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OPPO Reno10 Pro 5Gはソフトバンク版でも物理デュアルSIMに対応!今なら一括4980円の投げ売り販売中

 ソフトバンクにて「のりかえ一括4980円」という破格販売されているOPPO Reno10 Pro 5G。10月6日に発売となり筆者も購入してきたが、この機種はソフトバンクで販売される「キャリア版」でも2枚のSIMカードを利用できる「物理デュアルSIM運用」が可能なことはご存知だろうか。

 

 OPPO Reno10 Pro 5Gのソフトバンク版となるA302OPのメーカー仕様では「nanoSIM+eSIM」によるデュアルSIMとなっている。この手の仕様は近年のキャリアモデルではよく見かけるもので、OPPOに限らずXperiaやAQUOS、Galaxyでも対応するようになった。また、iPhoneやPixelの日本向け仕様もこの構成となっている。それでも物理SIMカードの仕様となっているものは筆者も初めて確認できた。

 

 実機の方で確認してみると、SIMトレーはSIMカードが2枚利用できる設計となっている。キャリアモデルでは、この2枚目の部分が削られていたり、仮に存在しても利用できないようになっていることが大半だ。

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OPPO Reno10 Pro 5Gはソフトバンク版でも2枚のSIMが利用できるようになっており、SIM2の表記が見える

 

 実際に2枚のSIMカード入れてみたところ、本体側でもあっさり認識。DSDVの運用も可能であった。アクセスポイント(APN)についても各社MVNOのものが多く保存されており、他社のSIMを利用しても面倒な設定も必要としなかった。この辺りはオープンマーケット版同様に利用できるものとなっていた。

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SIMカードはあっさりと認識した

 

 もちろん、メーカー仕様表通りeSIMにも対応しており、こちらも問題なく利用できる形となっている。物理SIMが2枚入っている場合はどちらかを選んで利用する必要がある。

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キャリアモデルながら物理デュアルSIMモデルとなったソフトバンクのOPPO Reno10 Pro 5G。もちろんeSIMにも対応だ

 

 

 思い返してみても、キャリアで販売されたスマートフォンかつ、キャリア型番の振られたもので物理デュアルSIMに対応したものは筆者の記憶では出てこない。

 一般にドコモau、ソフトバンクといった通信キャリアの型番が入る機種に関しては、全て物理シングルSIMだ。近年ではスマートフォンの利用期間の長期化や、のりかえ促進という総務省の方向性からキャリア版でもeSIMによるデュアルSIMに対応する機種が増えてきている。

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ソフトバンク版には「A302OP」という型番が割り振られている

 

 また、過去にはオープンマーケット版に極めて近い仕様をキャリアに持ち込み、独自の型番が用意されなかった機種もある。有名な例はソフトバンク版のHuawei Mate 20 Proやモトローラ razr 5Gといった機種になるが、前者はシングルSIM仕様が採用され、後者はeSIMがソフトウェアで無効化された仕様となっていた。

 

 ここまで徹底してデュアルSIM仕様が廃されていた背景がある中、昨今の自由化やeSIMの推進によって今までなかった「物理デュアルSIMのキャリアモデル」という珍しい機種が生まれたのだ。

 

 一般にキャリア版は各種機能がオミットされ、投げ売り施策等で廉価に入手できることも多い。今回のOPPO Reno10 Pro 5Gでは、物理デュアルSIMが利用できるオープンマーケット版にかなり近い存在となっている。

 正直、こんな豪華仕様をキャリアの投げ売りに叩き込んでしまうと、オープンマーケット版の売れ行きがかなり厳しくなるのではないかと考えてしまう。

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端末のみでも2万7000円で買える。市場を見渡してもここまで豪華なものをこの価格で購入することはなかなかできない

 

 ソフトバンク版については、家電量販店にて「のりかえ一括4980円」という初手から投げ売り状態からであり、とてもお得に物理デュアルSIM、DSDV対応端末が購入できることに変わりは無い。興味がある方はぜひ家電量販店をチェックしてみて欲しい。

 

 

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