どうも。ちょうちょを追いかけていましたら、私も無事に捕まえることができました。担当アイドルの春日未来さんは現在追いかけてもお迎え出来てません…悔しいです。それでもちょうちょは捕まえたんですよ!Galaxy Foldというちょうちょを。
1年かけて捕まえたちょうちょです!#はぁ〜また買っちゃった pic.twitter.com/Q8kvRu4ybL
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年6月27日
Galaxy Foldってどんなスマホ?
サムスン電子が作り上げた折りたためるフォルダブルタイプのスマートフォンです。世界初の商用リリースこそFlexPaiに譲りましたが、依然として横開きかつ内折り画面では唯一無二の存在となります。
箱がかなりでかいです。
本体は開けるとこんな感じ。今回は香港版となるが、本国では購入者限定の24時間サポートまでつく充実っぷりです。
そして本体。水濡れや磁石がある等の注意書きが多く書いてあります。
本体は開いた際のカメラ部が特徴的だ。
ヒンジ部分のアップ。パッと見ここから折れ曲がるようには見えない。
ヒンジ部はSAMSUNGのロゴが入っている。(日本版はGalaxyとなっています。)
閉じた状態でも本体は非常にスタイリッシュだ。本体はマグネットで留まっており、磁気を帯びたものが近くにある時は注意して欲しい。
2019年2月。フレックスディスプレイに衝撃を受けたスマートフォン
Galaxy S10シリーズなどとともに発表されたGalaxy Fold。日本ではGalaxy Harajukuにおいて先行展示されました。価格が1990USD(約22万円)と安いものではありませんでしたが、この革新的なデバイスに多くの方が心動かされたのではと思います。
リリース前のメディア向けの先行トライでは、画面保護フイルムと思っていたものをはがしたら実は表面保護層で破損してしまったこと。ヒンジ部に強い力をかけたらその部分だけ画面に縦線が入ってしまった点が見られ、耐久性でかなりの難が見受けられた。これらの理由から販売が延期になった過去があります。現在市場に出ているのはそれらが改良されたモデルとなっています。
Galaxy Foldのスペック的にはGalaxy S10+に準拠しており、搭載SoCやカメラ性能は概ね同等のスペックとなります。メモリ12GBのストレージは512GBの大容量モデルとなっており、SDカードスロットはありませんが、基本的に容量不足で困ることは少ないでしょう。
本体は閉じて4.6インチ 21:9の画面になる。感覚的には小さいXperia 1みたいなものだ。
開くと7.3インチ 8:9の大画面となります。イメージ的にはiPhone SEとiPad miniを持ち歩くものに近いものを感じます。
それでは。Galaxy Foldのご開蝶🦋です! pic.twitter.com/pKQT6E7FVc
— はやぽん (@Hayaponlog) 2020年6月27日
本体にはイヤホンジャックが備わっていないが、付属イヤホンでTWSであるGalaxy Budsが付属するのはちょっとびっくりしました。単体で1万くらいしますよこれ。
Galaxy Foldを使ってみて感じた大画面での視聴体験
Galaxy Foldやはり「視聴体験」が素晴らしい端末だ。一言でいうならばiPhone 8などのサイズ感でiPad miniを持ち歩けるのですよ。動画視聴、電子書籍閲覧などで非常に有効となります。
やっぱりセンターの折り目は気になるものの、よくぞこの程度に抑えたなと感心するものだ。実際に使ってみて「折り目の歪み」はやや気になるものの、輝度ムラなどは感じられなかった。
画面が折りたためるスマホこそ過去にもありました。筆者もZTE AXON MやLG V50 ThinQといった2画面のスマホを使ってきました。もちろん、AXON Mではやっと実用レベルでの2画面端末でしたし、V50 ThinQでは拡張アクセサリーというスタイルで「必要な時だけ2画面」というスタイルを確立しました。
そしてこのGalaxy Foldが見せてくれたものは、AXON Mのコンセプトを洗練させた数年前では考えもつかなかった夢のスマートフォンでした。画面に継ぎ目がないFlex AMOREDがまさにそれを感じさせている。
有機ELパネルの特徴に「曲げ加工や可動部でも使用が可能」というものがあり、コンセプトモデルや技術展示モデルで多くのものが発表こそされていました。
5年後の当たり前。ミライのスマートフォンの形をGalaxy Foldでみた
まさに5年後。きっとスマホはこんな形になるでしょう。今から7年ほど前でしょうか。サムスンのコンセプトのひとつに折り畳み端末がありました。あの時はまさに「夢のスマートフォン」でした。スマホがぐにゃっと曲がってあっという間に7インチクラスの大画面になるもので、今思えばこれがGalaxy Foldになったんだなと納得はできます。
技術が需要に追いついたというか、生かせる環境が来たんだなと。これから大容量の5G回線が普及すると、端末のサイズは縦から横に、大容量回線の情報量を生かすマルチタスクや高画質コンテンツに最適化されるかのように大きくなっていくのかと思います。大型化する端末はどうしても持ちにくくなる。それを解決するのがこのフォルダブル端末というわけです。
スマートフォンが今の形となって今年で10年余り、Galaxy Foldはスマートフォンのこれからの形を明示、提案しているまったく新しい存在となっているのです。日本国内でも発売されましたが、24万円という価格設定や、特定店舗でしか体験や購入ができない点でとても普及を考えたデバイスではありませんでした。
それでも「5年後のミライを買う」と考えれば特別高いものではないのかなと思ってしまいます。
実はGalaxy Foldのヒンジを見ると完全に折りたたみ切れておらず、隙間がある事がわかる。正直なところコンセプトは素晴らしいものの、耐久性などは未知の領域です。そしてあの画面はガラス製でもなく、コーティングが施されてる関係から液晶保護フィルムは非推奨とされています。
加えて、注意書きにもあるように本体は非防水だ。このような欠点や発売遅延などの未成熟さ。本体価格の高さと入手、使用のハードルはとても高い…それでも欲しいと思わせてくれました。
あなたも。5年先のミライのスマホ…感じてみませんか?