どうも
あっという間にこの日が来ました。
はい、デレステの5周年です。
ということでいつものを書きました。
去年のはこちら
デレステ5周年を迎えての推奨要件
デレステのスペック要件としましては
「高画質でやるならハイエンド機」
毎度のことですが、もうこれに尽きる気がします。
Cygamesさんの考え方がそんな感じですので。
標準環境でも毎年のブラッシュアップの結果からか、推奨要件は常に上がっているように感じます。
個人的に標準環境でもAndroid版はについては、メモリ4GB以上が求められているかなと感じるくらいのものになりました。
プロセッサ性能はもちろん、メモリ量が重視されるデレステ
以前にミリシタの検証の際に「ミリシタのエフェクト類はUnity標準では重たいので、軽量化した独自のものを利用している」とCEDECで公表されてる通りだと私も書きました。
デレステのエフェクト類はスマホコンテンツとしてはトップレベルの品質で、恐らくUnity標準のPost Effectsクラスのものが使用されています。
このエフェクト類は特にメモリ使用量が多く、3Dリッチモードが異様なまでに重たい理由の一つにまで挙げられます。
カメラの被写界深度までしっかり出してくる優秀なエフェクトである。
個人的にはiOSで最低3GB
Android環境では最低6GBのメモリ量がないとプロセッサ性能よりもメモリ量がボトルネックとなります。
そのため、メモリ搭載量が各社6GBとなった2019年のハイエンド以降が手っ取り早い推奨スペックと言えます。
実際にメモリの差を感じやすいSnapdragon 845世代ではメモリの差が顕著に出る印象があります。
4GBのXperia XZ2
6GBのGalaxy Note 9
8GBのBlackShark
メモリが少ないモデルではリッチモード(特にグランドモード)ではカクツキが目立つものとなっています。
それでもメモリ8GBを積んでいたBlackSharkは比較的快適に動作していました。
そのため、現時点で推奨機と呼べるのは
Apple A12以降
Qualcomm Snapdragon 855以上
となります。
もちろんそれより新しい機種ならもっと快適に動きますね。
現時点においてもMali G77搭載機でも問題なく動いてるようですので、Exynos 990やDimensity 1000への対応は問題ないかと思います。
タッチ感度とか
タッチ応答速度はミリシタよりもシビアな印象があります。
特に横フリックとかで差が出ており、5年ほど触ってるので体が覚えてしまったところがあります。
そのため、iOS端末はもちろんのこと近年話題のゲーミングモデルの真価を発揮しやすいものかなと考えています。
ただ、特殊なSoCではやはりタイミングのズレが大きいのでAndroid環境は極力QUALCOMM Snapdragon搭載機の方が良いと思われます。
それでも他の2Dリズムゲームに比べればデレステの譜面難易度は低く、フルコンボもヘビーユーザーの方からすると「余裕」なんて声も聞きます。
最初期のTOKIMEKIエスカレートやあんずのうたをまともにクリアできなかったのがいい思い出です。
古い環境でもプレイはできるデレステ
ミリシタのように最適化の結果として端末切りがされたのとは異なり、デレステは未だに旧環境が残っています。
iOSの64bit第1世代はもとい、Android 32bit環境も問題なく動作します。
何よりAndroid版は動作要件がこの令和においてもAndroid 4.2.2なんです。
快適に動くかどうかはもとい、いまだにこんな古い環境でも動かせるのが恐ろしいというかすごいというか。
デレステも過去に端末切りはされましたが、ほとんどが「こんなのサポートしてたの?」ってクラスでしたのでその…
最初にiOS6とICS(Android 4.0)で、次いで32bit iOS機とAndroid 4.1でした。
いまのプロデューサーさんにデレステは以前にiPhone 3GS(2009年発売)でも動作したと言っても信じてもらえないだろう。
4年くらい前までは動作してたんですよ。
デレステ5周年を迎えて
デレステも今年で5周年を迎えます。
アイドル全員分のSSRも時間がかかりましたが、このたび全員分が5周年を前にちゃんと実装されることとなりました。
CVの有無関係なしにちゃんとやってくれたことに好感が持てます。
イメージ衣装にコミュにとひとつひとつ大切にしてるから故に、ここまでの時間がかかってしまったのでしょう。
筆者的にはリリースから毎度この手の検証を出していますが、今年の5周年をもっていったんデレステの検証からは手を引こうかと考えております。
理由としましては
「デレステのスペック基準の考え方はPCゲームと同じ」 だからです。
毎年ブラッシュアップはされるものの、基本的に「その年のハイエンド機」でないと厳しいという評価を毎年つけていました。
レンダリング処理の向上、より豪華なエフェクト、楽曲ごとの世界観あふれるステージ
ここ数年は5人以上でのライブにAR連携といったまさに「時代の先を行く」コンテンツだなと感じています。
結果として要件自体が高くなってしまい、PCゲームと同じような「高解像度でやるなら最新のハイエンド」という傾向が非常に強いものになっています。
結局毎年言うことが変わらないんですよね。
リリース時は数年先のスペックを見越したオーバースペックなコンテンツでもあり、Unityモデルを複数背景で躍らせるというあの当時としては非常に革新性のあるものでした。
現在のデレステも恐ろしいくらいにこだわっている点が多々あり、MVの作りこみは常々最高が更新されていくその最たる例でしょう。
例えば「IKモーション」
身長差のあるモデルに手をつながせる。提示されるのは簡単です。
ですが、3Dモデルを触ったことがある方ならこれがいかに「面倒でやりたくないこと」というのがわかると思います。
特に身長差があるなら絶望です。
私もやったことありますよ
ええ
設計外のモデルでやると手の座標軸が貫通してしまいましたが
何せその身長パターンがデレステの場合はとにかく多いのです。
そのためにデレステは「IKモーション用のモーション作った」というとても単純ではあるのですが、さすがだなと感じます。
これを一番身長差のあるアイドル同士で製作し、あとはその中間点で処理することで187人のだれでもハイタッチや自然な形で手をつなぐといったことが可能になったのです。
こういうのです。
これらの処理はSecret DaybreakやM@GIC Grand Verなどで使われている。
ミリシタでもFlyers!!!で似たような処理がされているが、デレステの場合はよりフレキシブルに対応できるものになっていると思われますね。
それ以外だと楽器の着用だろうか
私の知る限り、デレステのモデルは胸囲のサイズだけで5パターンあったと記憶している。
そのため、これらのモデルに統一のモーションを合わせてしまうとギターストラップがモデルによっては胸元を貫通してしまう状態となる。
仮に胸囲部に当たり判定をもってきても胸囲やストラップの動きは不自然になります。
それを防止するためにモデルによってストラップのかけ方が異なるものになっているのです。
それに身長差でのカメラワークの差分や楽器の位置補正まで入っているので、手の込みようが普通じゃないのだ。
そしてキーボードやギターを演奏するモーションにいたってはリアルタイムモーションキャプチャーで大まかな部分を作った上に「指先は1本1本手打ちで入力」してあり、よりリアルな表現が可能になっただと語られている。
上記のキャプチャの指先はそのような手の込んだ方法で製作されている。
動きを減らすためにギターモーションを入れて「楽しよう」といった数年前のお前。
60フレームで動く指先なんて見えないだろ大丈夫といったおまえ。
そう、おまえだおまえ。
これを書いてる筆者のおまえだよ聞いてるか。ほんとはここまでやるんだぞわかったか。
さらにはレフティーのアイドルには楽器とカメラワークまでレフティー仕様に変わるこだわりっぷりだ。
こちらはUnlock Starbeatにて使われている。
モーションアクターは7th 大阪公演で派手にぶちかましてくれたシンデレラバンドの皆さんだそうだ。
そのほかにもMV内に別モーションを差し込む楽曲や、特定衣装に物理接点(地面で引きずる)や大きい羽等のあるモデルにはコリジョン(簡単に言うと見えない壁のようなもの)を設けて他モデルとの接触や貫通を防いだりしています。
いわゆる風エフェクトもここ最近の実装となっている。
特に奏さんはショートヘアながらも髪が靡くようにと追加での実装となっているそうだ。
この「リアルさとライブ感へのこだわり」は他が追従しない域にまでたどり着こうとしています。
こちらはCEDECの講演にて語られている。
衝撃のデレステリリースあれから5年が経ちました。
近年はスマホのスペックの向上が著しいところで、同じアイマスの名でも「ミリシタ」や「Mステ」といった同様の基軸のコンテンツがでてきました。
別コンテンツでもラブライブのスクスタやあんさんぶるスターズのあんスタMusicに初音ミクプロジェクトセカイといった非常にクオリティの高い後発が出てきている状態となっています。
それ以外でもフォートナイトやPUBGといったPC向けコンテンツが、スマホ向けに移植することすらできる時代になったのです。
数年前のPCコンテンツ、据え置き版コンテンツに匹敵するクオリティをもつものがスマホでも平気でできるようになりました。
しかもこれらはサブスクに近い形となり、基本的には無料でできるんですよね。
たった5年でここまで変わったのです。
そして今やスマホカメラでのリアルタイムトラッキングで誰でもVtuberになれる時代となりました。
ちなみにスマホの性能はどれだけ上がったかというと
GPU性能は単純計算でデレステリリース時のハイエンド機の約6〜7倍となっています。
メモリ量も1番多い機種で4GBだったのが、今や16GBとなりました。
たった5年でモバイルノートPCともさほど差がないレベルまでの進化を遂げてしまったのです。
このデレステという存在の前には確かに3Dモデルを動かせるアプリは有りました。
ただ、多くがMMDベースのような軽量なもので、品質的にもスペック的にもエフェクト類はほぼ使えないものでした。
このデレステはUnityモデルを使った上に「いかにもな3D感を極力少なくした」コンテンツであり、スマホでもこのクオリティでプレイできるぎりぎりのタイミングにてリリースしたのが大きかったと言えます。
早かったが、早すぎてアーリーアダプターしか食いつかないのとは違う絶妙なタイミングだったと言えるでしょう。
そしてこのデレステもまだまだ進化を続けるコンテンツです。
昨今では多方面とのコラボイベントや楽曲が配信されたりと、ますます盛り上がりを見せておりアプリ内の売上も上々とのことです。
今後も目が離せないコンテンツですね。
あと、地元と同郷の砂塚あきらさんにCVがつきました。
ボイス総選挙で投票してくれた皆さまに感謝いたします。ありがとうございました。
なので、私は記念にBlackShark を買いました。サメが好きですからね。
砂塚あきらさんに声がついたのでスマホを買ってきました。もちろんゲーミングです! pic.twitter.com/JY25CNvFbi
— はやぽん! (@H8P0NP) 2020年8月22日
それでは