新年なのでばんばん記事を書こう。今回はXiaomi Mi10 Lite 5G XIG01です。
- Xiaomi Mi10 Liteをチェック
- Xiaomi初のau向け国内最安5Gスマホ
- 2万円台と安いが手堅いスペックでしっかり使える点が嬉しいMi10 Lite5G
- 約1万円の値下げでさらにお求めやすくなったMi10 Lite 5G
- 使ってみると安いながらもスペックも高く、使い勝手の良いスマホ
- 防水には非対応だが、その分値段の安さが魅力的
- 最後に
Xiaomi Mi10 Liteをチェック
日本初のキャリアリリースXiaomiスマホです。Xiaomiと言えば中国の新興メーカーみたいなイメージがありますが、今年で創業10年。世界シェアでも5本の指に入るグローバルカンパニーとなりました。かつてはスマホマニアが「コスパのいいスマホ」として購入していた節がありました。
そんなXiaomiのスマホがが日本に参入したのは2019年の12月ごろ。MiNote 10という1億画素のカメラを積んだスマホで参入しました。
2020年はRedmi Note9sで2万円台の市場を圧巻。MiNote10 liteなどとラインナップも広げていきました。そんな中、衝撃的だったのがXiaomi端末の大手キャリア auでの取り扱い。日本参入してわずか1年ながらキャリアでの取り扱いのあるスマホとなりました。
それがこの、Xiaomi Mi10 lite 5Gです。スペックはこんなところ
SoC Snapdragon 765G 5G
メモリ 6GB
ストレージ 128GB
画面
6.6インチ OLED FHD+
カメラ
48MP+13MP(超広角)+2MP(マクロ)+2MP(深度)
バッテリー
4160mAh
Xiaomi初のau向け国内最安5Gスマホ
昨年Xiaomiが初の日本キャリアで展開したのはまさかの5G対応機種となりました。発売は9月4日でしたので、リリースからは3ヶ月ほど経過したモデルとなります。このMi10 lite 5Gはリリース時のお値段が42,740円と普通に考えてもかなりお買い得なスマホとなってました。
auでは他にもZTE a1という比較的安価な5Gスマホもありますが、このMi10 Lite5Gはそれよりも1万円以上も安い上に、スペックでも全く劣らないものになっています。バンドはau以外で使うにはやや難がありますが、普通に使う分には困ることは少ないモデルとなっています。
中身はグローバル版とほとんど変わらない英語表記です。
2万円台と安いが手堅いスペックでしっかり使える点が嬉しいMi10 Lite5G
端末スペックとしてもSnapdragon 765G 5Gを搭載しており、同価格帯のスマホの中でもひとつ抜けたスペックとなっています。
メモリは6GBでストレージは128GBの構成となります。これもミドル帯のモデルとしては十分なものかと思います。カメラは4800万画素のメインカメラを始め、超広角カメラとマクロ専用カメラ、tofセンサーを備える。本来ならP40 lite 5G辺りがGMSを搭載してきたら真っ向勝負してたスマホになっていたのかなと思いますね。
約1万円の値下げでさらにお求めやすくなったMi10 Lite 5G
実はこの機種は昨年末に約1万円の値下げが入った機種になっています。そのため、現在の本体一括の値段は32,470円と日本で発売されてる5G対応スマホではぶっちぎりの安さです。移動機物品購入で一括購入すればお手ごろに5Gを体感したいと用途にはおすすめの端末と言えます。
さらに、MNPであれば2.2万円の割引を受けられることから本体一括10,470円とコスパモンスターのRedmi Note 9sもビックリな値段で5G対応スマホが手に入ってしまうんです。いや〜これは買わなきゃでしょ。
追記:
現在は値段改定で一括28,900円とさらにお安くなった上に、店頭施策ではさらに値引きが効き22,001円で購入ができます。
新規契約やMNPなら一括1円でもお持ち帰りできることから、非常にコスパの良い端末になっています。
使ってみると安いながらもスペックも高く、使い勝手の良いスマホ
まず、価格の割にしっかりしてるという印象を感じました。画面は6.6インチのOLEDパネルを採用。HDR10といった規格はもちろん、DCI-P3の色域対応100%など、品質だけならハイエンド機にも劣らないものになってます。
スペックとしてもSnapdragon 765G 5G搭載機なだけあって、動作感は快適と言えます。実動作はXperia XZ2などのメモリ4GB機よりは遥かに快適です。カメラに関しては撮影した写真は以下の通り
4万円という値段を考えても普通に撮れるなとおもいます。カメラも夜景モードがしっかり備わってるのもポイントと言えます。
バッテリー持ちはハイエンド機に比べると良好で、普通に使う分には1日は余裕で持つといえますね。これは搭載しているSDM765 5Gが5Gモデム一体型の設計だからこそのものですね。この他に画面内指紋認証と言ったトレンドもしっかり抑えています。
また、この機種はキャリアモデルとしては珍しくACアダプタや充電ケーブルが付属してるのもポイント。同梱のACアダプタは20W給電のものになってます。
ケースや保護フィルムも付属品として入ってるので、とりあえずこれだけ買えば問題なく使えるというものポイント。この手のケースやアクセサリーは量販店では皆無なので嬉しいところ。
防水には非対応だが、その分値段の安さが魅力的
個人的にも惜しいところが多くあるMi10 lite 5G。スペック比較で値段が安いだけでは売れない難しさがあるなと感じます。個人的に惜しいと思ったのは以下のもの
・SDカード非対応
グローバル版含めて非対応です。写真を沢山撮ったり、ゲームをガツガツ入れたりと言ったハードに使う用途にはちょっと心許ないですね。
・防水防塵には非対応
日本ではおなじみの機能ですか、残念ながら非対応です。ただ、この機種はP2i社の撥水コーティングがなされておりある程度の耐水性はあると公表されています。
実際、SIMスロットには防水パッキンが付いてましたので、水を掛けたくらいなら大丈夫なのかなと思います。さすがに沈めたりシャワーくらいの水量を当てるのはダメかと思いますが…
・FeliCaには非対応
これは中国メーカーのスマホでは搭載してリリースした例がまだまだ少ないのですので。と言った所でしょうかね。
個人的にはLiteシリーズにハイエンドの機能を求めるのはナンセンスだと思いますが、無接点充電辺りが入ってたら良かったなと思いました。売れない理由としては「そもそも扱ってる店舗が少ない」や「Huaweiみたいにいつ制裁を受けて使えなくなるか分からない不安がある」と言った点もあるそうです。
また、この機種は電波周りで技適で示された範囲外の周波数が使えてしまってたことから、対策ファームウェアが出るまで販売停止になっていた機種でもあります。販売再開したのは10月末頃でしたかね。
そもそもこんなのを「コスパがいい!」って言って普通の人が買うよりも、私みたいなスマホのマニアが買ってるような印象があります。
最後に
Xiaomiがこれから日本で躍進するかもしれない布石のひとつと言えますね。Xiaomiが国内参入してから1年以内でキャリアへの端末供給がされた2020年。2021年の今年はハイエンド機の投入なども考えられる年になるのかなと思います。
現に発表されたハイエンド機のMi11の5Gバンドはn77/78/79の国内NSR帯域を全てカバーしています。今回は量販店で購入しましたが、au担当のスタッフさんでも扱ったことがある方が少ないのか、絶対にしないといけない初回アップデート※1 や初回動作確認※2 に手間取ってたりしてたのが印象的でした。
それでも現時点では間違えなく日本で買える最安の5Gスマホとして、人によっては刺さる方も多いと思います。バントや規格の関係上5Gをフルで使うにはやはりハイエンド機がいいですが、お試しで使うには十分すぎるものになります。
今では一括3.2万円でSDM845クラスと同等かそれ以上のスペックを持つ5G対応のスマホが手に入ります。端末料金を抑えて5Gサービスを使いたい人や、リーズナブルで高性能なスマホが欲しい人にもおすすめの機種と言えるでしょう。
※1 初回ファームウェアは技適適応外のものとなってるので、ショップでは必ず初回更新を行います。
もしスタッフさんが忘れてたりしてた場合は、伝えてあげるのがスタッフさんの為です。
名目上は技適不適合端末を客に説明せずに売ったことになってしまいますので
※2 Xiaomiの端末はAPNを「選択」しないと通信しないため、他の端末のようにSIMを入れて適合APNがあれば自動的に選択して通信するような仕様にはなっていないのです。
ショップでは開通動作確認をするので、もし「通信ができない」とか言ってたらこの項目を確認してみてください。
キャリアで扱うのが初めてな以上、MiUIのクセに慣れてない方もいるかと思いますので盲点です。