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iPhone 15 Proを5ヶ月使って実感!軽量化とUSB-Cが快適すぎて戻れない

 今年もりんご狩りの季節が終わりました。筆者も毎度の恒例行事ではありますが、今年はiPhone 15 Proに乗り換えた。ここまで概ね5か月ほど利用してきたので、メリットとデメリットをまとめていこう。

 

本体はチタンフレームで大きく軽量化。マナーモードスライダーはボタンへ。これだけでも購入価値がある

 

 iPhone 15 Proシリーズの大きな変化はチタンフレームを採用したことによる軽量化だ。筆者が利用しているiPhone 15 Proも前モデルから19g軽量となった187gだ。
 筆者としても非常に大きな進化だと感じており、もう前モデルには戻れない要素となっている。スマートフォンの世界において約20gの軽量化は数字以上に実感できるもので、今となってはiPhone 14 Proが「ずっしり」とくる重さだ。

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本体はチタンフレームとなって軽量化。懸念された傷などもあまり見られない

 

 軽量化の一環か、本体側面のマナーモードスライダーは「アクションボタン」というボタンに変わった。ボタン操作でマナーモードの切り替えができる点はもちろん、アプリの起動やショートカットの起動にも割り当てできるなど、自由度も向上した。

 

 また、従来のスイッチはほこりが詰まったり、スイッチそのものが欠けたりして物理的に故障することもあった。そのような事象はボタンとしたことで、解消しつつある形だ。


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アクションボタンは大きな変化だ

 

カメラ性能は向上!普段使いにはちょうどいい画角のiPhone 15 Pro
 

 今回のiPhone 15 Proに関して、iPhone 14 Pro同様に背面のカメラの主張が大きいものになる。基本的なスペックの変更も少なく、4800万画素の1/1.3型クラスのイメージセンサーが採用されている。光学式の手ぶれ補正はセンサーシフト型の機構が採用されており、静止画撮影はもちろん、動画撮影時にも大いに働いてくれる。

 

 カメラ性能の向上としてはApple A17 ProによるISP性能の向上、ニューラルエンジンの進化が大きい。ポートレートモードはペットに対応するなどの高度なソフトウェア処理も可能にするなど、基本性能の底上げよりは「体験の底上げ」といった表現が適切だろう。

 

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何枚か撮影してみた。基本的にフォトグラフスタイル:標準、設定はオートで撮影している。以前に比べると基本性能が向上したため、写真のクオリティ自体は向上している。特に2倍望遠がキレイに撮れるのはありがたい。

 

 iPhone 15 Proでは4800万画素のカメラとなっているが、基本的に1200万画素での出力となる。これはピクセルビニング処理が行われているためであり、暗いところでは隣接4つの画素を1つの画素として使用することで、より多くの光を取り込むことでノイズを抑えて撮影できる。
 

 あまり触れられてはいないが今回のiPhone ではズームの処理が非常にキレイになっており、デジタルの10倍望遠でも以前より画質が向上している。Galaxy S24 Ultraと言った機種には劣るが、Xperia 1Vより綺麗に撮れる場面も多い印象だ。

 

 今回はテトラプリズムを採用した光学5倍望遠のiPhone 15 Pro Maxに注目が行きがちだが、光学倍率的にいきなり5倍に飛んでしまうこともあり、3倍望遠などの「よく利用する倍率」での使いにくさが目立った印象だ。

 

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ポートレートモードも見事だ。ライティングが悪い場面でも綺麗に撮影できる(撮影:東京ゲームショウ2023)

 

iPhoneも待望のUSB-C端子化。使ってみると思った以上に便利

 

 iPhone 15シリーズの大きなトピックスとして、充電端子が従来のLightning端子からAndroidスマートフォンでも一般的なUSB-Cに変更となっている。主に欧州域の規制の関係で変更となったが、想定していた以上にこれは便利だった。

 iPhoneのためにLightning充電ケーブルを持ち歩く必要もなくなり、複数の機器と共用できるようになった。筆者としてはLightningケーブルが億劫すぎて、iPhoneについてはワイヤレス充電を主として利用していたくらいだ。


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iPhoneのUSB-C化は革命とも評価できる


 外出先でもiPhoneだけ異なるケーブルが必要という部分が解消されただけでも、精神的に楽になったと評価したい。これ以外にはiPadや各種Androidタブレットとケーブルが兼ねられることに加え、加熱式タバコともケーブルが兼ねられるから便利という声も見られた。


 USB-CになったことでSSDなどのストレージ、USB-DACなどの各種アクセサリも利用しやすくなった。外部への画面出力も変換アダプタなしで可能になるなど、配信はもちろんスマートグラス等でも利用しやすくなった。

 
最新のA17 Proチップで性能に文句はない


 今回はProシリーズでのみ採用となったApple A17 Proチップ。世界初の3nmプロセス製造となり、Appleとしても大きなターニングポイントとなった。ベンチマーク上の性能的にはCPUは10%、GPU性能は15~20%の向上となるが、それ以上にニューラルエンジンの進化などに大きなウェイトを占めている。

 また、GPUは6コアになってハードウェアレイトレーシング処理に対応。今後は当たり前になっていく画像処理にも対応することで、iPhone向けにも高品質なコンテンツが増えていくことが予想される。また、画面輝度、リフレッシュレートを一括制御するDisplay Engine、画像処理専用チップの性能向上と言った部分にフォーカスを当てた形と言える。


 実際ゲームはかなり快適に遊ぶことができ、原神も120Hzで遊ぶことのできる数少ないスマートフォンとして君臨する。性能が向上したため、3Dスキャンした際でもエンコードの時間が体感的に短くなった。

 
iPhone 14 Proからの買い替えはアリ。予想以上の満足度の高さにびっくり

 

 今回は5ヶ月利用しての感想を中心にまとめたが、端末の完成度としては相変わらず高いものだ。無個性だったiPhoneも世界的なトレンドの流れかカメラ性能を強化し、ハイエンドAndroid端末と比べても遜色ないところまで来た。

 

 意外にもiPhone 15 Proのサイズでカメラ性能を強化した製品はXiaomi 14くらいに留まるなど、数自体もそう多くない。近年のスマートフォンのトレンドをコンパクトながらもしっかりと抑えた「スタンダードな」1台なのだ。


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まさにスタンダードな1台だ

 

 そして、USB-C端子になったことでLightningというしがらみからも解放された点は大きな変化点であり、充電ケーブルの統一化やアクセサリの拡充という面では大きなプラス要素となる。

 乗り換えるか否かと言われた時は、iPhoneでUSB-C端子を求めるのであれば買い替える価値は大いにあると思う。特にiPadやMacを保有していたり、他のUSB-C端末を持っている場合は絶大な効果を感じられるはずだ。

 

 実際に乗り換えてみての感想は、「思った以上にライフスタイルが変化した」に尽きる。スマートフォンとしての進化は他社製品ほどではないが、ケーブル端子のしがらみから解放されるだけで「こうも変わるのか」と思ったほどだ。昨年の「印象的だったスマートフォン」で寄稿した記事でも首位で選定できるほどだ。


 本体の軽量化も地味に大きく、iPhone 14 Proシリーズのユーザーで重量に不満がある場合もいい選択肢になると感じた。コンパクトハイエンドスマートフォンの一角を担える高性能な点も忘れてはいけない。

 そんなiPhone 15 Proだが、筆者としては買いだった思えるスマートフォンだ。高い性能、iOSという独自性という魅力に加え、足かせだった充電端子がUSB-Cに なったことで、さらなる魅力を手に入れた。昨年、衝撃を受けたスマートフォンは多かったが、実際に使って「もう戻れない」と思わされたのはこの機種くらいだ。の魅力がある点は実際に使った筆者が保証しよう。