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【ミリシタ】【推奨端末】5周年イベントをまえに動作検証と推奨端末をまとめてみた

 どもーこんにちは。スマホを買っていたら、あっという間にいつものミリシタの動作検証まとめ時期となってしまった。今回はミリシタの5周年に際して最新端末の動作状況など、1年分の成果としてあげさせていただく。

この記事はじっくり読むと15分くらいかかります。

 

ミリシタの1年を振り返る


 さて、ミリシタの1年を振り返ると画面分割表現のあるMVが増えた点は印象的だ。昨年から現れたアイドルの分割表示となるMVでは、描画の関係で動作が重たくなることを確認した。最も高負荷な4分割ではDIAMOND JOKERや真夏のダイヤ☆、クレイジークレイジーが当てはまる。


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直近では3分割表示のVOY@GERをはじめ、2分割表示のMVも増えてきている。これらは同等構成のMVより高負荷となるのでスペックが求められる

 グラビアスタジオモードの機能拡充も面白いものだ。いわゆるG4Uモードとも言えるこの機能。撮影できる背景が増え、2人での撮影もできるようになるなど、機能が少しずつ増えてきている。そろそろAR機能が欲しいところだ。

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担当アイドルや推しペアの組み合わせで撮影すると楽しい

 

端末面での1年を振り返る


 今年は世界的な先端半導体不足、コロナ禍による物流停滞、ウクライナ情勢、為替レートによって端末の値段が跳ね上がった1年だった。

 ハイエンド端末は、引き続き高付加価値な路線に進んだため、端末の値段は昨年に比べても各メーカー値上げとなっている。加えて、半導体不足によるコスト増、物流停滞による発売日の遅延、円安による為替レートの関係で昨年より本体コストが上がる点は確実と言える。

 昨年は日本でも15万円台だったGalaxy S21 UltraとXperia 1IIIだが、後継のGalaxy S22 UltraとXperia 1IVではそれぞれ17万円、19万円と値上げしている。キャリアの売り方の問題もあるが、お財布事情には優しく無いと言える。


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Xperia 1IVは高性能だが、値段も高価になった

 

 次世代機である折りたたみスマホ(フォルダブル端末)の普及が進んだ点も印象的だ。日本においては、ドコモでもGalaxyの折りたたみ端末を扱ったことが大きな変化と言える。日本市場ではGalaxyの折りたたみがメインだが、世界的にはOPPOやVIVO、Honorでも折りたたみ端末が発売され、プレミアムラインを彩っている。
 まだまだ技術の確立も難しいところで、各社少数生産なことからも端末価格はとても高い。Galaxy Z Flip3を除いて1000ドルを切った設定ものはない。

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折りたたみ端末の普及もまだ時間がかかりそうだ

 

現在の筆者の検証環境

 

 筆者の手持ちデータでは記事執筆時点で過去分も含めて198機種212台となる。気がついたらこのゲームのせいで5年で200台もスマホやタブレット端末、Android OSが動く何かを買っていたようだが、まだまだザコなので精進したいところだ。

 昨年の導入端末は45台前後となり、Snapdragon 8 Gen.1デバイスも3機種ほどデータが取れている。検証端末数は昨年とほぼ横ばいだ。ミリシタやるとスマホが増えたり減ったりするが、きっと気のせいだ。

 ミリシタのサービスインからだいたい47ヶ月が経過し、DiscordサーバーやTeregramや各種SNSの動作報告も含め、確認できたものは貸出機を含めて累計432機種450機以上となる。協力してくださる皆様にこの場を借りてお礼申し上げたい。

 基本的にSnapdragon 8 Gen.1の端末が今年のメインストリームとなり、現時点で国内販売された端末については概ねデータ収集はできた。加えて、香港方面からはDimensity 9000や8100搭載端末、ヨーロッパからはExynos 2200搭載のGalaxyでの動作報告もいただいている。できれば筆者の手で検証したいが、なかなかそこまで予算が回らない点は申し訳ない。

 

最新環境についての検証結果

 

Qualcomm Snapdragon 8 Gen.1

 

 主に2022年発売のハイエンド端末に搭載されるものだ。搭載機のリリースは平年より早くいもので、昨年12月には初号機のMotorola edge 30 Proが発売され、1月にXiaomi 12シリーズが続いた形だ。日本国内では4月末の時点でGalaxy S22シリーズ、オープンマーケットでnubia REDMAGIC 7シリーズが発売された。

 記事執筆時点で、Galaxy tab S8+とXperia 1IV、Motorola edge 30 Proが発売されたので、搭載機種自体は昨年の同時期よりも多い。6月末にはPOCO F4 GT(ほぼ濃厚)の発表に加え、翌月にはAQUOS R7も発売を控えている。ミリシタについては、現時点でも最適化はされていないので注意が必要となる。

 ハイエンドチップの速報値についてはまとめたが、前世代比比較で0.3〜0.6秒ほどの動作改善は見られた。端末課金の価値はあると思われるが、発熱が多いチップセットでもあることから、過度な期待は禁物と言える。ミリシタの周年イベントには間に合わないが、Snapdragon 8+ Gen.1というマイナーチェンジモデルも出てくることから、なんとも言えない立ち位置となる。

 

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Qualcomm Snapdragon 7 Gen.1


 こちらについてはSnapdragon 8+ Gen.1と共にに発表されたもので、Snapdragon 765や778の後継と呼べるチップセットだ。ミドル帯の中ではかなり高性能なものとなっているが、情報がかなり不足している。検証待ちの状態だ。


SAMSUNG Exynos 2200

 ヨーロッパのユーザーより提供していただいた情報によると、タイミング調整で難がある以外は問題なく動作するそうだ。入手難度が日本では高めなのでおすすめはしない。

MediaTek Dimensity 9000

 TSMC 4nmプロセス製造のDimensityの新型になる。Redmi K50やVIVO X80などに搭載例があるが、日本では現状発売されていない。Mali G710 GPUへの最適化が追いついてない関係で、体感的にはSnapdragon 888端末と変わらないという声を複数いただいている。

 一部ベンチマークではSnapdragon 8 Gen.1を超えるなど性能は高いが、ミリシタでは現状最適化はされてないため、性能を生かしきれないのが惜しい。



今ミリシタやるならどんな機種がいいの?



簡潔にまとめるとこんなところとなる。

iOS環境

Apple M1

iPad Pro(2021)

iPad Air 5th Gen.

 

Apple A15

iPhone 13シリーズ

iPhone SE 3rd Gen.

iPad mini 6th Gen.


Apple A14
iPhone 12シリーズ
iPad Air 4th Gen.

Apple A13
iPhone 11シリーズ
iPhone SE 2nd Gen.

iPad 9th Gen.

Apple A12X/A12Z
iPad Pro(2020)
iPad Pro(2018)


 とりあえずApple端末はこんなところになる。選定理由としては、Apple M1やA15世代は基本的に性能と最適化の面バケモノだ。3月に発売のiPhone SE 第3世代もA15搭載となるので、端末課金候補にはもってこいな1台だ。

 

 現在、画面分割などのMVを快適に動かす点でもApple A13は欲しいところ。iPhone XSやiPad mini 5th Gen.に搭載されたApple A12では高負荷時に動作に引っかかりが見られることもあり、今回は推奨から外させていただいた。

 画質を落としたり、キャッシュクリアなどすることで十分に遊ぶことは可能だが、さすがに4年落ちという現実を突きつけられている。

  2018年発売のiPad Proはいまだに強力な1台だ。プロセッサスペックでも文句はなく、iPad OSもまだサポートされる関係であと数年は使っていけるような印象だ。USB Type-Cなので各種周辺機器を接続しやすい点も魅力と言える。

 iPhone 8などのApple A11世代では、画面分割表現では明らかに動作が重いと感じた。画質の調整は必須と言え、発熱などもかなり気になる。5年落ちでiOS16のサポート下限な世代なので分からなくもない。

 それより前のiPhone 7などのA10世代では下記のようなMVであればさほど問題は無いが、13人ライブや画面分割表示はかなり厳しい。iOSのサポート終了と合わせてこれを気に買い替えを推奨したい。

 

 

Android環境


Qualcomm Snapdragon

Snapdragon 8 Gen.1世代(最適化待ち)
Snapdragon 888
Snapdragon 865(Snapdragon 870)
Snapdragon 855(Snapdragon 860)

SAMSUNG Exynos(最適化は微妙なところ)

Exynos 2200(最適化は絶望的)
Exynos 2100
Exynos 990

Huawei HiSilicon(最適化は絶望的)
Kirin 9000


MediaTek(最適化は微妙なところ)
Dimensity 9000

Dimensity 8100
Dimensity 1000シリーズ

 

Google Tensor(最適化は微妙なところ)

 Android端末においても、とりあえず新しいハイエンドモデルを買うことに越したことはない。 

 Snapdragon 8 Gen.1は今年発売のハイエンド機種に搭載されている。使ってみた限りでは極度の発熱は感じないが、じんわり暖かくなる感覚がある。

 基本的にメモリは8GB以上のモデルが多く、LPDDR5規格のメモリとUFS3.1規格のストレージを採用したモデルが概ね標準だ。UFS3.0/3.1といった高規格なストレージ採用はロード時間に直結するため、もし導入される場合はこの部分を注視しておきましょう。

 


 Snapdragon 888は2021年発売のハイエンド機種に搭載されている。機種によっては発熱を感じるものもあるため、購入される場合は発熱対策がされているゲーミング製品などをチョイスすると確実だ。また、この世代でも多くの機種でもUFS3.0規格のストレージが採用されているので、コスト面でこちらを選ぶのも悪い選択肢ではない。


 Snapdragon 865はそのさらに前の2020年発売のハイエンド機種に搭載されている。上記に比べると発熱は少ないが、さすがに2年落ちとなりGPU性能などは劣るところがある。ミリシタの39人ライブを高画質モード、難易度MMでプレイするにはこのくらいの性能が最低ラインだ。

 また、Snapdragon 870はリネームされた商品で、基本的にはSnapdragon 865+に相当するものだ。


 Exynos 2200/2100/990はそれぞれGalaxy S22/S21/S20世代のものとなる。いずれも欧州版か韓国版での搭載となるため、日本ではあまりお目にかかれない。もちろん最適化もされていない。

 Exynos 2200はヨーロッパ向けのみの展開となる。これは世界初のAMD RNDA2アーキテクチャを採用したGPUを搭載するモバイルプロセッサであるが、ミリシタにおいては最適化が全く追いついていない。旧来のExynos系はARM Mali GPU系のGPUの対応に時間がかかる印象があるが、昨年発表のGoogle Tensorの存在もあって希望は見える形だ。

 

 HiSilicon Kirin 9000に関してはファーウェイのMate 40シリーズ、P50 Proなどに搭載されるものだ。最適化以前に国内で搭載端末が販売されていないものとなる。

 Mali G78系のGPUなので、最適化されたとしてもタッチパネルの感度の甘さは解消されないだろう。ミリシタは動くが、全機種Googleサービス非搭載のため最適化は絶望的だ。


 MediaTek Dimensity 9000に関しては現時点では最適化はされていない。Mali G710系への最適化が進めば、Snapdragon 8 Gen.1搭載機に近い動作感も期待できる。

 Dimensity 1000系(日本ではXiaomi 11Tの1200 Ultraが該当)も動作としては比較的快適な部類となり、最適化は9000や8100よりもこちらが優位だ。ご存知かと思われるが、Dimensity 1000系のGPUはMali G77 MC9となるので、G構成的にはExynos 990やKirin 990にも近いところがある。

 

 Google Tensorは中身的にはExynos系チップセットに近いこともあってか、比較的まともに動く。

 一方でMali G78GPUへの最適化はあまりされているとは言えない状態に加え、最新のOSにミリシタがそもそも追いつけないことが考えられる。

 


ミドル帯のスマートフォンはどのくらい性能があれば良いの?

 

 ここに来てボリュームゾーンと呼ばれる5万円以下のミドル帯の端末が増えている形だ。もちろん、ミリシタをガチでやるならハイエンド一択…と言いたいところではあるが、懐事情などで端末コストを抑えたい声もある。

 筆者的には、現時点のミリシタがある程度遊べる最低ラインはSnapdragon 845と感じる。

・ミリシタの高画質モードで難易度MMのリズムゲームが可能である。

・39モード 高画質モードにてコマ落ちなくMV観賞が可能である。

 

 選定理由は上記の通りだ。加えて、近年では画面分割表現のある楽曲では引っかかるような挙動が見られることから、個人的にも最低ラインはSnapdragon 845クラスがないと厳しいところ。以下はミリシタをそこそこ動かせるミドル帯スペックだ。

 

Qualcomm Snapdragon

Snapdragon 7 Gen.1(最適化待ち)
Snapdragon 780
Snapdragon 778

Snapdragon 765G(機種によっては厳しい)


MediaTek 

Dimensity 8100


 実際のところはこのくらいとなる。昨年の日本ではSnapdragon 765系を積んだミドル帯スマホはOPPO Reno 5Aなどが存在感見せつけたと感じた。一方で、このクラスのスマホではスペック不足は否めず、画面分割表現時は明らかにフレームレートが落ちることが確認できる。

 

 Snapdragon 780に関しては比較的動作は快適だった。難点は世界的に見てもXiaomi Mi11 lite 5Gのみの搭載となるため、ハードウェア側の最適化は絶望的と言える。加えて、初期はタップタイミングが全く合わず、アップデートで動作が改善された点も大きい。

 

 Snapdragon 778も国内で搭載端末がいくつか発売されたが、最適化の面でもSnapdragon 855クラスの端末の方が優位だったりする場面もあるため、必ずしも狙い目と言える選択肢でもない。

 Dimensity 8100については香港方面より報告をいくつか頂いたが、やはり最適化がネックとなるようだ。安価で高性能な端末が多いため、日本でも出てくれると嬉しいところだ。


2022年版とりあえず筆者のオススメな推奨機

 


iPhone 13シリーズ

文句はありません。現状最強レベルの1台だ。

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iPhone SE(第3世代)

 

Apple A15搭載で税抜き5万円台〜というコスパの良さが光る。デレステの高画質モードはハードウェア的に無理だが、ミリシタなら問題なく動作する

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iPhone 12シリーズ


キャリアの投げ売りもあってお得に新品が買えてしまう。Apple A14搭載で性能的には問題にならない端末となる。お手ごろな課金手段としてもオススメだ。

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ソニーXperia 1IV

最適化はまだ終わってないが、現時点では快適にプレイできる。また、USB出力で大画面に映し出せるたり、プレイしてる様子を単独で配信可能なことも踏まえると魅力的な機種だ。

 

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ASUS ROG Phone 5シリーズ

現状のAndroidスマホでもトップレベルだ。144Hz OLEDに純正空冷ファンを備えるもので、最上位はメモリ18GBを採用。ゲーミングスマホとは現状最強の一角に変わりなく、しかも日本でちゃんと正規販売されている点は大きい。

 

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iPad Pro(2021)

Apple M1搭載でとにかく快適だ。タップ感度も良いので、これ以上の言葉が見当たらない。

Galaxy tab S8+/tab S8 Ultra

Androidタブレットならこいつしか選択肢がない。念願の日本発売も決まり、嬉しい限りだ。

 

 

ミリシタの4周年イベントからまもなく1年


 4周年イベントではブーストの緩和、リフレッシュタイムの増加もあって端末的の性能差によるブースト時の獲得ポイントはほぼ無くなった。
 過去の投稿からみても、周年イベントではロード時間の短縮効果を気にされる方が多い。過去のデータから算出するに最新モデルのロード時間短縮効果は以下のようになる。

 

1世代前からで平均4〜6%(実測で0.3〜0.5秒)

2世代前からで平均8〜10%(実測で0.8〜1.3秒)

3世代前からで平均12〜15%(実測で1.6〜2.0秒)

 

 正直なところ誤差とも言えるラインだが、こちらは1回あたりの平均値となる。1回のロードで1秒短縮できると考えれば、イベントが長期化すればするほど効果は大きい。ちりも積もれば山となり…といった状態だ。

 これはトップクラスのランカーであれば、1日あたりトータルで10分ほどの短縮効果があってもおかしくない。イベント楽曲で考えると3〜4曲分、お仕事で考えれば獲得アイテム数も大きく変わってくるため、最終的には実に数万ポイントの差になる。端末課金の極意とも言える部分だ。


最後に


 ミリシタが快適に動くスマートフォンを探して、変な端末を探したりしていたら、5年という月日が経っていた。今思えば、ミリシタ発表当時の最高スペックiPhoneがiPhone 7だったのだが、こちらも今年でiOSのメジャーアップデートが終了することになった。月日の流れとはあっという間と思わせてくれる。

 


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秋葉原のatreにキービジュアルがコラボで掲載されると、6月末だなぁと感じる。ミリシタは6月下旬の季語



 この記事が、数名のプロデューサーの方に役立ったのであれば嬉しい限りだ。ミリシタもまもなく5周年を迎え、メインコミュは110話まで、収録楽曲は250曲を超えた。今後も一層中身に磨きがかかったコンテンツとなっていくだろう。あの時言った765プロの未来は…ここにあるのかもしれません!

 

課金は惜しまない。端末は裏切らない

 

 いつものように残しておく。それでは、5周年イベント頑張りましょう。過去記事はここに置いておくので、お時間ある時にお読みください。

 

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