はやぽんログ!

ガジェット好きなアイマスPがミリシタの事とかスマホの事とか書いてます。

はやぽんログ!

【ミリシタ】【動作検証】グラビアスタジオ機能の背景写真合成とAR対応から見える「AR対応機種とサポート終了環境」

 どうもこんにちは。さて、しれっとミリシタのグラビアスタジオに新機能の「背景合成」が追加されていたので、今日はこれについて書いてみることにする。検証が終わってまた検証。忙しい限りで嬉しい。

 

www.hayaponlog.site

 

 

念願のミリシタで「アイドルと旅先で写真が撮れる」機能が追加!

 

 

 本日の0時よりしれっと追加されたグラビアスタジオの新機能。3Dキャラクターのアイドルとリアルな背景を合成するもので、デレステのフォトスタジオ機能に近いものだ。ミリシタでは一昨年のグラビアスタジオの実装以降、多くのプロデューサーさんが待ち続けたアップデートと言える。

 現時点ではアイドルの合成となるが、精度としては必要十分なところにきている。基本的には端末ハードウェアのカメラ0に当たるレンズ(概ね標準レンズ)が使用され、こちらに写した背景をグラビアスタジオの背景として利用できるものだ。今後はAR機能へのアップデートも予告されていることから、より精度の高い表現が可能になるはずだ。

f:id:hayaponlog:20220617030546p:image

現時点でも綺麗に撮影することが可能だ

 

AR機能に対応できるスマートフォンを考えてみる。

 

 これでも筆者はこのコンテンツのおかげで200台以上のスマートフォンを買ってきたアホである。そこで、ミリシタではこのタイミングでAR機能の実装に踏み切ったのか、何が必要になってくるのかを考えていこう。

 

 告知にもある通りで、ミリシタのARは「一部機種のみ対応」という形になっている。そのため、すべてのスマートフォンやタブレットで楽しめる訳ではないのだ。もちろん、現時点のような方式のものであれば、非対応の端末でも引き続き楽しむことができるだろう。

f:id:hayaponlog:20220617063901j:image

しれっと書かれたこの数行のために筆者は徹夜になった

 

 iPhoneに関してはほぼ間違いなくiPhone 8以降と考えるべきだ。これはARkit 2に対応するiPhoneがこれ以降のものとなるからだ。これより前の機種では、iOSのサポートも長くないため妥当と言える。

 高精度なところではARkit 5に準拠したインスタントARあたりをベースに実装してくると面白いが、こちらはLiDARスキャナーが必須となるため、対応機種はiPad Pro(2020/2021)、iPhone 12 Pro/13 Proシリーズとかなり限られる。現時点では端末の普及度から考えてもまだ早い機能ではあるが、今後を見据えてとなれば一部機能のみ実装という形もあり得るはずだ。

 もっとも、下記のARCoreベースで作られているのであればその限りではないが、それでもすべて機能を使うにはiPhone 8以降が必須である。

 

  Android環境では、手っ取り早く考えればGoogle AR Coreに準拠したものになる。この場合は、最低ラインはSnapdragon 835以降の端末が濃厚となる。一方で、この世代以降の端末が全てAR Coreに対応している訳ではなく、廉価機種や、中国向けの機種では対応していないことがある。


f:id:hayaponlog:20220617024705j:image

Huawei Mate 40 Proなど、機種によっては様々な事情でGoogle AR Coreに準拠したサービスを利用できないことがある

 

 実際のところ、AR Core自体は2017年ごろ発売のハイエンド機種でも対応しているが、ミリシタがAR Coreの「Depth API」に何らかの機能を依存している場合はかなり機種が限られてくる印象だ。

 

 Depth APIに依存する場合は、メーカーによって異なるが、Snapdragon 865世代(2020年発売)以降のハイエンド機種であれば概ね対応していることが多い。Google AR Coreの公式サイトのデータでは、アクティブの8割強のスマートフォンが対応しているとのことだ。同サイトには動作端末のリストが公表されているので、こちらをチェックしてもらうのが早いだろう。

developers.google.com

 

 筆者的にはグラビアスタジオのAR対応はもっと早くできたのだろうと考えていたが、市場に出ているスマートフォンの大半がAR Core対応になること。加えて、ユーザーが持つスマートフォンの大半が対応機種であること。このタイミングを狙っての対応と考えるべきだろう。

 

 正直、AR CoreだのARkitだのというワードを並べたところで、一般のプロデューサーさんにはチンプンカンプンな話となる。対応状況を調べようにも、プロセッサの型番を調べる以上の手間がかかる上に、店頭でもこの類のものを確実に説明できるスタッフはかなり限られる。このような面倒事にならないタイミングになるまで、機能を強化して今日まで暖めていたと考えるべきだ。


f:id:hayaponlog:20220617024759j:image

近年ではミドルやエントリーと言われる機種でも、AR Coreに対応しているものが増えてきている。ミドル帯とも言われるBALMUDA PhoneではDepth APIにも対応している

 

 

新たな端末のサポート終了が見えてくるAR対応アップデート

 

 過去にもミリシタは大型のアップデートが入るたびに、なんらかの環境をサポート終了にしてきた。今回考えられるのはiPhone 7以前の機種のサポート終了、及びAndroid 6.0未満の完全サポート終了だ。

 

 前者においてはまず、iOS16へのアップデートが行われない点が挙げられる。加えてAR機能が使えない可能性が高いなど、経過措置を加味してもそう遠くないうちにサポート終了となるはずだ。iPad OSについては、古い機種でもサポートはされているが、ミリシタでは機能制限となる部分も今後現れてくると考える。

 

 後者においては、そもそもGoogle AR Coreの最低要件がAndroid 7.0が必須となるからだ。既にミリシタは32bit版のサポートをほぼ終了しており、これにより古い端末は生かされているに近い状態だ。こちらはiOS環境よりも確実にサポート終了となる可能性が高い。


f:id:hayaponlog:20220617025034j:image

アイマス10周年スマホとして華々しく発売されたARROWS NX F-04G。こちらはAndroid 6.0でアップデートが終わっているため、アイマス17周年を迎える年にそろそろ寿命を迎えるような形だ

 

 もちろん、ミリシタがグラビアスタジオで使用するAPIなどが独自のものだったり、機種依存度の少ない手法のものを使う場合は上記の限りではない。スマートフォンの複眼カメラを利用して深度情報を検出するようなタイプの場合、ハードウェア的に単眼カメラのスマホでは利用できない形となる可能性もある。この辺りは正式に実装でもされないと分からない。

 

 

最後に

 

 筆者としては「39人ライブの次はAR撮影」と言っていた投稿から、地味に2年が経って実装されたと考えると不思議な気持ちになる。あの当時はAR Core対応機が少しずつ増えてはいたものの、最先端のDepth APIに対応したものは最新ハイエンドに限られていた。

 

 

www.hayaponlog.site

 

 実は、ミリシタがARに対応するのは今回が初めてではない。リアルイベント時や、特定のCD発売後の期間限定で、ARマーカーを使用してのスペシャルコンテンツが提供されていた。この時点でiPhone 6よりも古い機種ではこの機能は動作しなかったため、今思い返せばARkitやGoogle AR Coreに準拠した仕様ではなかったかと考えられる。この機能が初めて実装されたイベントは、ミリシタ1周年イベント時に、秋葉原で行われたリアルイベントでのものだった。

 

 グラビアスタジオ自体は昨年のアップデートで実装された機能だが、リリースのタイミングでAR機能の投入は確かに対応非対応が分かりにくく、ユーザーにとって混乱の原因になりかねないものだったと考える。実装から1年経って、プロデューサーさんからの声が多くあったことに加え、利用者の端末もアップデートされていったことが推測される。タイミングとしては、5周年の秋葉原でのコラボイベントにて存分に使ってほしいところだろう。

これを見ると6月だなど感じるものだ

 

 グラビアスタジオとしての機能は筆者としても嬉しいところだが、個人的にこの部分を改善して欲しいところはいくつかある。ひとつは撮影した写真を、自動的に本体ストレージに保存してほしいこと。もうひとつは衣装で「私服」を利用できるようにしてほしいところだ。

 前者は筆者が複数のスマホを使う関係でその方が便利というだけの野暮用だが、後者はより日常のアイドルと触れ合えるという面でも実装を強く希望したい。アイドルに私服のモデルがあるのは、ミリシタがデレステと差別化されているポイントでもある。アイドルと海や街にお出かけする際に、ステージ衣装で出かける例はそうないだろう。

 

 ちなみに、現状のグラビアスタジオのカメラ合成では、端末によってオートフォーカスがうまく作動しない環境がいくつかみられた。この辺りは追って検証していきたい。

 一方で単眼のカメラでかつ、レンズを可変する機構を別で実装できる機種については背景のズームや絞り調節が可能だ。具体的にはYONGNUO YN450やMoto ModsのHassellbrad ture Zoomなどを利用すれば可能だが、こんな情報は日本に住むプロデューサーさんの何人に役立つのだろうか。


f:id:hayaponlog:20220617025145j:image

やはりグラビア「スタジオ」とあるので、ミリシタの動くカメラで楽しむべき機能なのだろうか。トップの画像はこの環境で撮影したものになる

 

 みなさんも、これを機に端末課金を考えてみるのもいかがだろうか。課金は惜しまない、端末は裏切りません。