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最新の折りたたみスマホが全国各地で試せる。「Join the flip side #Galaxy日本一周」のイベントに行ってきて感じたこと

 着実に認知されてきている折りたたみのスマートフォン。有名どころには Galaxy Z FoldやZ Flipといった機種があることを皆さんご存知だろうか?
 これらの機種は高価なこともあって展示機がある店舗も少なく、認知こそされていても「触ったことがない」という方も少なくない。


 そんな中、サムスンは「Join the flip side #Galaxy日本一周」というイベントを名前のごとく、スマートフォンを体験できるトレーラーを用いて全国47都道府県にて出張体験イベントを開催している。今回は筆者の地元新潟でもこのようなイベントが行われていったので、実際に足を運んでみた。

 

Galaxy Z Fold5とFlip5をじっくり体験できるトレーラーが日本一周中!


 さて、サムスンのGalaxyが展開する折りたたみのスマートフォンには「Fold」と「Flip」と呼ばれる2つの機種がある。Foldは展開すると7.6インチと大画面となり、ポケットに入る小さなタブレットという風な印象だ。
 一方Flipでは一般的なスマートフォンを縦に折りたたみより、コンパクトかつカジュアルに持ち歩くことを意識した製品だ。従来のガラケーを連想させるような体験となっている。

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大画面のFoldとコンパクトに折りたためるFlipのふたつで展開

 

 その一方、折りたたみという特徴や高価な価格なこともあってか、これらの実機を体験できる店舗はあまり多くはない。家電業販店でも都市部の店舗に限られたり、キャリアショップも同じく都市部の比較的大きな店舗にしかなかったりすることが多い。
 正直折りたたむという体験的な要素が大きいため、このようなスマートフォンを検討するにあたっては実際に製品を触ってみたいと考える方も少なくないことだ。

 

 そのような声に答える形で、サムスンはGalaxy Z Fold5と Z Flip5に対して、一般への認知度向上を狙ったかなり攻めたマーケティングを全世界にて行っている。日本では東京にあるGalaxy Harajukuをはじめ、大阪でもGalaxy Studioといった体験型の店舗を展開。期間限定だったが、下北沢をジャックしてのGalaxyを楽しめるイベント「Join the Flip side  @シモキタ」に続く形で、このJoin the flip side #Galaxy日本一周が行われている。

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下北沢の街を巻き込んでのイベント。まるでソウルの聖水で行われたイベントさながらの雰囲気であった

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本家の韓国ソウルはもっと気合の入ったイベントとなっていた


 今回新潟に現れたGalaxyのトレーラーはテーマカラーのグリーンをまとったデザインとなっている。基本的にこの辺りはグローバルでの広告イメージに準拠しているため、デザインは共通となる。

このトレーラーは2台あるようで、北と南から全国各地をそれぞれ回っているようだ。

 

 

新潟では万代シテイのイベントに合わせての展示だったこともあり、多くの人で賑わっていた。トレーラーの周辺には数人のスタッフ、各種体験ブースが並ぶなどGalaxy Harajukuに近いスタイルとなっている

 

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牽引する車両にも大きなGalaxy Z Flip5が乗っている

 

 さて、イベントでは最新機種の特徴を実機にて体験することでスタンプを獲得できる。これを集めることで景品の当たるガラポンを行うことができる。

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トレーラー内に設けられた体験ブースでGalaxy Z Fold5とFlip5を体験できる

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Galaxy tab S9シリーズのほか、Galaxy Watch 6なども体験できた


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全て体験すると今回のイベントのコラボキャラクターであるクロミちゃんのノベルティをゲットできる


 また、今回のイベントではGalaxy製品の画面保護フィルムの交換も行うことができた。交換できる製品は国内版に限るが、Galaxy Sシリーズを始め、一般的にフィルムの交換が修理対応となるGalaxy Z FlipやZ Foldシリーズの画面保護フィルムも交換することができる。この場合、かかる費用はGalaxy Harajukuと同様に無料となっている。


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筆者もGalaxy Z Flip3のフィルムを貼り替えてもらった。専用のツールを用いてものの5分もかからずに張替えが完了した

 

体験重視のスマホだからこそ「最新スマホに触れる」機会は重要。全国を巡る点も好印象


 今回のようなGalaxyの体験イベントが全国各地で行われることは、とても意味のあるものだと感じた。このイベントは折りたたみスマートフォンの認知普及にとどまらず、実際に体験してみることによって製品が持つ固定概念的な部分も払拭できるものと考える。
 
 近年のスマートフォンでは性能面はコモディティ化しており、差別化できる要素のほとんどが体験といった部分に割り当てている。特に物理的な機構を持つ機種の体験は、消費者に対して大きな差別化ができる。その一方、実際に触ってみなければイメージすることが難しい部分でもある。

 サムスンは日本でのシェアは3から4位といった形となるが、他国のような確固たる地位を持っているとは言えない。だからこそ折りたたみという新しい体験による差別化で、日本でもシェア拡大を狙っている。


 興味のあるお客さんだけに来てもらうのではなく、メーカー側が自ら地方へ出向き、何気ないきっかけから製品を体験していただきたい。そのような強い意気込みを感じるGalaxyの日本一周を巡る体験イベントだった。

 

 このイベント自体は既に後半戦を迎えているが、まだまだ全国を駆け巡るようだ。スケジュールは公式サイトに掲載されているので、お近くにお住まいの場合はぜひ遊びに行ってみて欲しい。

www.samsung.com

www.hayaponlog.site

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