どもー今回は
バンナムフェスが終わりました。いやーエグいですね。
てなことがありまして
久々にイヤホンを買いました
なんと…私もこんなところにまで手を出してしまいました。
ちなみにこいつは
Ultimate Ears Reference Remasterd Universal Fit
というものすごく長い名前ですので以下UERRとします。
実は後継でケーブルとコネクタが新しくなったUERR to Goというものも出てます。
UEのハイエンドモデル
Ultimate Earsと言えばUE10ProやUE900などでお馴染みのメーカーです。
実はカスタムイヤーが本業みたいなメーカーで、日本人アーティストも愛用するモデルもあります。
筆者が学生の頃は高嶺の花だったUE18 Pro
イヤホンで6桁という。こんなの誰が買うんだよwwwとか言ってた時期がありました。
ちなみにUERRも定価では6桁オーバーなので…ええ、ブーメランですね。
UERRのポジションは?
Reference Remasterdとあるようにリファレンス、基準となる音作りを目指したものになっています。
以前にUERM(Reference Master)というプロ向けのイヤモニもありましたが、それの後継モデルとなっています。
このモデルもCapital Studioのスタッフ全面協力で作られた力作となっております。
CIEM含めてもCapital Studioのロゴを入れられるのはこのUERRしか現在はない。
構成は3Way 3BAの構成
ユニット数的には同社のUE11ProとUE7Proの間を埋めるようなポジションです。
カスタムイヤーのユニバーサル版
UEの上位モデルはほぼすべてカスタムイヤーとなっておりますが、近年ではユニバーサル仕様のものもあります。
メーカーもユニバーサルになることによって音質の変化はほとんどない。
製造過程も同じだと明言していることもあり、カスタムイヤーとほぼ同等レベルとみても良いと思う。
そのため、カスタムとユニバーサルの値段に差が無いのも面白いところ。
また、ユニバーサルなので人に布教しやすいのは利点ですね。カスタムイヤーの沼に誘いたい。
聴いてみた
今回の試聴曲はこちら
アイドルマスターミリオンライブより
瞳の中のシリウス/徳川まつり
オリジナルはLive The@ter Performance 10に収録
今回の試聴音源は3rdライブにて販売された徳川まつり役諏訪彩花さんのソロバージョンとなります。
この曲、筆者のリファレンス音源のひとつでもあるのですごく指標がわかりやすい楽曲でもあります。
シリウス投げたいですね。
いえ、蒸発しました。
Wake Up Girlsより
王様のカデンツァ/Wake Up,May'n!
今年3月に惜しまれつつも活動休止となったWake Up Girls!
アニメ作品内のアイドルという存在でありながら、他作品のアニメテーマソングなども担当したりと、他のグループとは一線を画した活動で話題になりました。
マクロスにどっぷりだったかつ、端くれと言えどワグナーでもあった私にとっては完全な俺得となってしまったのです。
曲調は貼り出る低音域がありながら、ボーカル帯域がメインの曲となるため機種やプレイヤーによっては得意不得意が現れやすい曲ではあります。
ラブライブサンシャイン!より
Strawberry Trapper/Guilty Kiss
筆者はサンシャインの方はめっきりだったのですが、以前のドーム公演に友人にうっかり誘われて行ってしまったことがありまして。
これ以上沼に浸かりたくないのですよ…多方面にリアルマネーが飛びますので
他のユニットは「かわいい」などの感情が先行したのとは対照的に、ギルキスに関してはドストライクだったのか
ライブ終了後にリピート再生していた記憶があります。
好みドンピシャなんだなぁと。
あのラブライバーめ!Guilty Eyes FeverとGuilty!? Farewell Partyの円盤まで人に渡してまんまと人を落としたな許せないぞ今度1杯おごらせろ!
見事に落ちました。
曲調はロック調で低音域の音圧高めの曲。クラブなどで流すと楽しい世の言う「オタクの好きなやつ」です。
プレイヤーはDP-CMX1 GRANBEATです。
え?なにこれ音が…
おかしい。
普段からそこそこいいイヤホンで聴いてる私が明らかに違うと分かる。
初めてWestone UM Pro 50を使用した時と似たようなものを感じる。
端的に言うと音の定位はモニターを言うだけあってハッキリしていて、かつ分解能も文句なし。
さらには聞き疲れしないという。
以前聞かせてもらったFitEarのMH334のユニバーサル版であるto Go 334とも違う。
334がやや中域にフォーカスを当ててるのに対してUERRは全域が滑らか。
UM Pro 50と比較すると、Pro 50の音は低域が量感含めてすごく出るのが分かる。
音の濃密さというか「あれもこれもそれも」と聴こえるのはどちらかと言えばPro 50 。
UERRもそのようには聞けるが、なんだろう。
どこかマイルドに。
身体に染み込むように入ってくるイメージだ。
言い方は悪いが
音が暴力的なPro 50
囁くように入るUERRと言えばいいか。
Pro 50はその分解能故にガッツリ音量を上げると疲れてしまうのだ。
あまりの音数に耳が「ちょっと待って待って」となるのである。
ところがUERRだとむしろボリュームを上げたくなるのだ。上げても心地よいというか、体にしみるように入ってくる。なんとも言えない不思議な感覚だ。
オススメか?
私としては「とりあえず買っておけ!」と言いたいところではありますが、正直これをいきなり皆さんにいいぞ!と言ってお買い上げできる代物ではありません。
私もいくら安く買えたといえど、普通の人からすればかなり外れた感覚です。
定価で約13万円。
ここまでになればリスニング機だとIER-Z1などのウルトラハイエンド機や、他社を含めたカスタムイヤーも視野に入れられるものになります。
正直コスパ云々のものではありません。
それでもひとつ言えるのは、アーティストがライブで聴いてる世界というのが少しは体感できるかなというところです。
特にこのようなイヤモニだと「音が近い」といわれるが、カスタムイヤーだとそこまで音が近いモデルというのは少ない。
WestoneのESシリーズが比較的近い部類になるだろうか。
非常に聞きやすいバランスで、オールジャンルに対応できる素晴らしいイヤホンだと思います。
と言うことで久しぶりに個人的リファレンスを更新した形となりました。
多分しばらくリファレンスの更新はないでしょう。逆にクセのあるイヤホンが増えそうで怖いです。
それでは