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iPhone 15 Proのアクションボタンを従来の「ホームボタン」のように使う方法。

 iPhone 15 Pro、15 Pro Maxには従来のマナーモードスライダーに変わって、アクションボタンが搭載された。iPhoneの各種操作の割当ができるものだが、これを往年の「ホームボタン」のように使うこともできるようだ。

 

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iPhone 15 Proは音量ボタンの上にもうひとつボタンがある

 

 この設定は「ショートカット」アプリでまず「ホームへ移動」というものを設定する。それをアクションボタンの設定からショートカットを指定する形となる。これでアクションボタンを長押しすることで、従来のホームボタンのように利用できる。

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ショートカットアプリで「ホーム画面に移動」といったアクションを作成する。

 

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作成したショートカットをアクションボタンに割り当てる。これでホームボタンのように利用できる

 

 この設定を行うと、どのような画面からでもホーム画面に戻ることができる。同様の操作を「背面ダブルタップ」でも割り当てることは可能だが、手に持っている場面以外では利用できないといった難点があった。このアクションボタンの割り当てはマウンターに装着した場面や、防水ケース等に入れてタッチ操作を利用しにくい場面などで効果的と感じた。

 難点としては「長押し」でしか機能しないので、2回押しでSiriを起動させるといったことはできない。ボタンの位置も本体の上側にあるため、操作しやすいとは言えず、あくまで補助的なアクションの割り当てという形だ。

 

 

 今回、この様子をSNSに投稿したところある程度の反応を得られた。今ではiPhone SEにしかないホームボタンが、仮にも最新のiPhone 15 Proにあったらどうかというこの投稿に対し「もう慣れたからいまさら不要」「位置関係的に操作しにくそう」「濡れ手で操作するときには便利」という意見が見られた。

 

 それと同じくらい「ホームボタンではなく、指紋センサーが欲しい」という意見も見られた。確かにiPhoneではホームボタンが指紋センサーを兼ねていたため、ホームボタン=指紋認証という認識があるものと考えられる。

 

 指紋認証が初搭載されたiPhoneはちょうど10年前に発売された「iPhone 5S」となる。この10年という期間は、iPhoneのホームボタン=指紋認証という認識付けには十分すぎる長さだ。

 

 気がつけばiPhone SEを除き、現在のiPhoneは全てFace IDを用いた顔認証となっている。コロナ禍では多くの人がマスクを着用していた関係で利用しにくい場面が多かったことから、上位モデルのiPhoneにも指紋認証を求める声は少なくない。

 一方、Androidスマートフォンでは顔認証+指紋認証といった形で、複数の生体認証手段からユーザーが選ぶことのできる機種が多い。

 

 

 今回iPhone 15 Proシリーズの小ネタ的なところで、アクションボタンをホームボタンのように利用できることを紹介したが、ホームボタンよりも「指紋認証」を求める声が多く見られたことは思わぬ収穫だった。興味がある方はぜひ試してみて欲しい。

 

 

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