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HTCの新型スマートフォン「U23/U23 pro」発表!防水、SDカードにイヤホンジャックにも対応!日本発売も期待

 HTCは5月18日、新型スマートフォンとなる「HTC U23」と「HTC U23 pro」を発表した。前モデルのDesier 22 proに引き続き、"メタバース"の要素も大きく備えながら、基本性能リアカメラ、電池持ちの改良が図られている。

 

 

 

上位モデルは1億画素カメラを採用!強化されたカメラ性能がありがたい。
 

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HTC U23のリアカメラは、メインカメラに加え、超広角、深度の3眼構成となる。

 

 メインのカメラでは、6400万画素のものを採用し、基本性能を向上させた。これによって従来よりも、ズーム時の画質劣化や暗い場所でのノイズを抑えて撮影できる。800万画素の超広角カメラ、200万画素の深度カメラも備える。

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HTC U23 proのリアカメラは、メインカメラに加え、超広角、マクロ、深度の4眼構成となる。

 

 メインカメラは1億800万画素のものを採用し、基本性能を向上させた。これによって従来よりも、ズーム時の画質劣化や暗い場所でのノイズを抑えて撮影できる。このほか1300万画素の超広角カメラ、500万画素のマクロカメラ、200万画素の深度カメラも備える。

 

 また、HTC U23 proは光学式手ぶれ補正も搭載されており、手ブレを抑えた写真を撮影できる。動画撮影時は、電子式手ブレ補正も併用し、従来よりも手ブレを抑えて撮影ができるようになった。フロントカメラについては、共通して3200万画素のものが採用されている。

 

Snapdragon 7 Gen 1搭載で基本性能がアップ!イヤホンジャックにSDカードも利用可能

 

 搭載されるSoCはHTC U23/U23 pro共通して「Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 」を採用している。昨年発表のアッパーミドル向けSoCとなり、基本性能は底上げされている。この辺りは前作のU22 pro(Snapdragon 695G 5G)からは大きな進化となる。

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Snapdragon 7 Gen 1を採用。採用メーカーは多くないだけに珍しい。

 

 HTC U23ではメモリ8GB、ストレージが128GBとなる。上位モデルのU23 proでは8GBまたは12GB、ストレージは256GBとなる。どちらもSDカードによる容量の拡張も可能だ。

 

 ディスプレイはFHD+解像度、6.7インチOLEDディスプレイを採用。アスペクト比は20:9となり、120Hzのリフレッシュレートにも対応している。この仕様はU23/U23 proともに共通となる。

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また、共通してハイレゾ対応の3.5mmイヤホンジャック、LDAC等のハイレゾ対応のBluetoothオーディオもサポートしている。

 

 

メタバースへの最適化はもちろん、防水にも対応

 

 HTC U23シリーズは同社のメタバースプラットフォームである「VIVERSE」への最適化も行われている。U22 proよりも基本性能が向上しているため、VIVE Flowなどの連携もよりスムーズとなることだ。

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VIVERSEへもしっかり最適化される

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前作同様にVIVE Flowへの最適化も行われている

 

 HTC U23 では4600mAhのバッテリーを搭載している。30Wの有線充電に対応し、15Wの無接点充電にも対応だ。リバースチャージにも対応する。この仕様も両機種で共通となっている。

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「元気いっぱい」のキャッチコピーでバッテリーについては触れられている

 

 

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このほか、共通してIP67等級の防水にも対応している。

 


 本体カラーはU23で水漾藍(青系)と羅蘭紫(紫系)の2色が展開され、U23 proではブラウンとホワイトの2色が展開される。

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U23のカラーはポップなものだ

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U23 proは比較的落ち着いたカラーリングだ。

 

基本性能も向上!前作に合わせて 日本での展開にも期待したい

 

 HTC U23シリーズはSoCやカメラ性能などが全体的に性能が底上げされ、普段の利用でも安心して利用できる機種となっている。特にSnapdragon 7 Gen 1を採用したことで、同社では2018年発売の「U12+」を上回るスペックとなった。やっと胸を張れるところまできた。こうなると、前回のDesire 22 pro同様に日本発売にも期待したくなる。

 Desire 22 proは日本向けにFeliCa対応を行うなど、魅力的な商品にはなっていた。ただ、発売時期の関係や基本スペックや価格で他社製品と差をつけきれず、イマイチ存在感を示すことはできなかった。

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日本では限定カラーも販売されていた

 

 ただ、今回はソニーのXperia 10 VがSnapdragon 695G 5Gを続投させるなど、ミッドレンジは基本的なスペックの停滞も見られる。価格次第ではHTC U23が日本市場でも存在感を示せる可能性はあると考えられる。

 

 そんなHTC U23シリーズの価格、発売日はについては、U23 proのみ台湾向けのものが公表されている。

 

 台湾向けのU23 proは5月中の発売で、価格は16990台湾ドル(約7万6000円)からの価格設定となる。早期予約特典として、HTCのワイヤレスイヤホンや純正ガラスフィルムをプレゼントするキャンペーンも行われている。

 

 それでも、イヤホンジャックにSDカード対応という日本ユーザーが求める機能もしっかり備えたある意味では堅実な商品だ。よくよく考えたら、Snapdragon 7 Gen 1クラスのアッパーミドルでもSDカードスロットを備える機種はかなり少なく、そのような意味でも希少な端末だ。スペックでもある程度差別化できることから、日本での展開も期待したい。