はやぽんログ!

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【やってみた】特価iPhoneをドコモで買ったら箱に記名することになった話

 昨今話題となったドコモの転売対策。それがなんと、特価端末(過度な値引きの入る端末)の箱に購入者の名前を記入すると言うものだ。本当にそうなのか、特価のiPhoneを見つけたので筆者も試してみた。

 

 

iPhoneの箱に名前を書かせるのは都市伝説ではなかった

 

 結論から言うと、特価品のiPhoneを購入するにあたって、事前に「転売防止のため、端末の箱にお名前を記入いただけないと販売できない形となる」旨の説明を受けた。どうやら、記名するのは都市伝説ではなかったようだ。

 

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iPhone 12 一括8,800円の店頭ポップ

 

 6月にもなったこの時期。しかも平日にこのような施策があるのはかなり珍しい。一時期の過度すぎる値引きに比べたら落ち着いているが、それでも破格の値引きだ。

 契約は進み、いよいよiPhoneの箱にお名前を記入することに。筆者は過去10年で国内外問わず数百台の携帯電話を購入してきたが、このように端末の箱に自分の名前を記名するのは初めてだ。

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 渡されたマジックペンで名前を記入。初めての経験ゆえに戸惑ったが、いざペンを持つと体が一瞬震えたのを感じた。やはり、端末の箱に落書きを入れるのは抵抗がある。加えて、箱には店舗印も合わせて押されている。かつては店舗印を端末の箱に押していたことはよく見かけた。当時はある種の立派な販売証明で、不正に入手したものではない証明だった。

 

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転売防止のため、本体はアクティベートされた状態での手渡しだ。iPhone 12シリーズ以降は保護フィルムが白いものとなっており、剥がさなければ初期設定はできないものとなる。

 

背景にあるスマホの転売

 

 ドコモでは記名の理由を転売対策としている。欲しい人に行き届かないことが問題なので、このような対応をしたとの事だ。

 

news.livedoor.com

 上記の記事で実際にドコモの広報に問い合わたそうだが、広報からも名前を書かせる旨を通達したとある。このような記名は全国的に行われているものと考えられる。そもそも転売に関しては、移動機販売、上限2.2万円値引き規制に伴う店舗独自値引きなどが絡む。

 

www.hayaponlog.site

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 そして、ショップ側としてもiPhoneのような高額な端末を、値引きしてまであの値段で売らなければならないような事情もある。過度に転売をしている場合は、販売代理店と一部ユーザー、もしくは法人が結託していることが多いとかつてから言われていた。

 普通に考えてドコモの回線を家族を含めず1人で5回線、はたまた別名義も使って数十回線保有してるような人など普通の人ではない。代理店側も実績が厳しくなれば、回線を複数持つ理解のある「太客」が欲しいのもまた事実。このような太客は実績の大きい特価端末を複数契約し、インセンティブ獲得に必要オプションも全て加入してくれる。加えて、端末やサービスの説明などは一切必要としない「時間のかからないお客様」と言える。端末の製品寿命が伸び、高価格化が進んで、乗り換え頻度が下がる厳しいご時世では、双方の要望がマッチしてしまうのもまた事実だ。

 

www.itmedia.co.jp

昨今ではそのような不正販売で摘発された例もある。業界としてもイメージ回復のためにも躍起になるのはわかる。

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 このような転売対策の一方、対応に対して最も割を買うのは、転売を目的としない一般消費者だ。安く販売されるiPhoneを買うにあたって、転売対策と言って箱に名前を書かせる。自分で使うから関係ないにしても、神経質になる方も多いはずだ。何年か使ったらフリマアプリ等に出品して新しい端末を買う足しにしようにも、個人情報が入った箱を売るのは嫌がる方も多いはず。店舗印も生活圏が割れる理由から嫌がる方もいるはずだ。

 このご時世なら、データベースにある顧客情報を参照して、いくらでも台数を絞って販売はできるはずだ。現にソフトバンクでは、特価端末は購入後に180日間の制限がかかるようになっている。ソフトバンクでは契約後の非稼働回線(端末にSIMを入れず、通信しない)に加え、即サブブランド移行もいわゆるブラック入りとなることから、この措置は転売防止にもつながっている。

 転売問題で話題になったPlayStation 5では、各店舗ごとの抽選販売や、ポイントカードに紐付けして複数購入を制限するように対応した一方で、ドコモでは箱に名前を記名。お役所体質らしい「転売対策やってますよ」なアピールにしか見えない上、精神的な面も含めて消費者目線とは思えないものになる。

 

 

最後に。箱に記名を強要するのは消費者目線とは言えない

 

 ドコモの転売対策といって半ば強制的に名前を書かせる点は正直、消費者目線ではない。過度な転売が横行した事が原因としても、元凶は過度すぎる値引きで端末を販売したドコモほかキャリアだ。

 そのため、過度な転売をなくすには「過度な値引きをしてまで端末を売らないと成り立たない、現在のキャリアと代理店の関係」を改善させることと筆者は考える。代理店に対して、販売に応じた適切な対価が支払われていれば、このようなことにはならなかったはずだ。

 

 加えて、ドコモではショップを数年で大幅に減らすと宣言していることもあり、生き残りをかけて実績作りのために法違反の割引をしてくる代理店がいてもおかしくない状況だ。現にこうして、平日でありながら強烈な施策で販売している店舗があるくらいだ。

 

 最後にはなるが、対応してくれたスタッフは非常に丁寧に対応してくれた。スタッフでもこの記名対応には疑問を覚える方もおり、今回対応してくれた方も「正直、お客様目線とは言えないですね」と発言していた。こんなパフォーマンスをしなくても、普通にスマホが買えるような世の中に戻ってほしいところだ。

 

この事案は多くの人に知って欲しいので、複数のメディアに情報提供した次第だ。

 

そういえば、ドコモの記名って消せるの?

 

 結論から言うと筆記用具によっては消せる状態だ。このような転売対策だが、ストアスタンプと油性マジックが大半なので、落とそうと思えば落とせてしまう。いい感じのタイミングでこれは!と試してみたくなる記事を見つけた。

hyudaepon.net

 

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 上記の記事にある通り、アルコールとティッシュ、消しゴムを使って30分ほど格闘したらそこそこ綺麗になった。身内くらいになら渡しても文句言われないかなと言うところ。結局のところはイタチごっこになるのではと思うところだ。

記名したものを消したいと言うのであれば参考にしていただきたい。

 

 

それでは。