ソフトバンクは3月14日、同社が取り扱うソニー製のスマートフォンXperia 1 IV(A201SO)Xperia 5 IV(A204SO) Xperia 10 IV(A202SO)の3機種に Android 14のアップデートを配信した。ソフトバンクが提供するXperiaに2回以上のOSアップデートが提供されるのは、同社が2014年にXperia Z3を取り扱って以降初めてだ。
Xperia 1 IVをはじめとした2022年発売のスマートフォンに2回目のOSアップデートが提供される
ソフトバンクで販売されるXperiaでは、10年前に初取り扱いしたXperia Z3(401SO)からOSのメジャーアップデートが1回しか行われない慣例が昨年まで続いており、消費者が選ぶ上で「長く使えない」と各所で常々指摘されていた。同社はOSアップデート予定の機種を公表しないため、過去の傾向で評価するしかなかった。
特にハイエンドに比べてアップデートが消極的なミッドレンジのスマートフォンにおいて、ソニーのXperia 10シリーズが2回目のOSアップデートの対象になったことは非常に大きな意味を持つ。
ソフトバンクのXperiaはOSアップデートが少ない印象もあり、中古市場でも他キャリアに比べて安価になる傾向があった。これを受けて、消費者や中古市場での評価も変わってくるのではないかと考える。
今回アップデートされた機種はバンド制限も少なくなり、eSIMに対応するなど他社でも利用しやすくなっている。今回のソフトバンクにおける「Xperiaの2回目のOS アップデート」はファンにとっては10年越しの悲願でもあり、消費者にとってもソフトバンクで選ぶXperiaのイメージがプラスに働くことだろう。
この流れはソニーだけでなく、ソフトバンクやワイモバイルで販売されるXiaomiやOPPO、ZTEのスマートフォンでも続いて欲しいところだ。
Xperia™ 1 IVをご利用中のお客さまへ(2024年3月14日) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
Xperia™ 5 IVをご利用中のお客さまへ(2024年3月14日) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
Xperia™ 10 IVをご利用中のお客さまへ(2024年3月14日) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク