あらゆるものが売っている100円ショップ。今回、ダイソーにて車載用のワイヤレス充電器なるものを見つけた。
100円ショップで車載ワイヤレス充電器が買える時代とは。今回は実際に購入してみたので、紹介してみたいと思う。
10Wの車載ワイヤレス充電器が全国のダイソーで500円で買える。
今回見つけたものは車載用のワイヤレス充電器になる。一般的なワイヤレス充電器については100円ショップでもよく見かけたが、今回は車のエアコングリルに付けられるタイプとなる。
100円ショップでも普通のスマホスタンドならよく見かけるのだが、ワイヤレス充電機能を備えるものはそうなかったのだ。
パッケージには「500円」の文字が目立つ。どうやら「エコラ」と言うところで販売されているもののようだ。
パッケージには動作確認端末が確認できる。iPhone 14などの最新機種も意外と網羅されているようだ。
内容はワイヤレス充電器、マウンター、ケーブルとなる。マウンターは"ばね"で留めるタイプのため、簡単に装着できる。
充電器のコネクタはmicro USB端子となる
車につけるとこのような形になる。エアコングリルに取り付ける形となり、夏場であればエアコンからの冷風で発熱は抑えられる。
対応端末を置くとQi規格でワイヤレス充電が行われる。10Wの給電なのであまり早いものではない。
100円ショップで買った車載ワイヤレス充電器。普通に使えてびっくりしている。 pic.twitter.com/Nq2VxiUoea
— はやぽん (@Hayaponlog) 2023年6月17日
マウンターにはスマートフォンを乗せると、重みで脇のアームが本体を抑える形になる。特段滑ったり、力が弱くて本体が落ちると言ったことはなかった。
予備が欲しいとき。お試しで使ってみたいとき。ダイソーで買えることがこのワイヤレス充電器が持つ最大の利点
この手のワイヤレス充電器の需要が求められるようになった背景は、iPhone 8以降の世代からワイヤレス充電に対応したことだろう。この世代以降のスマートフォンでは備えるものが多く、Galaxy、Xperia、AQUOSのハイエンド機であれば対応している。
そのため、車を運転するユーザーにとっては"ただのスタンド"よりもワイヤレス充電に対応していたほうが、置くだけで充電できて都合の良い場面が多い。
実際に使ってみるとGoogleマップを起動したまま利用する場面や、YouTubeの視聴などではバッテリーの消費を気にせず便利に利用できる。
このワイヤレスイヤホンの難点としてひとつ言えることは、装着できるスマートフォンのサイズがある。
たとえば、Galaxy S23 Ultraといった幅の広い機種では幅がギリギリとなり、装置しているケースによってはセットしにくいものとなる。またPixel 7 Proのように"コイルが上側よりの機種"だとうまく充電できないものがあった。
ただ、この手の商品は2000円以上のものが中心で、車用の充電器としては比較的高価となる。量販店やカー用品店でサイズ感を確認できるが、実車で試してみることはできない。端末との相性問題も含め、店頭ではどんなものを買っていいかわからないという声も聞く。
そんな中で、今回紹介したワイヤレス充電器の最大の利点は"ダイソーで買えること"だ。
このような充電器はAmazon等の通販でも安く購入することができるが、質感や装着できるスマートフォンのサイズなどを確認することは難しい。特に安価な商品は、レビュー評価が低いものもあり不安を感じる点も多い。
そんな中で、全国の100円ショップ実店舗で購入できるこのワイヤレス充電器は、ある意味安心感を持って購入することができる。仮に初期不良で動作しなくても返金対応も容易だ。
車用のワイヤレス充電器を試してみたい。社用車等で使う「2台目」が欲しい時に気軽に購入できること。これらが、この商品の持つ最大のメリットになる。
それにしても100円ショップで車用のワイヤレス充電器が買えるとは。500円商品とはいえ、すごい時代になったものだと改めて感じさせられる。興味がある方はぜひ店頭チェックしてみて欲しい。