多くの商品が登場し、価格や機能面の競争によって市場も加熱するスマートバンド市場。そんな中、スマートフォンでお馴染みのファーウェイから最新モデルとなる「Huawei Band 8」が日本でも正式に発表された。
今回ファーウェイ・ジャパンよりテスターとして「Huawei Band 8」を提供していただきましたので、レビューしていきたい。
- 大画面かつ14gと軽量な本体が特徴のHuawei Band 8
- 超軽量ながら常時時間表示にも対応。100種類以上のスポーツモードにも対応
- さらに完成度を高めたスマートバンド。軽量な装着感を求める方におすすめ
大画面かつ14gと軽量な本体が特徴のHuawei Band 8
Huawei Band 8は同社の中でもエントリーモデルにあたるスマートウォッチだ。Bandという名前の通り、フィットネス機能や睡眠管理機能に注力した「スマートバンド」に属するものとなっている。
以前にレビューしたHUAWEI WATCH 3のように時計上でAndroidアプリは動作しない。
今回提供のブラックは、バンドが紺色となる。バンドの材質はシリコン製のものになっている
画面は1.47インチとこの手の商品としては大型のものになる。スクエア型の大画面かつ、比較的明るいことで文字の視認性も良好だ。
本体のパッケージはシンプルだ。
付属品は充電ケーブルと説明書となる。バンドの取り外しも簡単に行える。
充電端子はマグネット式だ。
本体は14gと軽量で着け心地も良好だ。
超軽量ながら常時時間表示にも対応。100種類以上のスポーツモードにも対応
「HUAWEI Band 8」は時刻を常時表示するAlways On Display(AOD)にも対応している。低価格帯の有機EL画面のスマートバンドで対応している機種は多くなく、大きな魅力となるはずだ。
もちろん、睡眠、心拍数のモニタリングに対応し、血中酸素濃度測定も対応。100種類以上のスポーツモードを搭載し、5ATM耐水に対応している。この手の時計としてはトレンドの機能を網羅していると言える。
ただし、上位モデルに当たるHuawei Watch Fitと異なり、GPSなどの衛星測位システムは内蔵していない。
バッテリー駆動は、通常使用で14日間使用可能と謳われている。なお、AOD表示有効時には3日間使用可能となる。
カラーは、エメラルドグリーン、サクラピンク、ミッドナイトブラックの3色展開となる。カラバリ豊富は魅力的なポイントだ。
また、サクラピンクは女性をターゲットにしているのか、手首サイズがやや小さいものとなっている。
ストアから1万種類以上のウォッチフェイスを選ぶことも可能だ。
心拍数な測定のほか、血中酸素濃度測定も可能と言った一般的なスマートバンドの機能は概ね網羅している。
アプリはHuaweiヘルスケアを使用する。このアプリから各種アクティビティの確認、本体の設定やアップデートを行う。
iPhoneでも利用できるが、その場合は一部機能が利用できなくなる点は注意だ。
それ以外にはスマートフォンの音楽コントロール、天気情報の表示、通知や着信の受け取りなどの機能も備える。この辺りは他のスマートウォッチと大きく変わらない。
Huawei Band 8は5ATM規格の防水に対応。シャワーはもちろん、スイミングなどでも安心して利用できる。
売りのバッテリー持ちは公称値で最大14日間、血中酸素測定などを行う場合は9日としている。また、画面を常時表示する「AOD」を使用した場合は3日となっている。
他社製品に比べるとやや劣るが、それ以上の軽量さには変えられないものがある。このくらいであれば睡眠時に装着しても翌朝電池が切れていたという場面は少ないはずだ。
また、5分の充電で2日間利用可能な急速充電にも対応している。
さらに完成度を高めたスマートバンド。軽量な装着感を求める方におすすめ
さて、Huawei Band 8を実際にテスターとして使用した感想だが、電池持ちはかなり良好だ。ハードに利用しても1週間に1度程度の充電で利用できた。
売りの大画面や軽量さ、バンドの質感なども良好で、着け心地が良い点はこの商品の特徴と言える。
そうなると気になるのはライバルの存在だ。Huawei Band 8の価格は公式ストアで8540円の価格設定となるが、この価格帯は他社の商品も充実しているのだ。
Amazfit Band 7やOPPO Band 2、Xiaomi Mi Smart Band Pro、Redmi Smart Band 2などの商品が競合商品となる。どの商品も日本で展開されており、かなりの激戦区となっている。
特にXiaomiのRedmi Smart Band 2は4980円という設定で、上位機種譲りの機能を備えるなど強力なライバルとなっている。
そのような商品群の中でHuawei Band 8の強みは、充実したアクティビティトラッキング機能、本体が14gと軽量な点だ。このほか、ウォッチフェイスが豊富な点も立派な付加価値となっている。
本体が軽量なこともあって着け心地も良い。軽量なスマートバンドを求めるユーザーはもちろん、スポーツアクティビティを積極的に記録したいユーザーは検討すべき商品のひとつになるはずだ。
Huawei Band 8は本日より予約開始、5月11日の販売となる。興味がある方はチェックしてみてほしい。
提供:ファーウェイ・ジャパン株式会社