27日
先週のとくめいさんから始まり、中古買取店のイオシスさんの公式アカウントなども凍結されてしまっているのが確認できる。
その流れは今秋になってもとどまるところを知らず、携帯電話等の情報を発信するメディアのすまほん!!さんのアカウントには「凍結させたくなければ金銭要求」という旨のダイレクトメッセージが届いたようです。
※該当ツイートは現在非公開
他にも何名か上記のようなメッセージや凍結となったユーザーがおり、筆者としてもターゲットにされてる可能性があると思うと不安になるばかりだ。
私自身不正な操作を検知した旨の通知が届き、危うくTwitterのアカウントの乗っ取りにでもあうところでした。
危ないなぁ
今のところから見える背景とは
被害にあった方のアカウントを見てみると
携帯電話に関わる情報を発信している
自前の発信媒体(ブログ、サイト等)、ECサイトやメルカリショップ等を保有している。
フォロワー数が比較的多い(1000人以上)
というパターンが多いようだ。あとは潜在的に見えてこないアカウントもあると思われるので、一定の範囲にターゲットを絞ってのものと思われる。
ただ、著名なIT系ライターやジャーナリスト、評論家。大手メディア系の編集者さんなどには手を触れずあくまで個人媒体を持つ面々が狙われているのが疑問に思う点だ。
合間見る凍結ビジネスとは
この背景には「凍結ビジネス」とも言えるものが絡んでいると言える。
いわゆる「凍結屋」とも言えるようなアカウントが存在し、こちらに金銭を支払って凍結させられたユーザーも多いという。
一部ユーザーいわく「この凍結屋に15,000円くらい払うことで特定のアカウントを凍結させることができる」という。
フォロワー数や認証済みの有無で値段も変わるそうだが、なんとも物騒な世の中である。
すまほん‼さんへのDMなどで見られたこの脅迫はまさにその例ともいえる。
凍結屋の手口としては複数の認証済みアカウントを使う(いわゆる公式アカウントとも言える)もので、対象アカウントに対してスパム報告するものと考えられる。
Twitterのスパム報告には「偽造品の宣伝、販売」といった項目もあり、主にこの項目でやられてしまった人が多いという。
実際、メディアを持ってるので機械的に見ればそう見えると思われる。
それよりも個人的には、一個人のアカウントを停止させるのがよくわからないのも現状だ。
既に10件以上の凍結例があり、凍結ビジネスが絡むならそれ相応の金銭を支払っているはずだ。複数人でやってるにしても単なる嫌がらせにしては度が過ぎると感じます。
ライバルを削ってスマホ絡みのビジネスを敢行したいのなら行動にも筋が通るが、イオシスさんのように企業の公式アカウントを止めるのはあまりにリスキー。
威力業務妨害で訴訟沙汰になれば100%負けるし、信頼も失墜する。
ライバルを出し抜いて得た利益よりも、損することの方が確実とも言える。
個人アカウントでも実質的にライター業で生計を立てる個人事業主もいる。
訴えを起こされたら確実に負けるでしょうし。示談になったとしてもフォロワー数が数千人クラスのアカウントをもとの規模に戻すのは相当の労力と言える。
間違いなく不利益を被るだろう。
我々の場合はTwitterを個人の愚痴をつぶやくと同時に、自身が書いたりした情報を発信する場所でもある。長年やっていれば信用だって積み重なっている。
その場所を潰すというのは収益面でもマイナスになることから当然威力業務妨害となる。もちろん懲役刑も課される犯罪だ。
大手メディアの編集者やライター、フリーのジャーナリストではなく、あくまで個人ブロガーを中心に狙ってるのはある意味弱いものいじめの延長のように見ても取れます。
個人がメインで示談金はたかだか数十万。心理的負荷をかけてやるのが目的としたら相当タチの悪い連中ですね。ほんと。
これらを防ぐには
まずはTwitterの二段階認証は必須と言えるだろう。
公式アカウントや店舗アカウントではどうしても複数人でログインする関係もあっておざなりになることもあるが、確実に行った方が良いだろう。
アカウントに鍵をかけるのもある程度は有効だろうとは思われるが、スパムでやられる場合は鍵の有無など関係なくやられるだろう。
例:炎上したアカウントがアカウント消去する前に凍結されてしまう
万一かかってしまった場合は「異議申し立て」をしなければならなくなる。
確実な証拠(実行アカウントによる投稿、脅迫DMなどの証拠)があれば処理も早いとされるが、年末年始の絡むこの時期に迅速な対応は期待できないと言えるだろう。
正直、Twitter側もスパム報告での凍結はほとんど機械的な処理と推測される。
特に認証済みアカウントからの報告は影響力のある個人、もしくは団体、地方自治体の長などの要件を兼ねていることから、並みのユーザーの報告とは段違いの効力を持つとされる。
意のままに悪用されればこれほどまでに面倒なことは無い。
また、この辺りはアカウント乗っ取りビジネスやフォロワービジネスも絡んでくると思われる。
認証済みアカウントを作るのは面倒なので、他人の認証済みアカウントを乗っ取る。
(前ユーザーによる投稿も実質的に止まる。異議申し立てで消されるまではバンバンと凍結ビジネスで使用するものと推測される。)
上記によって不正に入手したアカウントを使って行う。
(実際、そのようなアカウントが不正売買されている)
認証済みアカウントを作る過程で恐らく必要となる捨てアカウントによるフォロワー稼ぎなど。
(たまに見かけるフォロワー+3000 ○○円てきなやつ。数だけは盛れる上に複数いれば一夜にして認証済みアカウントの要件を満たせる場合もある。)
こんなのがビジネスとして横行するのを運営側も黙って見てるとは思えないが、VPNで接続先を偽装されたり、Macアドレスを偽装されたりしてれば対応も難しいとは思われる。
正直、自分の身は自分で守るしかないのだろう。いい勉強になった次第だ。
Engadgetさんでも記事になってる次第だ。
大きな問題として注目されるのも時間の問題と言える。
当アカウントとしては、一時的に鍵アカウントでの運用となります。
一応、スペースを行うときは外すことになるかと思います。
また、元々の発信用に使用していたアカウントをガジェット向けにも使用していく形となりそうです。
また、タイミングによってはブログ媒体埋め込みのTwitterの投稿がうまく反映されない可能性があります。ご了承ください。
年の瀬に物騒な話題が来ますなと。無事にこのアカウントが2021年を越せることを願って
それでは
*1:発信力なら並みの個人メディアよりはるかにこちらの方々が上のように思うが