どうも
こんかいは
この話題の機種を比較してみました。
それぞれの詳細はこちらから
プロセッサー周りのスペック
Redmi Note 9T
SoC MediaTek Dimensity 800U
メモリ4GB
ストレージ 64GB
Redmi Note 9S
SoC Qualcomm Snapdragon 720
メモリ4または6GB
ストレージ 64または128GB
核となるプロセッサはRedmi Note9TがMediaTekのものを、Redmi Note 9SがQualcommのものを積んでいます。
正直、「わからんわ!」が大半だと思うので、ざっくり同じくらいの性能のものって認識でよいかと思います。
ベンチマーク的には前者のほうが若干優位ではありますが、Antutuベンチマークでも点差は1万点以内と誤差レベルであり体感的な性能はさほど変わりません。
また、GPU性能ではスコアこそDimensity 800Uのほうが高いですが、コンテンツの最適化などからSnapdragon 720のほうがやや優位なものもあります。
現時点ではタイミングやタッチ判定を求めるゲームなどをプレイする場合はこちらが優位です。
Redmi Note 9Sではより大容量のメモリやストレージを積んだ上位モデルもありますので、必要に応じて選ぶことができます。
ポイント
Redmi Note 9Tのほうがベンチマークスコアは高いが、ゲームなどの最適化が重要視されるものならRedmi Note 9Sのほうが優位なこともある。
性能差は体感的にはどちらもさほど変わらない
Redmi Note 9Sでは高性能な上位モデルも選べる
画面サイズ
Redmi Note 9T 6.55インチ
Redmi Note 9S 6.67インチ
画面サイズではRedmi Note 9Sのほうが若干大きくなっています。
画面解像度はどちらも2380×1080ドットのFHD+に当てはまるものであり、画面の目の細かさなどでの差はほとんどありません。
また、フロントカメラはどちらもパンチホールタイプとなっています。
Redmi Note 9Tが画面左上
Redmi Note 9Sが画面上部センター
と搭載されている位置が異なります。
ポイント
画面サイズはRedmi Note 9Sのほうが若干大きい
フロントカメラの位置は若干異なる
カメラ性能
Redmi Note 9T
48MP(メイン)2MP(マクロ)2MP(深度)
フロントカメラ13MP
Redmi Note 9S
48MP(メイン)8MP(超広角)2MP(マクロ)2MP(深度)
フロントカメラ 16MP
両機の決定的な違いはここでしょうか。
Redmi Note 9Sには超広角カメラがあり、集合写真や広く風景を切り取りたいときに使えます。
また、フロントカメラもRedmi Note 9Sが若干スペック面では高いです。
それ以外の構成については概ね共通となります。
また、写真の色合いや絵作りも同じメーカーながら若干異なります。
これはSoC内のISPの処理やイメージセンサーのメーカーなどに左右されており、仮にも同じセンサーでもチップセットが異なると出てくる絵もまた変わってきます。
左 Redmi Note 9S
— はやぽん (@Hayaponlog) 2021年3月3日
右 Redmi Note 9T
どちらもAIオフでEMUI12適応済み
メインカメラ(48MP)で撮って出し
若干色味が違うのはチップセットのISPの絡みかな…興味深い pic.twitter.com/xNOm9fkjf3
ポイント
カメラ性能はどちらも概ね同じくらい超広角カメラを求めるならRedmi Note 9S
電池持ち、バッテリー容量
Redmi Note 9T 5000mA/h
Redmi Note 9S 5020mA/h
こちらも数値的にはさほど大きな差はありません。
ただ、バッテリーの持ちについてはRedmi Note 9Sのほうが良く、これは5G対応の有無やチップセット周りの差が影響しているのかなと思います。
ポイント
電池持ちはRedmi Note 9Sのほうが良さそう
お値段
Redmi Note 9T 21,600円
全国のソフトバンク取扱店、オンラインショップで購入可能
Redmi Note 9S 24,980円
全国の家電量販店、Amazon等ECサイトで購入可能
お値段ならRedmi Note 9Tのほうがお安く、非常にお求めやすいものになっています。
また、ソフトバンクへの乗り換えや新規契約では割引も効いて本体一括1円で買える施策があったりとお得感は強いです。
ただ、ソフトバンクでは回線契約セットが基本となります。
移動機物品購入という「契約なしでの本体購入」もできますが、オンラインでは扱いのないものだったりします。
実店舗でも対応してなかったり別途手数料を取る場所もあります。
仮に買えてもレジに並んで即購入ともいかないので買うには手間と時間がかかります。
また、未成年者だと親権者同意が必要だったりすることもあるそうなので面倒です。
移動機物品購入の話はこちらで書いてます。
Redmi Note 9Sも性能的には安価です。
単純に考えても店舗のポイント還元や、各種キャッシュレス決済のポイントも合わせると価格差はほとんどありません。
この機種はMVNOとの抱き合わせで割引になるケースも多く、安ければ1円、高くても2,000円ほどとお得に購入できます。
こちらについてはレジに並んで即買える点や、オンラインでも割引の大きい状態で買えるのと言った点があるのも魅力。
普通にレジでお金を払って買うなら3歳児でも買えます。
ポイント
値段の安さならRedmi Note 9Tだが、購入には若干ハードルがある
キャッシュレス決済のポイント還元や、MVNOの割引など支払い方法や契約によってはRedmi Note 9Sと9Tの価格差はほとんどない
本体機能
Redmi Note 9TにあってRedmi Note 9Sにないものを簡潔にまとめると
・5G通信対応であること
・ステレオスピーカー搭載であること
・FeliCa(おサイフケータイ)※が載っていること
※ソフトバンク版に限る
Redmi Note 9Tでは5G通信規格に対応しています。
グローバル版ではNSR方式のn77/78/79バンドに対応していますが、日本で出ているソフトバンク版はn77のみの対応になっています。
そのため、ソフトバンク以外の他社キャリアで5Gを使うのは難しいものとなります。
ステレオスピーカーも魅力の一つですね。
動画を視聴したりするのは音も大きく便利です。
FeliCaはXiaomi初のものとなり、ID決済やモバイルSuicaなどを使う方には重宝されるアドバンテージです。
その逆でRedmi Note 9SにあってRedmi Note 9Tにないものを簡潔にまとめると
・デュアルSIM対応でSIMフリーであること
・豊富な対応バンドを持つこと
・メーカー保証、独自機能があること
・プリインストールアプリが少ないこと
これも海外版Redmi Note 9TではSIMフリーでDSDV対応なのですが、SoftBank版のものではSIMカードが1枚しか使えないシングルSIMの仕様となっています。
また、ソフトバンク向けに最適化されてる関係からか他社キャリアでは使いにくい点、SIMロックがかかっていて解除には手続きが必要な点がソフトバンク版Redmi Note 9Tのネックな点と言えます。
その点、オープンマーケット向けのRedmi Note 9Sにはそのようなしがらみはありません。
データ通信と通話プランを分けたい人、仕事用とプライベート用の2つの回線を1台で使いたい方は断然Redmi Note 9Sです。
メーカー保証についてもRedmi Note9Tは原則として「移動機物品購入」で買われた場合にはキャリアの保証サービスは使えません。
せいぜい加入できても購入した量販店の保証サービスが限度です。
そして、デュアルスペースと言ったメーカー独自機能がソフトバンク版のRedmi Note 9Tにはないと言うのも、選ぶ要件によっては惜しいと思われる方もいるでしょう。
また、ソフトバンク版のRedmi Note 9Tにはキャリアのプリインストールアプリが多く入っており、無効化するには少々手間がかかります。
そのような点でもオープンマーケット向けのNote9Sはシンプルさという点では優位と言えるでしょう。
最後に
昨年から市場を圧巻とするシャオミの低価格スマホ
今年はさらに安価なRedmi 9も加わり、「安くて使えるスマホ」の決定版になりつつあります。
今回は名前のよく似た2機種を比較にしてみましたが、近いようで差別化されている印象を感じました。
Redmi Note 9Tをオススメなユーザーは
・ソフトバンク、ワイモバイルユーザー
・低価格なおサイフケータイ対応スマホが欲しい
・ステレオスピーカーのある機種が欲しい
・「5Gスマホ」が欲しい
Redmi Note 9Sをオススメなユーザーは
・大画面のスマホが欲しい
・ゲームも快適でお手頃なスマホが欲しい
・Xiaomiの機能が使いたい
と言うところでしょうか。悩ましいところです。
それでは
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- 発売日: 2021/02/05
- メディア: エレクトロニクス