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Xperia 1IV レビュー カメラ、オーディオ、ゲームに妥協なし。創作意欲が刺激されるソニーらしいスマートフォン

 

 どうもこんにちは。今回はソニーのXperia 1IVのファーストインプレッションとかについて、まとめていくことにする。Xperia 1シリーズとしては4作目となるこの機種。筆者も初代からずっと使ってきているので、今作も期待して購入した。過去のレビューは下記のリンクを参照して欲しい。


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ざっくりと

・ソニーが発売する最新ハイエンドスマホ

・光学式可変望遠レンズを備えたカメラ

・全カメラで4K120fps撮影可能なバケモノ

・スマホ単独で高度なゲーム配信も可能

・Music Proは宅録にも使える便利機能

・全キャリアフルバンド、eSIMにも対応

・ドコモ、au、ソフトバンクで販売され、お値段は19万円

世界初のバリアブル可変式望遠レンズできれいに撮れるXperia 1IV

 

 まずは、Xperia としても力を入れているカメラ性能についてチェックしていく。このXperia 1IVのカメラについて簡単にスペックを書くと、以下のようになる。

 

超広角16mm f2.2

広角 24mm f1.7

望遠 85-125mm f2.3-2.8

 

 特徴はスマホでは見慣れない表記となる望遠レンズだ。ペリスコープ式の構造を採用しながらも、望遠レンズとしては初の無段階の可変式機構を採用したものとなっている。そのため、85-125mmの間であれば劣化のない光学性能のみで撮影が可能だ。それ以外の構成はXperia 1IIIと同じく、1/1.7型センサーを採用した標準カメラと超広角カメラ、tofセンサーとなる。


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特徴的な3眼カメラのXperia 1シリーズ

 

  Xperia 1IVでは、全てのレンズで秒間20コマの連写及びトラッキングが可能になった。秒間20コマ連写可能な望遠カメラは、他社のカメラ性能特化のスマホでも備わっていないものであり、Xperia が持つ唯一無二の特徴といえる。    レンズにはXperia 1IIIに引き続きZeissレンズを採用し、T*(ティースター)コーティングも抜かりない。このT*コーティングは反射などを抑え、画質向上に効果的がある。スマホではXperia 1/5シリーズと中国VIVOのハイエンド端末でしか採用されていないものとなる。

 

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 以下、Xperia 1IVでいくつか撮影してみた。基本的にBASICモードにて撮影している。今回のXperia 1IVでは、従来の方向性をそのままにカメラ特化とも言えるXperia Pro-Iなどのエッセンスも加えられ、撮影するのはとても簡単になっている。


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  標準レンズでは過度に彩度を盛ったりすることなく、Xperiaらしい色味で出てくる。前モデルとほとんどこの色が変わらない点は感心させられる。

 


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 望遠レンズに関してはXperia 1IIIと比較しても、夜間でもピンポケや手ブレしにくくなった印象だ。加えてAI超解像ズームの性能が向上しており、花弁やサボテンを撮影したもの(10倍望遠)でも条件が良ければ劣化をあまり感じないものになっている。

 


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 夜間でも綺麗に撮影できるようになっている。Xperia 1IIIでもそうだが、HDR補正などがしっかり入るモードはBASICモードとPhoto ProのAutoのみとなる。筆者的にはこの2つのモードをメインとして、マニュアルモードは過度な補正を必要としない場面や、好みに追い込みたい時に使用するのが良いと感じる。




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 もちろん、Photo Proのマニュアル撮影を駆使して様々な写真が撮れるのも魅力と言えるだろう。今作ではマニュアルでもISO感度が最大6400まで上げられるようになっており、暗い場所でもシャッタースピードを稼いで撮影できるようになっている。

 

 Xperia 1IVではXperia Pro-Iに搭載されていたVideo Proアプリも利用できるようになっている。シームレスなレンズ切り替えも可能な上に、シューティンググリップやV-log Monitorと言ったXperia Pro-I向けの周辺機器も利用できる。また、今回のXperia 1IVでは全レンズにて4K 120fpsでの動画撮影も可能となった。必要かどうかは置いておき、スマホでこれができるというロマンまで兼ね備えた1台だ。


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 動画についてはVideo Proからのストリーミング配信も可能だ。Youtube Liveのほか、各種配信URLを入れて多様なプラットフォームでの配信が可能になっている。作品創りに特化したCinema Proとは、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。

 

妥協を感じないハイエンドスペックなXperia 1IV

 

 もちろん、端末のスペックに関しても抜かりはない。下記にスペックをまとめるが、2022年のハイエンド端末らしいものに仕上がっている。

 

SoC:Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1

メモリ:12GB

ストレージ:256GB(※海外版には512GBの設定もあり)

 

画面:6.5インチ 4K(3840×1644)

120Hz対応、HDR10 BT2020対応

 

バッテリー 5000mAh

重量:187g(国内モデル)

 

 画面はXperia 1IIIに引き続き、4K 120fpsに対応したものが採用されている。今作では画面の最大輝度が上がり、直射日光下の環境でも画面の視認性が向上している。4Kという解像度の画面を持つ関係で、他のスマートフォンより画面の明るさは劣っていただけに今回のアップデートは非常に嬉しいものだ。

 

 加えて残像低減処理を行う240fps相当の処理や、240Hzのタッチレートにもしっかり対応している。HDR10やBT2020対応のマスターモニタークラスの画面性能は引き続き備える上に、外部モニターとしても利用可能だ。

 

 

 核となるプロセッサはQualcomm Snapdragon 8 Gen 1を採用している。基本スペックは今期のハイエンドだが、随所で発熱について指摘されるプロセッサでもある。Xperia 1IVも発熱を感じやすいスマートフォンであり、高負荷な動作をすると比較的早いタイミングで動作に制限がかかる。このことから、出せる最高性能に振ったというよりは、各種機能面のユーザーエクスペリエンス向上を図ったチューニングと考えるのが妥当だ。


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Xperia 1IVの場合は本体が薄いこともあって体感的に「背面が暖かい」と感じることが多い

 

 日本版ではメモリ12GB、ストレージ256GBの構成となる。海外では512GBモデルも展開されている。Xperia 1IVでも引き続きSDカードを利用できるので、メディアの保存場所には困らないスマートフォンだ。日本では依然としてSDカードが利用できることを求める声が多く、そのような声に答える形で搭載させているものと考える。


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本体スペースの関係でSDカードスロットは本体下部になった。SIMピンを利用しないで交換できる点はもはやソニーのお家芸だ

 

 本体のスピーカーはフロントステレオとなっている。Xperia 1III同様に左右どちらも近い形状として制御される「フルレンジスピーカー」に近いもので、同社が展開する360Realty Audioにも単体対応する。今年はXiaomi 12 Pro がHerman Kardonと組んでかなりスピーカーも質が良かったように感じたが、Xperia 1IVで聞くと包み込まれるような音を感じることができる。この体験は他社のスマートフォンではできないものだ。

 

 

ゲーミング機能にソニーらしさ。単体でフルHDゲーム配信が可能な化け物スマホ

 

 スマホ向けのゲームは、配信するにあたって基本的にはキャプチャーボードを利用するか、専用のアプリを使用することになる。これを行うにあたって、別途機材を用意する必要があったり、アプリによっては動作の相性が悪くゲームのパフォーマンスに影響することもある。

 

 一方でこの Xperia 1IVでは、ゲーミングモードの「Game Enhancer」から簡単にゲームの配信をスマートフォンのみで行うことができる。面倒な機材や相性を気にせずにスマホだけでゲーム配信ができるというものは、革命的ともいえる。配信できるプラットフォームはYouTube Liveに限られるが、手軽にゲームの配信を行うことができるという点では唯一無二の存在だ。


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 配信は最高でフルHD画質、フレームレートも60FPSまでの環境で可能だ。本体のイヤホンジャックのみならず、USB端子からも音声の入出力が可能キャプチャーボードとしての機能も備える。本体マイクのみならず、外部のオーディオインターフェースを利用してボイスチャット相手の音声を混ぜたり、高品質なマイクを使用しての配信も可能だ。

 

 加えてプライバシーモードというものが搭載されている。これは、ゲーム画面以外のホーム画面やメッセージ画面が表示された場合において、配信視聴側からはホーム画面などが見えないように処理されるものだ。また、配信時のサムネイル画面の作成もスマートフォン単体で行うことができ、簡単に編集することができる。筆者も過去に多くのゲーミングスマートフォンを使ってきたが、ここまで配信に特化したスマートフォンには出会うことがなかった。


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 実際にアイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ」というコンテンツを40分ほど遊びながらYouTube 配信を行ってみた。環境はフルHD 60FPSにて行った。

 リズムゲームを遊び始め20分ぐらい経過してくると、やはり本体の発熱でパフォーマンスが低下することが確認できた。これに関しては、画質を調整したり、別途スマートフォン向けの空冷ファンなどを用いることでパフォーマンス低下は大きく改善される。ソニーとしてもゲームギアと称する空冷ファン付きのアクセサリーの展開を発表会で明かしており、ゲーム配信を行う場合は、このようなものと組み合わせて使用するのが良いと感じた。

 

 Xperia 1IIIなどに引き続き、 L-γレイザーやRTレコードといった独自のゲーミング機能も搭載されている。正直なところ、この部分はイカれているとしか言いようの無い機能だ。筆者としてはこの部分にある意味惹かれてXperia 1IVを購入したと言ってもいいだろう。

 

カタログスペックに現れない細やかな変化が嬉しいXperia 1IV

 

 今回の Xperia を評価するにあたって、ものすごく細かながらも、進化したなと感じる点が多くある。カタログスペックに書くようなものでもないだろうが、こういう細かい配慮が長年使ってきたユーザーにとって非常にありがたい。


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 本体のデザインはXperia 1IIIを概ね踏襲しており、ひと目見てXperiaと分かるデザインとなっている。今回の Xperia 1IVでは2.5 D ガラスと言われるものではなく、きちっとフレームに収まるような形でガラスが収まっている。耐久面ではこちらの方が有利であり、万一落とした際に画面が破損すると言ったリスクを低減できる。

 

 本体の重量は187gとXperia 1IIの188gから1g軽量化している。バッテリー容量が増加したにもかかわらず、軽量化できているのはすごいことと言える。


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フレーム部の近影。指紋センサー付近の加工が変わっているのがわかる

 側面を見ると指紋センサーの部位がややへこんでおり、場所を認識しやすく、指紋認証しやすくなっている。Google アシスタントキーは廃止されたものの、それに伴ってシャッターキーがやや本体の中心に動いた形となる。本体の中心よりに動いたシャッターキーは、カメラのように構えた際にちょうど手に触れる場所にある。シャッターキーの位置はXperia Pro-Iに近いものとなっており、ホールド感も向上して非常に持ちやすいものとなる。
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シャッターキーの位置が若干内側に寄ったのでホールドしやすくなった

 

 

  Xperia 1IIIに引き続きイヤホンジャックも搭載している。前作より回路設計、導線距離を見直したことで、音質面では優位となっている。加えてBluetoothのチップセットも最新のものが搭載されているので、無線のイヤホンでも音質向上が分かりやすい機種だ。

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イヤホンジャックは搭載する機種が減っているだけにありがたい

 

 高音質アップコンバート機能であるDSEE Ultimateも引き続き搭載。音質的には不利なストリーミング配信音源もより良い音で楽しめる工夫がされている。加えて、「360 Upmix」という360 Reality Audioの音響効果を擬似的に加えることができる機能が追加されている。

 Xperia 1IVはドルビーアトモスとソニー独自の音質向上技術を、アプリごとに切り替えることが可能だ。SpotifyではDSEE Ultimate、YouTubeではドルビーアトモスとアプリで切り替わるという点では地味ながら嬉しい機能だ。


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優先エフェクトに選択したアプリに対し、エフェクトの優先度を個別に選択可能だ

 

 Xperia 1IVではキャリアで販売されるものでも、国内フルバンド対応に加えeSIM にも対応した形となる。キャリアで販売されるハイエンドXperiaにおいて、デュアルSIM端末は初めてだ。その分値段に跳ね返ってきてしまっているが、他のキャリアに乗り換えする際に、電波のバンドなどを一切気にせず使用できるという点はありがたい。

 

 

価格の高さは惜しいところだが、替えが効かない唯一無二のスマートフォンとなったXperia 1IV

 

 日本国内モデルは大手3キャリアでの投入となった。しかし、各社フルバンド化やeSIM対応、昨今の半導体不足やウクライナ情勢の関係などもあり、価格は3キャリア共通で19万円を超えるという設定となる。比較的高価と言われた Xperia 1IIIよりも数万円ほど高く、高性能な分は端末価格に響く結果となっている。結果として市場の反応は「高すぎる」というものだった。

 

 正直、今のご時世において19万円のスマートフォンをポンと買えるユーザーは少ないと言える。「高すぎる」「誰が買うのか」という声がネット上でも多く見られ、市場の反応は「価格が高い」ことに関心が強い。価格の高さゆえに「多く売れない」と言う点はキャリアも理解しているのか、au ではブラックとホワイトの2カラーのみ、ソフトバンクに至ってはブラック1色でオンラインストアのみの販売となる。店頭販売は行わない形だ。

 

 値段の高さついて、キャリア各社は2年後に端末を返還するプログラムを適応することで、実質10万円前後にできる設定がある。19万円の一括価格はこれを使うのが前提の価格設定だ。プログラム適応でドコモ版よりauやソフトバンク版のほうが実質価格は安くなるので、端末の勝手などを考えれば決して悪いものではないだろう。

 



 ただ、このXperia 1シリーズのコンセプトは「好きを極めた人に贈るスマートフォン」と言えるものだ。筆者としてはソニーのスマートフォンにとどまらない、ソニーのプロダクトへの入り口というものを感じる。

 カメラに関しては完全にスマホの域を超えた連射性能、操作性となっており、並みのスマホでは体感できない「フィーリングの気持ち良さ」が持ち味のスマホだ。シャッターボタンのエンボス加工はまさに「カメラのシャッターボタンそのもの」の触り心地であり、Photo Proの使い勝手はまさにカメラだ。

 

 パフォーマンスにおいては4K解像度の画面を備え、外部入出力まで可能。最新のチップセットを搭載して、スペック面で不満に感じることは少ないと言える。ゲーミング機能においても一時的なパフォーマンスブーストではなく、ゲーム配信と言った「ゲームプレイの共有」に重点を置いたスマートフォンだ。加えて、高性能なスピーカーをはじめとしたオーディオ機能や、バッテリー容量を増加させながら本体サイズは据え置きという点など、この辺りもソニーらしいこだわりを感じる部分だ。

 

 今回あまり触れなかったが、目玉機能の1つに「Music Pro」というものがある。これは音楽を作る側のアプリであり、主に本体単体での音声録音と簡単なミックスに加え、ソニースタジオのノウハウが詰め込まれたスタジオチューンという機能が一体となっているものだ。

 特に音声収録については実際のスタジオ収録のように、セルフモニタリングも可能だ。強力なウィンドノイズキャンセラーが使えるので、喧騒がある環境でもかなりノイズを抑えて収録が可能だ。収録した音源にスタジオチューン処理を行えば、普通に聞けるレベルのデータが出力されてくる。言い換えれば、宅録環境に困っていた歌い手やVtuberといった歌を始めとした「音声作品を表現する側の人間」にとっては非常にありがたい機能と言える。

 しかも出力形式はWAVとなるので、Logic X ProやCubaseといったDAWに落とし込むことも容易だ。筆者にはとてもとても使いこなすことができなかったので、この辺にとどめるが、正直言ってすごい機能としか言いようがないものだった。Music Proでは筆者のあまり良くない声が無機質に、非常に高品質に録音されているため、何か不思議な感覚になった。

  一方で、スタジオチューン機能はクラウド処理を必要とするため有料(月額580円)となっているが、初月は無料で利用できる。興味のある方はぜひ試してみると良いだろう。


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せっかくなのでソニーミュージックと共同開発されたMDR-EX800STを用いて使用した。さすがのサウンドである

 

なんか。ここまで盛ってて19万円って言われても「あ、そんなに高くないね」ってなれば買いのスマホとなる。

 

 

 

究極のOne SONYが詰め込まれた「ソニーマニアのため」の1台となったXperia 1IV

 

 ソニーマニアのためのスマホ。Xperia 1IIIに続き、Xperia 1IVを一言でいえばこの言葉以外当てはまらない。カメラのαシリーズへの入り口として、ゲーム性能に妥協のないマシンとして、普段使いのハイエンドスマホとして。この手のものでここまで極めたものはなく、変態スマホと呼んでも差し支えはないものと言える。

 

  筆者としては「19万円」という文字が独り歩きしているように感じる。確かにスマートフォンとしての価格は高いが、価格に見合った商品価値があるものと感じる。1台で宅録機材、配信機材、そこそこのカメラ、音楽プレイヤー、5G対応スマートフォンを兼ね備えられる端末は世の中を探してもそうない。ましてや宅録機材や配信機材は高価なものも多く、手軽に始めるにあたってハードルが高い。手持ちのカメラと組み合わせて利用する、気が向いたら手軽に配信ができる、高音質な宅録が簡単にできると言った部分に刺されば、価格を考えても納得のいく商品と感じる。

 

4K120fps対応でマスターモニタークオリティの色表現で外部入力にも対応な画面性能

360Realty Audio対応スピーカー、DSEE Ultimate対応の卓越したオーディオ機能に加え、Music Proに端を発するクリエイティブ機能まで備えたオーディオ性能

L-γレイザー、RTレコードなどの独自のゲーミング補正に、単独でのライブ配信も可能にしたゲーム性能

軽量で横幅がシェイプされ、持ちやすい本体形状

 

 

 こんな頭の悪い変態スマホ。世の中探してもソニー以外になく、唯一無二の存在といえるスマートフォンだ。ソニーのプロダクトというものが好きな方。そんな方に贈る究極のスマホではないでしょうか。

 

 

それでは