あらゆるものが売っている100円ショップ。今回、ダイソーにて「iPhoneをイヤホンを利用しながら充電できる」アダプタを見つけた。
100円ショップでも定期的に見かける製品ではあるが、これもいくつか種類があるようだ。今回は実際に購入してみたので、紹介してみたいと思う。
- iPhoneを充電しながら有線イヤホンを使うアダプタが全国のダイソーで500円で買える。
- iPhoneユーザーは持っておくと便利なアダプタ。お試しでもダイソーで買えることがこのアダプタが持つ最大の利点
iPhoneを充電しながら有線イヤホンを使うアダプタが全国のダイソーで500円で買える。
今回見つけたものはiPhoneなどのLightning端子から、イヤホン出力と充電入力を分離するアダプタだ。これによってiPhoneを充電しながら有線のイヤホンが利用できる便利なアイテムだ。
パッケージには「500円」の文字が目立つ
パッケージには非正規のアダプタのため、アップデート等を理由に動作が保証できなくなる旨が記載されている。対応機種はiPhone XRなどの少々古い機種が並ぶ。
内容はコンパクトなアダプタとなる
アダプタ自体は出力端子を2つに分岐するような見た目となっており、二股アダプタとも呼ばれる。メスの差し込み口はいずれもLightning端子となる。
イヤホンと充電ケーブルを接続する場所が決まっており、これを逆に接続すると充電されず、イヤホンも認識しないものとなる。仕組み的には充電とデータ転送で使う配線をアダプタ内で分けているものと考えられる。
iPhoneに接続するとこのような形となる
接続するとこの状態でもシステム側がイヤホンを認識している事がわかる。また、端子部に若干高さがあるので、薄手のケースなら装着していても利用できる。
最新OSをインストールしてあるiPhoneでも問題なく音が出た
実際に使ってみたが、iOS 16.5.1環境のiPhone 14 Proでもちゃんと充電しながら音が出た。音質の差までは把握することが出来なかったが、特段悪くなったとは感じられなかった。また、このアダプタは充電中は急速充電は行わないものとなる。
iPhoneユーザーは持っておくと便利なアダプタ。お試しでもダイソーで買えることがこのアダプタが持つ最大の利点
この手のアダプタの需要が求められるようになった背景は、iPhone 7以降の世代からイヤホンジャックが廃されたことだろう。今でこそワイヤレスイヤホンも普及しているが、廉価な価格帯では有線イヤホンのシェアも根強い。
また、ゲームなどで遊ぶ際に遅延を抑えて遊ぶことができる。リズムゲームを遊びながら充電すると言った用途にはうってつけだ。
このアダプタの難点としては、音声出力ができると言っても外部のDACなどには出力できないようだった。
デジタル出力をするとiPhoneのバッテリーがゴリゴリと減っていくのを防ぐことができると思ったが、実際に使うと音声に大きなノイズが乗ったり、そもそも認識しないなどと使いにくいものであった。
パスパワー給電のアダプタタイプは試していないが、確実に利用できるかの保証はない。説明書通りiPhoneの純正イヤホン、純正3.5mm変換アダプタの利用が好ましいようだ。
さて、このようなアダプタはAmazon等の通販でも購入することができるが、それこそ相性やサイズ感などを確認することは難しい。
特に安価な商品は、レビュー評価が低いものもあり不安を感じる点も多い。
そんな中で、今回紹介したアダプタの最大の利点は"ダイソーで買えること"だ。全国の100円ショップ実店舗で購入できるこのアダプタは、ある意味安心感を持って購入することができる。仮に初期不良で動作しなくても返金対応も容易だ。
iPhoneで充電しながら有線イヤホンを使いたい。社用車等で使う「2個目」が欲しい時に気軽に購入できること。これらが、この商品の持つ最大のメリットになる。
それにしても100円ショップで少々ニッチなアダプタがいつでも買えるとは。500円商品とはいえ、すごい時代になったものだと改めて感じさせられる。興味がある方はぜひ店頭チェックしてみて欲しい。