どうも
かろうじて話題のスマホバブルに間に合うことができましたので
今回はSHARP AQUOS Zero 2です。
- このスマホはなに?
- 6インチ以上のスマホでは世界最軽量を達成したAQUOS Zero2
- 画面性能は120Hzのリフレッシュレートに対応。さらに擬似240Hz表示も可能な化け物
- 和製ゲーミングスマホとも言えるハイエンドスペックな構成
- 魅力的なシャープ独自機能の数々を体感できるスマホ
- AQUOS Zero 2を使ってみて
- 惜しいところ
- まとめると:2万円台で買えるのがバグみたいなスマホ
- 最後に
このスマホはなに?
一言で言えばSHARPが作り出した「超尖った和製ゲーミングスマホ」です。
6インチ以上のスマホでは世界最軽量を達成したAQUOS Zero2
初代のAQUOS Zeroは6インチクラスで146gと物理的に軽かったのですが、今回はさらにシェイプされ141gという驚異的な軽さとなっています。
そのため、大きさの割には異様なまでに軽く感じますね。
コールドモックをもってるかのような感覚で、サイズ感に対するバグが起きます。
画面サイズも初代AQUOS Zeroのフロントカメラノッチからティアドロップに変更になった関係で、6.2インチから6.4インチに大型化しました。
画面性能は120Hzのリフレッシュレートに対応。さらに擬似240Hz表示も可能な化け物
発売当初はOLEDパネルでは数少ない120Hzのリフレッシュレートに対応していました。
さらにはこれに黒フレームを間に差し込むことで擬似的に240Hzのフレームレートを再現するという他社にも例のない化け物スマホになっています。
そのため、非常に滑らかな表示が可能となっています。特に画面スクロールなどは唯一無二に近い感覚となっています。
ちなみにこのパネルはなんと自社製です。
発色も他社のものに比べてそこまで悪くは無いですね。
和製ゲーミングスマホとも言えるハイエンドスペックな構成
これはスペックから見てもそう感じます。
120Hzのハイフレームレート対応はもちろん、プロセッサはSnapdragon 855にメモリ8GBと抜かりのない構成です。
その上で、ストレージ規格はUFS 3.0という今年リリースのSDM865搭載ハイエンド機と変わらないものが積まれています。
独自の機能は薄型化したことによる「本体一体型の冷却構造」や、充電ICを2つ並列化させたことで充電しながらも発熱検知を抑える「パラレル充電」に対応しています。
ゲーミング設定は別途設定可能です。
攻略方法の検索ができるのはまた便利ですね。
そしてこの機種ですが
またしても発表の際にはアイドルマスターミリオンライブシアターデイズがパフォーマンスアピールで使用されていました。
docomo版はスクショまで使ってアピールしてるくらい。
使われてる画像は親の顔より見たFlyers!!! 13人MVです。エミリーさんかわいいですね。
AQUOS Zero 2
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年9月7日
さすがミリシタ推奨スマホとして出ただけあって、タップ感度の良さや処理性能は全く問題にならない。
デフォルトでもここまでいけるので設定を追い込めばもっと精度も狙えそうですね。 pic.twitter.com/NTl2ggLkrU
つまり、実質的なミリシタ推奨スマホです。
昨年のAQUOS Zeroの際は私の担当である萩原雪歩さんをピックアップして頂き感謝しております。
魅力的なシャープ独自機能の数々を体感できるスマホ
このスマホに限らずですがスクロールオートやエモパーなど、シャープのAQUOSでしか体験できない機能と言うのが多く存在します。
エモパーはAIアシスタントですが、非常に人間くさい言動をしたりと他にはない「個性」を持ち合わせています。
スクロールオートはその名の通り自動でスクロールしてくれる機能で、ニュースやSNSの流し読みには便利な機能です。
AQUOS Zero 2を使ってみて
まずほんとに軽い。いやほんとに
141gという重さ。
昨今のスマホが200gを平気で超えてくる中では異次元のような軽さです。
まるで店頭のモックを持っているような感じです。
NECのZeroというパソコンを持ったことがある方なら分かるかもしれない「これ中身入ってるんだよね?」と言う感覚ですね。
その上で6.4インチと大きいので感覚としてはさらに軽く感じます。
そりゃ、iPhone 7くらいの重さで大きさはiPhone 7Plusくらいあるわけですから。
スマホの重さは10g違うと体感的にがらっと変わるので、平均値から30g以上も軽いAQUOS Zero 2を手に取ったら驚くと思います。
スペックはSDM855にメモリ8GBと昨年のハイエンドと言ったところです。
ストレージが秋モデル以降に採用例のあるUFS 3.0規格のものを採用しているので、競合機に比べてかなりサクサク動くのが体感できます。
ゲームプレイでは「和製ゲーミングスマホ」の名前は伊達ではなく、多くのコンテンツで非常に快適なプレイが可能でした。
特に推奨スマホでもあるミリシタでは初期設定においても非常にプレイしやすい環境にありました。
電池持ちはまぁまぁと言ったところ。
手持ちだとOPPO Find X2 Proがなかなか減りが早いなと感じますが、AQUOS Zero 2も残念ながら良いとは言えませんでした。
3130mA/hは確かに画面サイズ比較でも少ないような気がします。
ただ、リフレッシュレートも常時120Hz になる仕様ではないので、省電力設定などでカバーすれば十分使えるものになってると感じます。
惜しいところ
デザインの安っぽさ
個人的には軽量化した故のデザイン面が惜しい。
軽量化したからかハイエンド機ながらフレームはマグネシウム合金ながらも仕上げ処理の関係で高級感が薄かったり、背面は樹脂製とベタ褒めはできないですね。
値段もSIMフリー版は10万円オーバーですので
ここは初代機のようなグラファイト繊維丸出しのデザインの方が高級感があって良かったなと感じます。
また、SoftBank版はカラーが一色だけというのも惜しいですね。
これに関してはauさんなどで買えと言う話ですが。
自社製OLEDパネルゆえに未知数の耐久面
筆者的に心配なのはここです。
実は初代のAQUOS Zeroをつかってたときは使用後1年くらいでドット抜けが頻発しました。
また、Zero 2ではハイフレームレート対応故の線状の焼き付きやドットやライン抜け。異常発色も報告されていて、まだまだOLEDパネルはSAMSUNGなどの大手には品質面で敵わない印象を受けます。
実際この焼き付きは「240Hzで擬似的に駆動させるが故にパネルの電荷が抜けきらない状態」と言うのが多いのだそう。
そのため、時間経過でこの焼き付きは治る傾向にあるそうです。
大昔の液晶モニターにあった「残像が残る」と言う状況に近いですね。
他社のハイエンドスマホにはどうしても劣るカメラ性能
以前よりは良くなりましたが、特筆できる程よいものではありません。
AQUOS R3にしても前世代機からは良くなってるものの、競合機よりは劣ると言うものを感じました。
標準
超広角
ただ、このZero 2は超広角カメラでも静止画が撮れるので使い勝手は向上しています。
(AQUOS R3の超広角カメラは動画専用)
ちなみに、AQUOS系統はみんなして「Googleカメラを入れてからがスタートライン」などと言われるくらいです。
純正カメラ
Googleカメラ
特に暗がりでは標準カメラとは一線を画すものとなります。
使い方によってはこのGoogleカメラで画質の微妙さはある程度改善されるかもしれません。
まとめると:2万円台で買えるのがバグみたいなスマホ
まさにそれはそう。
定価はキャリアモデルで8〜9万円クラスでしたので。
付属品はこんな具合。さすがに海外機のようにACアダプタやイヤホンは入っていませんでした。
今回、ソフトバンクにおいて久しぶりの「破格」とも言える値下げがなされたので私も思わず買いに行きました。
しかも、キャリア端末も
・契約なしの端末のみでの購入
・一括購入なら即日SIMロック解除
が可能となりましたので、実質的なSIMフリーハイエンド機がエントリー帯クラスのお値段で買えてしまうのです。
ほんとにバグです。買いですよこんなの。
買ってすぐさまmineoを突っ込んでも問題なく使用することができました。
そして端末に関してはゲームや映像体験に極振りした構成とは言えど、基本的なスペックは平均以上のものを抑えており、性能的には全く困らないものになっています。
SIMロック解除するとある程度他社で使われてるバンドも対応してくるので、ソフトバンクオンリーでしか使い物にならない端末ではありません。
日本版ですので、FeliCaにもしっかり対応しています。
まぁ、色々ありましたが今回無事にお迎えすることができました。
購入したお話はこちらからどうぞ
最後に
SoftBankさんのこのお値段は破格ですので、買うなら今!ですね。ほんとに
それを除いてもSHARPのAQUOS Zeroシリーズと言うのは意欲的でチャレンジングな端末です。
そのため、刺さる人と言うのは限られるかもしれませんが、刺さる人には刺さる端末といえるでしょう。
海外でも「Japanese Gameing Smartphones」や「240Hz屏風手机」などと注目度も高い端末になっています。
特に台湾ではBlackSharkやROG Phoneと言ったゲーミングはもちろん、XiaomiやOPPOのハイエンドがひしめく環境ながらも着実な売り上げを見せているそうです。
和製ゲーミングスマホというのはあながち間違えじゃないですからね。
見た目こそ光りませんが、中身はガチガチのゲーミングみたいな仕様です。
一部店舗ではこのAQUOS Zero 2の在庫が復活しているそうですが、高確率でMNPや新規用の割引が組まれた状態での販売が多いみたいです。
そのため、移動機物品購入にてこの価格で購入するのは難しいようです。
この久方ぶりの値下げで中古相場が一気に落ちて、フリマアプリでは4.0万円前後。
じゃんぱらさんなどの店頭でも4.8万円ほどで購入できるみたいです。
まぁ、在庫のあるSoftBankショップを回る手間とかを考えれば妥当な気もしなくはない価格ですね。
バリエーションモデルとしてAQUOS Zero 5G BasicというSnapdragon 765搭載のモデルも発表され、このZero 2は唯一の擬似240Hzデバイスでは無くなるみたいです。
ただ、こちらの重量は一般的なスマートフォンとさほど変わらないものになってます。
物理的な軽さを求める方や、ハイエンドスペックを欲する方にはAQUOS Zero 2はこれ以上にない機種だと思います。
それでは今回はこの辺で
追記:初稿時にフレームがプラスチックと書いていましたが、フレーム自体はマグネシウム合金を採用しており、処理面がプラスチックとなっていました。
紛らわしい表記となってしまい、お詫びいたします。