どうも。
訳あって大阪に行ってました。
なぜ?
えっと…
お察しください。
生バンドの薄荷-ハッカ-えげつないですね。危うく心臓止まりかけましたよ。
ということで大阪に来たのでe☆イヤホンさんに寄ったのです。
そこで面白いのを見つけてしまったのでつい
ということで今回は
qdc 2SEです
qdcとは?
qdcは中国のイヤモニメーカーで、軍向けの音響機器なども手がけたメーカーです。
中国国内では7割のアーティストが利用してるというくらいのビッグブランドとなってます。
日本ではユニバーサルモデルのNeptuneが有名ですね。
シングルBAらしからぬ音とデザインの良さで売り上げも良いそうです。
ちなみに、私が過去にレビューした中華イヤモニとは一線を画すビルドクオリティです。
さすが、あれだけの値段がするだけはある。
※ 2SEは定価 61,050円
立派な化粧箱はもちろん、検査成績書まで入ってます。
品質管理に関しては国内メーカーと同等レベルとみて良いでしょう。
シェルの透明度も文句なし。
2SEのポジションは?
qdcのイヤモニながら日本限定300本生産のスペシャルモデルとなっています。
音響チューニングには販売代理店のMixwaveの担当者も加わっています。
UM Maverickのチューニングを担当された方だとか。
カスタムイヤーのユニバーサル版
qdcのモデルはほぼすべてカスタムイヤーとなっておりますが、近年ではユニバーサル仕様のものもあります。
メーカーもユニバーサルになることによって音質の変化はほとんどない。
製造過程も同じだと明言していることもあり、カスタムイヤーとほぼ同等レベルとみても良いと思います。
また、ユニバーサルなので人に布教しやすいのは利点ですね。カスタムイヤーの沼に誘いたい。
聴いてみた
今回はAstell&Kern AK300
比較対象はUE5Proです。
今回の試聴曲
アイドルマスターミリオンライブより
Only One Second/高山紗代子(CV.駒形友梨)
ボーカルが映える1曲です。筆者は5thライブでもっと好きになりました。
よく生バンド版を聴けなかったことを知り合いオタクにマウント取られる日々を送ってます。
ガンスリンガー・ストラティス より
Transfer/livetune adding 中島 愛
kzさんの疾走感あるサウンドとまめぐさんの歌声が融合した個人的俺得ソングです。
何度かライブなんかで聴いたがありますが、これまともに歌ったらすごく難しい曲だなと。
スロウリグレット/田所あずさ
リファレンス音源です。
よくできてるモニターライク機
qdc機ってシングルBAのNeptuneしか聴いたことがないので比較は難しいですが、モニターの解像度を持ちながら聴きやすくチューニングしてるなと言う印象を感じます。
端的に言うと音の定位はモニター系列だなと。分解能や定位感はUE5Proには一歩劣るかもしれないが、十分と言えるレベルでしょうか。
特徴的なのは音に適度な艶や滑らかさを感じられるところ。個人的にはUERRとUE5Proのいいとこ取りをした機種のように感じました。
いや、UE5ProのチューニングをUERRっぽくしたというべきか。
ひとまず、解像感がありながらも聴きやすいバランスとなっている。
UERRは滑らかな音作りとなりガチガチのプロ仕様と言うよりはややコンシューマー向けみたいなところもある。
この2SEはプロ向けモデルをqdcの味付けでリスニングに適したバランスに仕上げた隠れた名機だと思う。
オススメか
本当はオススメだよ!って言いたいのですが、なんとこの機種…既に生産終了となってしまいました。
数も出てないため、ほぼ中古購入でしか購入の術がないとしか言えないです。
それでもこの2BA機に興味があるなら是非専門店で試聴していただきたい。
個人的にはUE 5Proよりもワンサイズ小さいシェルに好感が持てます。
比較的耳からの張り出しが少ないイヤモニですが、このqdcのものはさらに張り出しが少ないです。
そのため、個人的にはフィット感ではUE 5Proを上回っています。
ただ、限定生産機であったりNeptuneの影に隠れてしまってなかなかレビューを見かけないこの機種ですが、UE 5Proとはまた使い分けられるそんな品物です。
イコライジングによってはUE 5Proなどにも匹敵するポテンシャルを持ってると思うので、こちらの音にビビッと来たかたにはオススメしたいと思う。
それでは