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Huawei Mate 40 Pro レビュー 強力なカメラ性能が魅力。最後の5G対応フラッグシップスマホ

今回はHuawei Mate 40 Proのレビューとなる。今更ながらの評価とはなるが、書き残しておきたい。

 

 

ファーウェイが発売した最後の5G対応フラッグシップスマートフォン

 

 2020年のQ3に発表され、後にグローバル版も販売されたMate 40 Pro。翌年に発売されたP50 Proなどの機種に関しては5G非対応などの影響もあり、このMate 40 ProやMate X2を除いてKirin9000を採用した5Gスマートフォンは出ていない。

 そのため、近年のトレンドに沿ったスマートフォンという意味では「最後のフラッグシップ」と評価できるスマートフォンだ。


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Mate 40 Proはカメラ部のデザインが特徴的なスマートフォンだ。

 

 

そんな最後のフラッグシップとも言えるMate 40 Pro。スペックはざっくりと以下のようになる

 

SoC:HiSilicon Kirin 9000 5G
メモリ:8GB
ストレージ:256GB+NMカード

画面:6.76インチ FHD+ OLED 90Hz対応

カメラ
リアカメラ
メイン:5000万画素 1/1.28型センサー 27mm相当 f1.9
超広角:2000万画素 18mm相当 f1.8
望遠 :1200万画素 125mm相当 f3.4
フロント:1300万画素+200万画素

 

OS:Harmony OS 2.0/EMUI 12

(Android 10ベース)
バッテリー:4400mA/h
66W急速充電
50W無接点充電対応

 

強力なカメラ性能が特徴のMate 40 Pro

 

 Huawei Mate 40 Proは同社のフラッグシップスマートフォンらしく、力を入れているカメラ性能も強力だ。構成としては同社のP40 Proに近いところではあるが、最新のNPUを備えるKirin 9000による高精度な処理を可能としている点が違いだ。ライカのライセンスも取得しており、ファーウェイらしい高度な画像処理も魅力だ。


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Mate 40 Proでは5000万画素の広角カメラ、2000万画素の超広角カメラ、1300万画素5倍望遠カメラを備える3眼構成だ。加えてオートフォーカスの精度を高めたり、ポートレートモード等で利用されるTofセンサーの構成となる。

  どれもファーウェイのスマホらしく綺麗に撮れている印象だ。現在発売されているスマートフォンと比較しても大きく劣らない。

 

等倍

10倍望遠

 

 Mate 40 Proは高いズーム性能も魅力だ。光学5倍望遠レンズを備えロスレス10倍望遠も可能だ。

 


 夜景については手振れを抑えて撮影できる点は魅力的だ。これはMate 40 Proでは通常の配列よりも多くの光を取り込むことができるRYYB配列のイメージセンサーを採用している。その関係もあって、暗がりでもシャッタースピードが稼げる印象だ。


 Mate 40 ProはじめRYYBセンサーを採用した同社のP30 Pro以降の機種に当てはまるが、色再現性というパラメータで評価すると「見たものに忠実な絵」を撮影するのは難しい印象だ。若干暖色よりと表現することもでき、被写体によっては偽色が出やすいといった「カメラのクセ」がある。のこのクセを味ととらえられると面白いと言える。

 目まぐるしく変わるスマートフォンのトレンドの中では、構成的にも旧式になりつつあるが、性能面では第一線レベルの写りと言える。

 Mate 40 Proはライカフィルターが利用できる。現在のファーウェイのスマホはライカとの提携が終了しているため、ライカのフィルターは採用されていない。ある意味貴重な存在だ。

 

現行機種の中でも高性能なスペックをもつMate 40 Pro


 Mate 40 Proはまもなく2年落ちとなるスマートフォンではあるが、性能面では現時点で困ることは少ない仕上がりだ。

 搭載しているプロセッサはKirin 9000 5Gとなる。高性能ながらモデムチップを内包したSoCとなっており、競合のSnapdragon 865よりも高性能ながら低消費電力な点が特徴だ。

 GPUは当時世界初のMali G78を採用。実行ユニット数(ALU数)は24と高性能な仕上がりだ。これは欧州や韓国向けGalaxy S21シリーズに搭載されているExynos 2100(MP14)、Google Pixel 6に搭載のTensor(MP18)よりも高性能なものだ。少なからず昨年発売のハイエンド端末と肩を並べるだけの性能は有している。

 Kirin 9000は高性能な一方、プロセッサの特性上最適化されてないコンテンツも多い。リズム、ゲームなどではタイミングが合わせにくいものも多くある点には注意してほしい。

 


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 ディスプレイに関してもフルHD+解像度のものとなり、画面比率も19.5:9のものになっている。89度のエッジを描くディスプレイはそのままに、Mate 30 Proで不評であった音量ボタン廃止の声に応える形でボタンが復活している。

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Mate 30 Proでは廃止された音量ボタンが復活している

 

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 Mate 40 Proのディスプレイは90Hzのリフレッシュレートにも対応し、タッチスキャンレートは240Hzと近年のハイエンド機にも匹敵するポイントも存在する。

 

 Mate 40 Proはバッテリー持ちも非常に良い部類のスマートフォンとなる。Googleサービスが利用できない関係で常駐アプリが少ない点もあるが、モデムを内包している独自設計のプロセッサの存在も大きく寄与している。

 

Huawei最後の5G対応ハイエンドスマホ…になるかもしれないMate 40 Pro

 

 ここまで使ってきて感じる点は、Mate 40 Proファーウェイらしいカメラ性能の高さ、Kirin 9000による高い性能。そして、今回はあまり触れて居ないが、Harmony OSを用いた高い連携性を持ったスマートフォンであることだ。

 

 スペックは申し分ないのだが、制裁の関係で Google のサービスが利用できない点は本当に惜しいところだ。Google系のアプリはGSpaceで利用することはできるが、メーカー正規の利用方法ではない。

 なお、ファーウェイは近年この方法をサードパーティの便利なアプリとして紹介しており、筆者自身もHuawei HKの方にGSpace導入済みのMate Xs 2を見せていただいている。

 

 Mate 40 Proはファーウェイの5G対応最後のスマートフォンということで、後継にもなるP50シリーズでは5Gに非対応と制裁の色が強く出ていることが分かる。

 

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 Mate 40 Proは発売から2年経つスマートフォンであるが、Harmony OSによる連携性の高さ、長期サポートや端末の基本性能の高さもあって今なお消費者に魅力を与えてくれるものだ。加えてファーウェイでは、最後の5G対応ハイエンドスマホというポジションも魅力をより一層引き立てている。


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Mate 40 ProはHarmony OSを利用できる。グローバル版では近い機能を持つEMUI12を利用可能だ。

 

 今回は改めてMate 40 Proを利用してみて「ファーウェイらしさが詰まった」今なお使いたいと思わせてくれるスマートフォンだと感じた。

 高いカメラ性能はもちろん、基本性能の高さに加えて5G通信がしっかり使えると言ったフラッグシップスマホに相応しいものをしっかり備えている。

 後継に当たるMate 50 Proも発売に漕ぎ着けられたものの、出荷台数は少数な上に5Gには非対応と苦肉の策を取らざるを得なくなっている。中国国内向けには5G対応ケースなる外付けモデムも発売されているが、小手先対応感は否めない。正直なところ、Mate 50 Proは上位に当たるRSを含めても真のフラッグシップとは言えないような状態だ。

 

 Mate 40 Proが5G対応世代らしい最後の「HUAWEIの真のフラッグシップ」とならないことを祈るばかりだ。