海外のいくつかのメディアから、ソニーの新型スマートフォンである「Xperia 5 V」のプロモーションムービーがリークされたことがわかった。
名称は「Xperia 5 V」となりそうだ
デザインは一新された。女性の手でも持てるコンパクトな筐体と背面のデュアルカメラが印象的なものとなる
カメラ部にはZeiss T*の文字も確認できる。デザインについてもXperia 1 Vに共通する意匠だ。
恐らく、メインカメラはXperia 1 Vと同様の2層トランジスタ積層型画素を採用した4800万画素の有効画素を持つイメージセンサーが採用されると考えられる。
このため、Xperia 5 IVで採用された60mm相当の望遠カメラの範囲もある程度カバーできることから、廃止に踏み切ったと考えることができる。
画面についても今まで通り6.1インチ、21:9アスペクト比のものになると考えられる。もちろん、本体にはイヤホンジャックも備える。
動画では3色展開のようだ
正直なところ、この映像についてはほぼ間違いなく公式の映像がなんらかの形でリークされたものと考えられる。映像を確認した印象では、Xperia 5シリーズは「Xperia 1シリーズの機能をコンパクトに収めた製品」というものから「カジュアルに音楽や動画を楽しみたいユーザー向けの製品」に変わりつつあることを感じた。
この傾向自体は昨年のXperia 5 IVでうっすらと感じ取れたが、今作は完全にこの方向に振り切れたと言える。これについては、支持の強い日本市場の変化なども考えられそうだ。
日本市場では依然として6.2インチの画面を持つiPhone 13/14が人気だ。Xperiaについても売筋ラインはXperia 5シリーズであるものの、プロフェッショナル要素を強めに押し出していたことから、"とっつきにくさ"があったことも事実だ。
これに加えてオープンマーケットではASUS Zenfoneが「防水、おサイフ、イヤホンジャック載せのコンパクト」というポジションを確立しつつある。シャープも今年はAQUOS R8というライバルを展開するとしている。
そのようなライバルの存在もあって、カジュアル路線へ大きく印象を変えたXperia 5シリーズ。この方向性転換には市場の変化も少なからず影響しているはずだ。
「新しいXperia、新しいワタシ。」とも捉えられそうなキャッチコピーだ。正式発表を待ちたい。