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VIVO X60 Pro Plus (X60 Pro+) レビュー もうひとつのZEISSを冠するカメラ。圧巻の夜景モード、手ブレ知らずの超広角カメラがすごい

 

 


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今回はVivo X60Pro Plusのレビューとなる。※表記はX60 Pro+であるが、当媒体では「X60 Pro Plus」表記で統一したい。

 

 

まずVIVOってどこのメーカー?というよりなに?

 

 中国の「歩歩高 ブーブーガオ」の通信機器部門が独立してできたブランドに端を発するメーカーであり、同グループ傘下のスマートフォンメーカーだ。

 

 この歩歩高グループには独立した「OPPO」「OnePlus」「realme」といったメーカーがいて、これらを含めるとサムスンを超える世界トップシェアとも言われる。その中でもVIVOは中国においてかなり存在感の大きいメーカーだ。

 

 VIVOは東南アジア、ヨーロッパなどでもシェアがあり、過去にはFIFAワールドカップのスポンサーを務めた関係から、日本でもVIVO NEXの広告を目にする機会があった。

 

ジンバルカメラに大型センサーを積んできたVIVO渾身のカメラ性能重視のフラッグシップスマートフォン

 

 

 まず簡単にVIVO X60 Pro Plusのスペックはこんなところ

 

SoC:Qualcomm Snapdragon 888

メモリ:8/12GB

ストレージ:128/256GB

画面:6.56インチ FHD+解像度 120Hz対応SuperAMORED

 

カメラ

 

50MP f1.57(メインセンサー)

48MP f2.0(超広角、ジンバル付き)

32MP f2.1(2倍望遠)

8MP f3.0(5倍望遠)

 

バッテリー:4200mAh

 

カラー:オレンジ、エンペラーブルー

 



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 このVivo X60 Pro Plusのデザインを見てまず目が行くのはこの大型のカメラとZeissのロゴだろう。カメラ性能にはかなり重点を置いているんだろうと想像できる。


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 実は、このVivo X60 ProシリーズはZeissレンズを採用した上に、SONY Xperia 1II/5IIに次ぐT*コーティング(ティースター)が施されてるモデルとなっている。

 

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 メインセンサーはf1.57の明るいレンズに1/1.31型の大型センサーを搭載。超広角カメラには前作のX50 Proにも積まれたジンバル機構が備えられてます。

 

 前作もカメラ性能には定評のあったモデルとなったが、かなりカメラ性能に力を入れていたファーウェイが米国の制裁で失速した今、Vivo X60シリーズは「もっとも写真がきれいに撮れるスマホのひとつ」と評されるレベルになっている。実際、筆者自身も多くのTwitterのフォロワー様に推されに推されて買った次第だ。

 

 まずはVIVO X60 Pro Plusでいろいろ撮ってみることにする。断りがない限り全てオートだ。


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 作例をみて「なるほど」とうなづけるほどきれいだ。VIVOのスマホを使うのはNEX Dual Display以来となるが、ここまで撮れれば十分すぎる。

 

 VIVO X60 Pro Plusのカメラを一言でいえば「ミスショットがかなり少ないカメラ」と言えるだろうか。ホワイトバランスが不自然、過度にピントが迷子になる、ということがほとんどない。HDR処理はシチュエーションによっては過剰に思う。場面もあるが、きれいに補正してくれる。


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 特に驚いたのは夜間撮影だ。明らかにファーウェイ機のナイトモードよりも色が正確なのだ。

 特に近年のファーウェイのハイエンド機種は、暗いところでも明るさを稼ぐためにRYYBセンサーというものを積んでいる。このセンサーは夜間でもISO感度を上げずにノイズを減らすことができる利点があるが、演色性ではどうしても不利になることが多かった。

 そのため、被写体によっては不自然な色になることが多々あったのだ。このような理由から、いまだにRYYBセンサーが非搭載のP20 ProやMate 20 Pro が愛されることも納得だ。

 

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 今回のX60 Pro Plusではそのように色味がおかしくなるようなことはほとんどない。その上で、X60 Pro Plusでは夜景モードでも極力シャッタースピードを稼ぐような挙動をしており、それを可能にしてるのが、ある意味強力なOISと超広角のジンバルなのかと感じる。

 

 一般的なマルチフレーム合成とノイズリダイレクションも行われてはいると思うが、他社のものに比べると派手に数秒も待たせられる感覚はない。夜景モードでも比較的テンポよく撮れるので、街撮りスナップにはよいだろう。

 

※例:ファーウェイの夜景モードは5~7秒構えたまま待たせられらる。

 


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 特徴としてはエフェクト無しでここまでボケを出せる標準カメラも魅力だ。ボケが多く、被写体を際立たせる使い方が良いが、テーブルフォトではやや使いにくさもある。後述の2倍ズームと使い分けると良い。

 


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 2倍テレがすごくキレイに撮れる点も特徴だろう。さすが専用カメラといったところで、ポートレートやテーブルフォトなどでの場面では強い。

 


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 5倍望遠カメラはこんな感じ。ロスレスで10倍、最大で60倍までのズームが可能なため、実用範囲内ならまず困ることはないだろう。

 

 Galaxy S21 UltraやXiaomi Mi11 Ultraのような100倍望遠可能な高倍率ズーム機に比べると物足りなさはあるが、10倍がそこそこ綺麗に撮れれば大体いいのだ!というところか。

 

 

 動画撮影は※物理ジンバル(実際にはMicro PTZと呼ばれる首振り機構)を備えてるだけあってさすがといったところだ。車載ではもちろん、手持ちでも非常に強い補正を確認できる。LG WINGの頭悪いジンバルモードといい勝負できるのだからすごい。

 

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カメラだけではない。性能もしっかりフラッグシップなX60 Pro Plus

 

 Zeissロゴを冠する高いカメラ性能に注目が行きがちだが、画面性能なども評価したい。


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 X60 Pro Plusの画面は120Hzのリフレッシュレートにも対応したAMOLEDディスプレイを搭載している。広帯域な色表現も含めて高い性能を持つものだ。6.5インチと大型ながら、エッジスクリーンで横幅を感じにくく、本体が持ちやすいのも評価したい。指紋センサーは画面内蔵となるが、ちょっと下すぎるかなとは思う場面もある。使い勝手は悪くない。


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本体はレザーとなっている。手触りも悪くない

 

 プロセッサはQualcomm Snapdragon 888を搭載と今年のハイエンド機らしいところはしっかり押さえ、メモリも8または12GBと必要十分と言える。スマホとして使ってみるとハイエンド機というのもあって動作にストレスは感じないものだ。

 Snapdragon 888は比較的発熱の多いチップセットと言えるが、チューニングが良いのかよほどのことをしない限り発熱で「熱い」と感じることは少ない印象だ。

 

よほどのことの例

原神を最高設定かつ60fps設定で30分以上連続稼働させる

PUBG mobileで最高設定かつ、FHD解像度で2マッチ(40分前後)連続でプレイ

ベンチマークソフトを30分間ずっと稼働させる

など

 

 冷却機構はあるが、主流のものに比べると微妙なところと言えるだろうか。熱を持つとフレームから放熱するものになってるのか、横持のコンテンツではかなり熱を感じやすい結果だ。

 

 本体スピーカーはモノラルとなる。せっかく画面も大きく高フレームレートも対応してるのにここは惜しい。カメラ特化機はスピーカー性能を削りがちなのだが、ここでも、ファーウェイの影響が見え隠れしてしまう。

 

 本体は196gとカメラ特化モデルとしては軽量だ。近年ではセンサーの大型化、本体そのもののプレミアム化で200gをゆうに超えてくるものばかりなので、これは評価したい。

 


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 UIはグローバル版のFuntouchとも異なる「Origin OS」となっている。ウィジェットでの内容がより拡張され、タイルのように並べられることから、Windows PhoneのMetro UIなどに近い印象を感じるものだ。

 

カメラは文句なしのフラッグシップだが、メイン機にはおすすめできない

 

 カメラ強化のスマホという面では、この半期の中でも最強クラスのものだ。それでも、このX60 Pro Plusをメイン機として使うにはオススメできない。理由としては以下の通りだ、

 

日本語に難ありのため(ロケールはあるが、中華フォント)

VoLTE非対応のため(対応できるが、手順が面倒)

 

 日本語のフォントがいわゆる中華フォントなので、表示面で違和感を感じることは少なからずあるだろう。一応、入れ替えは可能ではありますが、手間を省くことはできない。

 

 特に後者であるVoLTEがリージョンロックされてるのが致命的で、これは3G通話ができるか否かというところになる。そのため、VoLTEに完全移行したau系では使えない。加えて、ドコモ系も5G契約となると3G回線を利用できなくなるため、基本的に現行契約ではVoLTEオンリーとなる。

 加えて、X60 Pro+は初期状態ではこの5G契約のドコモ系SIMは使うことすらできないみたいで、いわゆるVoLTE化が必須となるようだ。

 

 ちなみにソフトバンク系は問題なく使用できるが、通話は3Gオンリーとなる。楽天モバイルはデータ通信はできるが、通話はできないようだ。

 

 普段からこのようなスマホに触れている、カメラとしてしか使わないような我々ならいいが、SIMによってはまともに使えないこれを一般ユーザーに進めるのは厳しい。普通の人はスマホは1台しかもってない場合が世の大半ですからね。

 

 

 それらを加味しても、卓越したカメラ性能の高さは今季発売のスマートフォンでもトップクラスのスペックだ。誰でもきれいに写真が撮れる」「誰でもブレの少ない動画を撮れる」という二つを兼ね備えたモデルでもあるだろう。


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 マニアの方でも満足できるような豊富なマニュアルモードも備える。RAW撮影はもちろん、他社のカメラ特化機よりも超広角と2倍望遠にも重きが置かれてるから複数持ちでも使い分けができる点は大いに評価したい。

 

 通信面、日本語環境に難はあるが、ファーウェイ機のようなGoogle導入の壁も高くないですし、お値段も安いとは言えないものの最上位モデルながら10万円ほどで購入は可能だ。

 

 正直並のカメラ特化モデルとは比べ物にならないスペックとなるので、これを買っておけば満足度は高いはずだ。

 

 

高いカメラ性能が欲しいならとりあえず買っておけ

 

 X60 Pro Plusはカメラ性能高いスマホが欲しいならとりあえず選択肢のひとつに入れておけと言わせる完成度だ。近頃では1型センサーを積んでブイブイ言わせてるシャープのAQUOS R6、来月の発売を控えるSONY Xperia 1IIIなどのカメラ性能に重きを置いた機種が国内キャリアでも目白押しだ。

 

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 広く見ればHUAWEIのP40 Pro+やXiaomi MI11 Ultraのようなカメラ性能重視のフラッグシップも存在する。

 

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 VIVO X60 Pro Plusは輸入モデルとなるので、その分購入のハードルは上がるが、マニュアル要素の強いAQUOSやXperiaに比べると「オートで誰でも簡単に」というところに重きが置かれたチューニングとなっている。

 

 どちらかと言えばスマホのカメラに求められるのは後者であり、ある意味その方向に順当に進化したモデルなのかなと感じる。その中でも特に動画撮影性能の高さは日常利用でも威力を発揮してくれるだろう。

 

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 カメラ性能なら今季トップクラスのVIVO X60 Pro Plus。もしよろしければ、あなたのスマホの1台に加えてみてはいかがでしょうか。