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【PR】Geekom XT12 Pro レビュー コンパクトなボディに20スレッドのCore i9を搭載!今ならセールでお得に買えるチャンス!

 パソコンと言っても一筋に多くのジャンルの製品がある。今回はGeekomのミニPC「XT12 Pro」を提供いただいたのでレビューしていきたい。

 

 

小さくてもゲーミングノートPC並の性能を確保。拡張性と小型軽量を両立したミニPC

 


 今回提供いただいた製品は「ミニPC」と呼ばれるジャンルの製品だ。従来の省スペース型PCよりもコンパクトながら各種カスタマイズが容易な点をアピールしたもので、コンシューマー向けのみならず、法人向けや各種組み込み機器向けにも採用される製品だ。Intelが展開していたベアボーンキットである「NUC」が著名な事から、このジャンルのPCのことをNUCと称することもある。

 今回の「XT12 Pro」もどちらかと言えば、Intel NUCの考え方にそった仕様の小型PCであり、一般にはデスクトップPCの特徴としている高い拡張性とコンパクトなサイズを両立した製品だ。
 
 一方で、ミニPCは性能が高くないと思われがちだが、その点は心配ご無用。XT12 Proではゲーミングノートパソコンなどにも採用の高性能プロセッサを搭載することで、高い性能を確保。大型の冷却機構を採用して、コンパクトなボディながらもしっかり冷却が行えるものとなっている。スペックは以下の通り

CPU
Intel Core i9 12900H

メモリ:32GB DDR4-25600
最大64GBまで対応

ストレージ:512GB/1TB/2TB
M.2 2280 PCIe

インターフェース
USB2.0 ×1
USB3.2 Gen.2 ×3
USB4 Type-C ×2(シングルレーン、DP対応)
HDMI ×2
LAN端子、イヤホンジャック
Wi-Fi6やBluetoothにも対応
OS:Windows11 Pro

 

 今回提供いただいたモデルはIntel Core i9 12900H、メモリ32GB、1TBのSSDを採用したものだ。

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パッケージはシンプルなデザインだ


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本体のインターフェースはサイズを考えると豊富だ。本体前面にType-A端子が2つ備わる。

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本体裏面はRJ-45端子やHDMI端子、USB-C端子などを備える。間隔はやや狭めだが、一般的なケーブルであれば端子間の干渉もなく利用できる。背面にもType-A端子が2つあることから、キーボードやマウスに割り当ててもポート不足は感じない。

 

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 付属品の電源アダプタのコードはアース付きのものになる。通常のコンセントで利用するための変換コネクタの購入も合わせてオススメする。またパソコン本体はUSB PDでは動作しないため、付属の電源アダプターが必須となる。

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さすがはミニPCなだけあって、コンパクトなボディだ。サイズは奥行き117mm、幅111mm、高さは38.5mmだ。

 

 

 

第12世代Intel Core i9採用。小さくても14コア20スレッドの高いスペックを備えるミニPC


 このGeekom XT 12 Proには第12世代Intel Coreプロセッサが採用されている。プロセッサはCore i9 12900Hを採用しており、最大5GHzで動作する。これはノートパソコン向けの製品では同世代で最上位ものだ。ベースTDPは45Wだが、最大で115Wに達するなど高性能ながら消費電力も大きい。
 この世代ではスマートフォンのプロセッサのようなbig.little構成を採用し、6コアのPerformanceコア(以下Pコア)と8コアのEfficientコア(以下Eコア)の物理14コア構成だ。Pコアはハイパースレッディングに対応するので、合計20スレッドに対応したものとなり、この手のPCとしてはかなり高性能なものになる。

 グラフィックスには強化された「Iris Xe Graphics」を採用している。ゲーミングをアピールする製品などでも採用されている高性能なものだ。画面出力も最大で4画面、解像度も最大で8Kの出力にも対応する。また、4K解像度でも複数画面に表示できるなど、4Kモニターの恩恵も最大限に生かすことができる。

 ゲームについてはオンボードグラフィックのため厳しいものがあるが、Intel Iris Xe Graphicsはかなり高性能な仕上がりで一昔前のゲーミングノートPC並みの性能持っている。ウェブコンテンツはもちろん、低負荷な3Dゲームであれば比較的快適に動かせる印象だ。

Core i9 12900Hに搭載されるIntel Iris Xe Graphicsは最大2.1TFLOPS(FP32)のグラフィック性能を有しており、これはGeforce GTX1050Ti相当の数字となる。

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このサイズで20スレッドもあると、タスクマネージャーの画面も圧巻だ


メモリは32GB(16+16)のため、一般的なデスクワークであれば何ら問題なく利用することが可能だ。必要に応じて64GBまでの換装、増設も可能だ。

 ストレージも512GBを基準として最大2TBまで設定可能だ。高速なPCIe接続のSSDを採用しており、動作にもたつき等を感じさせない。本体の起動速度もかなり速く、ストレージ周りでストレスを感じる事は少ないはずだ。

 ミニPCの売りの一つはコンパクトであることに加えて、メンテナンス性、拡張性が高いところだ。今回レビューの「XT12 Pro」も背面のねじを4つ外せば内部にアクセスできる構造になっている。メモリやストレージの換装も容易に行える仕様に加えて、冷却機構の清掃も比較的行いやすいものになっている。

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本体背面の4本のねじを外すと内部にアクセスできる

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メモリはノートパソコン用のDDR4規格のメモリ、SSDはM.2規格のものが使用できる。M.2 SATA端子が空きとなっている

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蓋の方にはSSD用のヒートシンクも備わる。ストレージも発熱すると動作速度が緩慢になるので、しっかり対応されている

 

最強クラスのスペックを持つミニPC。デスクトップと変わらぬ性能は魅力

 

 実のところ、筆者としてもミニPCは「さほど性能も高くなく、価格も高価で中途半端な製品」という印象が強かった。確かに、拡張性はフルタワーのデスクトップPCに劣り、ノートパソコンと大して変わらない性能ならあえて選ぶ必要はないのではと考えていたくらいだ。

 今回はデスクトップPC顔負けのCore i9 採用の構成。Geekmon XT12 Proを実際に使ってみると、基本性能の高さに驚かされる。ミニPCは性能が低いという概念は覆りそうだ。
 ノートPC向けとは言え14コア20スレッドのプロセッサとなれば、もはや並のデスクトップPC顔負けの性能だ。Cinebench 2024で計測すると、少し前のCore i9 9850と大して変わらないベンチマーク結果が出る。こんなに小さい筐体ながら、数年前のデスクトップ向けの上位CPUと大きく変わらない性能を持っているのだ。

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CINEBENCH 2024のスコアはシングルコアで101、マルチコアで626を計測した。


 一方で、Intel CPUのオンボードグラフィックスなので、高画質のゲームや高負荷なGPUエンコードは少々厳しいものの、GPU性能をあまり必要としない場面では「これで十分」と感じさせるスペックであった。

 ゲームでは原神のフルHD解像度、画質「低」なら60fpsをキープできる。大半のコンテンツはある程度画質を落とした状態であれば動きそうだ。

 

 近年ではノートPC向けプロセッサの性能も上がり、高いマルチスレッド性能やグラフィック性能を備えるものが一般的になりつつある。ここまで高性能であれば。家庭での利用はもちろん「仕事」でも不満なく利用できる製品と感じた。
 特にXT12 Proは高性能なCore i9 プロセッサを採用したことで、3DCADや3Dモデリング、動画編集、楽曲制作といったクリエイティブワークも難なくこなせる。USB端子の数もノートパソコンに比べれば多いので、小型ワークステーション的な存在のミニPCだ。

 そしてコンパクトな事がプラスになる場面もいくつかあった。例えば、机を広く使いたい環境やそもそも本体を置くスペースがない場面ではこのような機種が重宝する。VESAマウントアダプタを用いれば、ディスプレイの裏側に本体を固定できるため、一体型PCのようにも利用できる。

 

 AC電源が使える環境であれば、どの部屋にも持ち運んで使用できる携帯性の高さも特徴だ。同等スペックのノートパソコンは1Kgを優に超え、2kgに迫るものもあるが、Geekmon XT12 Proでは550gと軽量に抑えている。

 

 また、通常のデスクトップPCに比べて静粛性に優れており、ファンの騒音も小さい製品となっている。前回レビューしたmini IT11に比べるとファンの音量は大きいが、高負荷時はゲーミングノートPCよりも静かな印象だ。
 高性能だが、基本的にノートパソコン向けプロセッサを採用することで低消費電力となっており、ホームサーバーと言った用途でも利用できる。

 商品の特性上、他社との差別化が難しいものであるが、ディスプレイ端子がHDMIだけでなく、USB Type-Cで出力できる点は自由度が大きい点と感じた。ミニPCながらHDMI端子が2つある点もマルチモニター環境を構築しやすいと感じた。耐久性テストなども自社でしっかり行っており、安心して利用することができる。

 

クーポン使用で10万円!競合製品に比べて高いスペックでコスパ良好のミニPC

 

 

 さて、今回レビューの「XT12 Pro」は高性能ながら比較的お求めやすい価格な点もありがたい。価格については、今回レビューしたIntel Core i9 12900H、メモリ32GB、ストレージ1TBの仕様で直販ストアは10万3000円。Amazonでは通常価格が12万5000円のところ、クーポン併用で20%オフの10万円となっている。

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第12世代Intel Core i9搭載のパソコンが新品ながらこの金額で購入することが可能だ


 搭載しているインテルの第12世代プロセッサが少々型落ちの部分もあるが、今でもかなり高性能なプロセッサであることは変わりない。正直このスペックのパソコンが10万円前後で購入できるだけでも破格の性能と考える。
 USB端子等のインターフェース類も比較的充実しており、一般的な利用シーンにおいて「不足」と感じる場面は少ないはずだ。加えて、この価格はベアボーンキットではなく、メモリやストレージを搭載してWindows 11がインストールされた仕様の価格となっている。購入してすぐ利用できる点はありがたいものだ。

 筆者としては普段使いのパソコンとしても長く利用できる製品だと感じた。普段使いはもちろん、オフィスワークからクリエイティブワークまで幅広くこなせる性能の高さはプラスに作用している。高画質なゲーム、GPUエンコードを必要とする場面といった高スペックが求められる環境以外ではストレスを感じることもなかった。
 また、グラフィック性能を求める場合はAMD Ryzenプロセッサを採用した機種を選ぶと良さそうだ。近年では高いグラフィック性能を持つ7000番台を採用する機種が、ミニPCのジャンルでも登場している。一方で、ソフトウェアの最適化はIntel Coreシリーズが優位な場面もあるため、このあたりは利用用途で選んでも良さそうだ。


 必要に応じてメモリの換装やストレージの増設を行えるなど、拡張性の高さもうれしいところだ。そんなフラグシップクラスのミニPCが10万円台で購入できるチャンスだ。興味がある方はぜひチェックしてみてほしい。


提供:Geekom

 

 

 

 

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