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【レビュー】まるでカメラ!Xiaomi 13 Ultraの純正カメラグリップキットを試す!

 カメラ性能に特化したスマートフォンも多く登場した中 Xiaomi のフラグシップである。 Xiaomi 13 Ultra 用には専用のカメラグリップが用意されている。今回このカメラグリップを実際に入手することができたので、使ってみた感想も含めてレビューしてみよう。

 

Xiaomi 13 Ultra用の純正カメラグリップをチェック

 

 Xiaomi 13 Ultraのカメラグリップキットは、専用のカメラグリップに加え、それを取り付けるためのケース、67mm口径のフィルターを取り付けられるアダプターがとセットとなっている。

 元々がライカとコラボレーションしたXiaomiのカメラ特化スマホの最上位モデルということもあり、このようなアクセサリーが用意されることは納得だ

 

 このカメラグリップ自体の価格は999元(約1万8000円)であったが、あまりの人気だったため発売当初はかなり入手困難なものだった。

 筆者も発売当初に深圳にのXiaomi公式ストア、香港の先達廣場等を探し回ってみたが、どこの店舗にも在庫はなかった。香港でも大人気で「仮に入ってきたとしても1600香港ドル(約2万8000円)だよ」と告げられるレベルの転売相場となっており、発売当初は品薄で定価買うことすらかなり難しい商品だった。

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Xiaomi 13 Ultraの発売時は深圳でも入手困難だった

 

 筆者はたまたま香港で中古の商品を見つけて入手した。使用感も少なく、価格は380香港ドル(約7000円)とまあ手に取ってもいいと思える価格であった。

 

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カメラキットはかなり豪華な箱に入っている

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カメラキットの中身はグリップケース、フィルターを取り付けるアダプター、ストラップとなる

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カメラグリップと本体は Bluetooth にて通信する仕様だ。シャッターボタン長押しで電源が入ると、このような画面が出て接続できる。

 

 さて、 Xiaomi 13 Ultraにカメラグリップを装着し、シャッターボタンを長押しすると、即カメラアプリが起動するようになっている。この際、発表会でも触れたファストショットモードで起動し、サクサクと撮影できるようになっている。

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ズーム操作もカメラのボタンにあるレバーで行うことができる。操作している感覚はまさにデジタルカメラさながらだ。

 

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また、67mm径のフィルターを取り付けられる点も嬉しいポイントだ。このクラスのスマートフォンとなれば、よりカメラに近い利用を想定している方も少なくない。NDフィルターやクロスフィルターなどで表現の幅を広げつつ、スマートフォンとしての利便性を大きく損なうことなく利用できる部分はプラスだ。

 

 これについてはシャープの AQUOS R8シリーズでもサードパーティーからフィルターを取り付けられるケースがAQUOS の純正に近い形で発売されている。その一方で、使い勝手やデザイン面では一歩を取る形となっている。それだけ Xiaomiの製品がスマートフォンでの撮影体験にかなり力を入れていることがわかる。

 

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AQUOS R8シリーズにもフィルターを付けられるオプションがある

 

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ファストショットモードで撮影するという体験が非常に楽しくカメラ機能を損なわせない。唯一の無二のスマートフォンだと感じた

 

Xiaomi 13 Ultraを買ったらマストバイなアイテム。撮影体験はカメラさながらに進化

 

 今回のXiaomi 13 Ultraの存在は「カメラ」として振り切った存在となり、スマートフォンの中でもかなり異質な存在だ。同様の機構としては過去にNokiaのLumia 1020が挙げられるが、それに近い感覚だと思ってもらって良いはずだ。

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Xiaomi 13 Ultraの感覚はLumia 1020にかなり近い

 

 筆者としては本来このような分野を得意とするのはソニーのXperiaだと思っているところがあるが、正直撮影体験といった面でもXiaomiにかなり引けを取ってしまっている。

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Xperiaもシャッターボタンを備えるハードウェアだが、カメラグリップの存在には引けを取る

 

 今回、 Xiaomi 13 Ultraのカメラグリップを実際に使用してみて、カメラ性能の高い同機種の魅力をさらに引き立てるものとなっていた。ホールド感の向上はもちろん、撮影の幅も広がる純正オプションなだけあって、Xiaomi 13 Ultraを持っている方は間違いなく手に入れていただきたいアイテムだと感じた。

 

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