どうも。この時期が来てしまいました。
ミリシタも3周年を迎えると言うことで、改めての自己紹介もかねてひとつまとめにしました。
この内容はこれからミリシタを始めたい。もっと楽しみたい!って内容の記事です。
バリバリに活躍されてる先輩方にはもう聞き飽きたかもしれない内容となりますが、研修用資料だと思って生暖かい目で見てやってください。
- これを書いてる人は?
- ミリシタってなーに?
- アイドル達について
- ミリシタを始めよう
- ミリシタをやるための端末の選び方
- 個人的に思うミリシタの凄いところ
- エモさを加速させる演出がミリシタの最大の特徴
- 最後に新規ではじめられる方へ
これを書いてる人は?
簡単な自己紹介を兼ねて
はやぽんといいます。
ミリシタに関わるところでは萩原雪歩さんと春日未来さんの担当をしています。
春日未来さん
萩原雪歩さん
かわいいですよね。
そして、何を隠そうこの筆者はミリシタを快適に動かせるスマホを探して検証というものをしています。
気が付いたらミリシタを言い訳にスマホやタブレットを150台以上買っていたあほです。
そしてその端末たちを使った実機データをいろいろまとめたりしています。
こんなのを毎年まとめています。
現地のイベントにも比較的顔を出してますので、お気軽にお声がけください。
ミリシタってなーに?
そこからかよ!?とは言ってはいけません。誰だって最初は初心者です。
これはアイドルマスターミリオンライブ シアターデイズというアプリの略称になります。
主にアイドルマスターシリーズにおけるミリオンライブという作品に登場するアイドルたちを基軸とした展開が行われており、リズムゲームとそれを構成するストーリーでアイドルの成長を描くものになります。
ユーザーは「765シアターのプロデューサー」という立ち位置でライブやイベントを成功させ、トップアイドルを目指す彼女らの成長を見届ける立場となります。
今作は2017年の3月開催の4thライブ内にて正式発表され、同年6月29日にリリースされました。
このコンテンツは「もっとアイドルとふれあえる」をテーマにしており、コミュや劇場ホームでも3Dモデルを使用したものになっています。
ホーム画面が立ち絵メインのゲームとは異なり、ホームの劇場内の画面で「アイドルのいる世界にプロデューサーである自分もいる」という感覚になるのがこの作品の特徴と言えるでしょう。
上から控え室、事務室、劇場エントランス、ドレスアップルームとなっている。
控え室と事務室は私服
劇場エントランスはレッスンウェア
ドレスアップルームはレッスンウェアとステージ衣装
というTPOをわきまえた自然なアイドルの姿にリアリティを感じます。
吹き出しをタップするとこのようにアイドルと会話のできるショートコミュが発生します。
現在は海外展開ともされており、若干のラグはありますがハングル版と中文版の2つがそれぞれリリースされています。
今は初心者向けにも「美咲メモ」が展開されており、チュートリアル感覚で確認できる機能が備えられました。
アイドル達について
いまさら説明も不要かと思います。
アイドルの詳細はこちらからどうぞ
今作では765シアター所属の765 MILLION ALLSTARSのアイドル39人に765PRO ALL STARSの13人を加えた52人のアイドルをプロデュースできます。
また、ゲストアイドルとして961プロの詩花と玲音との関わりも見ることができます。
ミリシタでは39プロジェクトのオーディションやプロデューサーがスカウトしてきたところから、アイドル達との出会いが始まるというものになっています。
また、765ASのメンバーについては「劇場の先輩」という描かれ方をしており、後輩ができたことによる心情の変化などが描かれています。
ミリシタを始めよう
ミリシタはiPhoneなどのiOSとAndroid OS環境に対応しています。
現時点のプレイできる環境は以下の通りです。
OSバージョン:iOS 10.0以降
ハードウェア要件:iPhone 6S以降、Apple A9以降搭載の端末OSバージョン:Android 4.4以降
ハードウェア要件:64bit環境でないと動作しないと考えたほうがよい。基本的に2015年以降リリースの端末
3Dモデルを使ったライブ構成や劇場ふれあいがメインのため、動作要件は普通のスマホ向けリズムゲームに比べるとやや高めです。
これを書いている人はいかにこのゲームを快適に動かせるかを念頭に、様々な端末を「検証」という建前で購入していました。
気が付けば3年で150台も買っていたあほです。
良い子は絶対に真似してはいけません。
ミリシタを快適に楽しむなら以下の環境くらいの性能があると快適でしょう。
Apple A11以降 メモリ3GB以上
(iPhone X以降iPad Pro 10.5以降)
Snapdragon 845以降 メモリ6GB以上
またはそれと同等のスペック
(2018年のハイエンド端末以降)
ミリシタの魅力を味わいつつ、十分に楽しめるにはこのくらいのスペックが必要です。
メモリが少ない端末でもなんとかなりますが、高画質モードでのフレーム落ちや動作のもたつき、処理落ちが考えられます。
これらを解消するためにスマートフォンやタブレット端末を買うことをしばしば「端末課金」と呼ぶことがあります。
なので筆者がよくやってるのは端末課金です。
ミリシタをやるための端末の選び方
ここは人それぞれですが、代表的な例を書いていこうと思います。
プレイスタイル
いわゆる「床置き」や「親指持ち」など、譜面を叩く時のプレイスタイルによって端末を選ぶものです。
主に端末の大きさが関わって来ます。
一般的に親指持ちができる大きさはスマートフォンを横にもって親指同士が重なるか否かで、できるかどうかが変わってくると感じます。
親指持ちができる端末
・iPhone 8/SE
・iPhone X/Xs/11Pro・Google Pixel 3/4
・SAMSUNG Galaxy S10e
・SONY Xperia XZ2 Compact
・SHARP AQUOS R2 Compact
ざっくりこの辺りの大きさがメインになるでしょうか。
指が重なるという例
iPhone 8にて参考までに
Android機は機種数こそあるものの、絶対的な数としては意外と少ないものです。
また、手の大きさには個人差がありますので、これより大きい端末でも大丈夫な方、そうでない方はいらっしゃいます。
また、床置きでのプレイではカメラ部の出っ張りによってガタつく端末が非常に多いです。
ケースやクッションなどで調整するとよいでしょう。
イヤホンジャックは捨てられない
リズムゲームですので、リズムが取れるかどうかに関わる大事なキーポイントです。
最近の端末では無線イヤホンの普及からイヤホンジャックが廃止傾向に。
これにより充電口とオーディオ出力が供用になるので、充電中に使えないのがネックなところでもあります。
現行のiOS端末では数少ないイヤホンジャックを備える端末になります。
実際iPhoneとの2台持ちで使われる方も多く、スコアを狙う時はこちらを使うということも多いです。
Android機では近年ゲームジャンルの拡張に伴い、再びイヤホンジャックの存在に注目が集まっているといえます。
実際、イヤホンジャック搭載機は探せばもっと数はありますので、今回は今年リリースのハイエンドモデルを挙げさせていただきました。
イヤホンジャック搭載の例
ハイエンド機ではLGやASUS、SHARPなどが他社との差別化で多くのモデルにイヤホンジャックを搭載しており、SAMSUNGも昨年まではハイエンド機にイヤホンジャックを搭載していました。
イベントを走りたい、トップを目指したい。
今はそんなことはなくても、いずれこの気持ちが芽生えることもあるかと思います。
基本的にはその年の最新モデルを調達するのがセオリーです。
・iPad Pro 3/4 th Gen.
・nubia REDMAGIC 5G
iPad Proに関してはイベントのトップランカーさんも愛用する最強のiPadです。
メモリ搭載量、ストレージのスピード、処理性能。何をとっても現時点では最強クラスです。
イヤホンジャックを搭載してないのが難点ですが、Type-Cハブを使えばその欠点も解消されます。
nubia REDMAGIC 5Gは今期リリース、現時点で最強のAndroidスマホです。
空冷ファンの冷却能力の高さはほんと素晴らしい。
イヤホンジャックも備え、ゲームするのに特化したいわゆるゲーミングスマホです。
なお端末につきましては別途「ミリシタ端末研究所」においても細かい検証結果などをデータとしてあげさせていただいています。
Twitterもありますので、興味のある方は見てみてください。
個人的に思うミリシタの凄いところ
これはあくまで端末オタクからみた目線のため、多分普通の人と目線が違うと思います。
ストーリー展開などは別途多く語られていますので、こちらについては鋭い考察をしてくださる精鋭プロデューサーさんにお願いしましょう。
・モデルがかわいい
はい。その通り
うん!かわいいですよね。
そして、かっこいいですよね。
表情差分など非常に細かいものがありますね。
・アイドルたちの固有ふれあいとイベントふれあい
劇場内のふれあいは特定のショートコミュ以外にも、キャラクター特有のモーションがあったりします。
萩原雪歩さん固有 ポエムを書く
お正月 お餅をつく
ラストアクトレス 探偵風
りるきゃん固有 イベントふれあい
トライスタービジョン ふれあい
Xs イベントふれあい
Chrono-Lexica イベントふれあい
既存の触れ合いとはまた違ったアイドルの振る舞いや個性あふれる展開など、なかなか見ていて楽しいものがあります。
・多様な表情を見せるホワイトボード
控え室にある一見普通のホワイトボードですが、これがアイドルの誕生日となれば控え室のホワイトボードがお祝い一色になります。
実は961プロの詩歌さんや事務員の音無さんまで、しっかりあるあたりこだわりを感じます。
また、ホワイトボードのコメントはアイドルたちのイメージカラーで書かれており、キャラクター同士の繋がりなどが連想できたりしますね。
誕生日以外にはクリスマスやバレンタインなどのイベントのホワイトボードもあったりします。
ホワイトボードのデザインはアーカイブされており、過去のものもゲーム内で閲覧可能だ。
ホワイトボード以外なら、ログインボーナス画面で描かれていた
この恵方巻のつむりんこと白石紬さん…この時の恵方が南南東のためだけに描かれたのでは?と話題になりました。
ちなみに彼女は困った時に「なんなん…」とよく発します。
ちなみに翌年はこれである。
南という文字はこの時の恵方にはない。
この文字は強いて言うなら白石紬さんのCVを担当される南さんにしか入っていないのにこれである。
あ〜もうめちゃくちゃだよ。
そして今年がこれである。
もう彼女は恵方巻から逃れることはできないだろう。なんなん…
・3年間でシステム停止を伴うメンテナンスは1回のみ
さらっと書きましたが、普通は考えられないシステム運営です。
このようなソーシャルゲームではサーバーの定期メンテナンスは必須項目となります。
万一不具合等でサービスが停止してしまったら、収益やアクティブにおいても多大な損失になりかねないからです。
そのため、イベント前や機能追加のアップデート前にはシステム停止を伴うメンテナンスが入るのが常識のような部分がありました。
ミリシタでは最初期から本番環境を2つ同時に動かすやり方で、片方がメンテナンスしてる間でももうひとつの環境で動かすということをしていました。
実はつい最近のシステム停止を伴う緊急メンテナンスを除いて、リリース時からユーザー視点ではノーメンテというとんでもないコンテンツになっていたのです。
これについては別途公演でも語られています。
AKANE大作戦からの最適化が積もりに積もって、アイドルを39人も踊らせることに成功した。
3Dモデルをリアルタイム演算で踊らせる。
スマートフォンの性能が上がったからこそできたものです。
最初期の3Dモデルをリアルタイム演算でリズムゲームに起用したデレステでは、アプリの要求スペックがリリース時で最も高性能な端末でも性能不足というとんでもないものでした。
実はこのミリシタもその例に漏れず、開発当初は最新の端末でやっとこさ動くくらいの重たいものだったそう。
そこでミリシタがやってきた最適化がこちら
・モデルの最適化
具体的には基本パーツの共通化でモデルの容量差を抑え、不要なアセットやボーンなどのカットなどによりモデル自体を軽量化させた。
結果としてポリゴン数だけならデレステのモデルの2/3の1体平均10000ポリゴン程度になっている。
AKANE大作戦の成果が詰まったリリース前最大の修正ともいわれている。
AKANE大作戦で大掛かりな最適化があったとは言えど、それでも剛体や物理演算影響範囲などから特定のモデルは負荷がかかることが公表されています。
この5人を通称:重い子5と呼び、公式チームはこれらのモデルで負荷テストをしたりしているという。
具体的に重いのは
・水瀬伊織さん
・箱崎星梨花さん
・最上静香さん
・二階堂千鶴さん
・松田亜利沙さん
の5人である。確かにちょっとだけ重いですね。
・リアルタイム多段アセット結合の採用
モデルアセットの結合によって処理を低減させるというもの、特定距離までカメラが引いたタイミングで結合処理をさせることによって描画負荷と演算負荷が軽減される。
アセットの結合についてわかりやすく書けば
3Dモデルを仮に 「体」「顔」「衣装」「髪の毛」の4つのパーツに分けたとしましょう。
例えばその衣装をとっても「スカート」「胴部」「袖周り」「アクセサリー」などに分けられ、これらのパーツはとても細かくできています。
でも、これを20m離れた所から見てみるとしましょう。
体や髪の毛はわかるかもしれませんが、顔の表情や衣装の模様やアクセサリーを判別したりするのは難しいですよね。
体や髪の毛に至っても手の指がどんな動きをしているかや、前髪がどのように揺らいでるかなんて正直わからない。
ならば、指の細かい動きを省略したり、衣装のスカートとか細かく構成しているのを一緒に描写しちゃっても分からなくね?
更には服をボディペインティングにしたり、ウィッグを外したり、表情描写しなくても分からないよね?
という話になります。
これが簡単な考えとはなりますが、モデルアセットの結合です。
ドット絵のドットを少なくしていくと、抽象的なものになるのと同じような考え方で良いかと。
具体的には
同一レベルでの合成
衣装を構成する要素をアセット結合し一体描写とする。衣装の細かい演算や柄などの描画を考えなくて良くなるので、処理が軽くなる。
さらにカメラが離れれば結合された「衣装」と「体」を結合してより負荷を低減させることも出来る。
簡単に言えば衣装を描画せず、ボディペインティングで衣装を描いているのと同じようなイメージだ。
これが多段アセット結合だ。
この2枚は上のカットに比べ、下のカットでは最上段の3人はアセットが一部結合され、アンチエイリアスの精度が落とされている。
同系色マッピング
遠距離モデルの影などのグラデーションを無視し、中間色にて描画する。
これにより処理が軽くなる。
・アンチエイリアスカット
アンチエイリアスという曲面処理の精度を遠方描画のモデルは処理精度を落とすもの。
基本的にはアセット結合より先に行われる処理になっており、スモークエフェクトなどと共に運用されることが多い。
例えば5人で踊るMVでもセンターとバックダンサーのモデルで距離が離れる場合は、バックダンサーのモデルのアンチエイリアスをカットして負荷を下げたりしている。
独自エフェクト、シェーダーを採用
Unity標準のPost Effectsではなく、ミリシタ向けに軽量化されたものが使われています。
Post Effectsはかなり高品質なものではあるが、メモリを多く消費してしまう難点があります。このままではスマホの環境ではまともに動作する環境も限られてしまうことから、あえて採用せずに独自カスタムされたのものを採用しています。
・これらの処理を感じさせないカメラワーク
ミリシタのカメラワークの特徴として、アイドル全員を最高画質で写すということはほとんどしません。
特に13人/39人ライブにおいては。
これは、前述のアセットの結合が大きく関わっており、極端な寄りや複数モデルの高画質描画などをしないようなカメラワーク設定となっている。
このカメラワークが最適化へ繋がるひとつの処理と考えると良いだろう。
これが積み重なって13人、そして今や39人のアイドルが同時にステージ上で踊るというとんでもないものになったのです。
5人と3人の違いではあるが、5人MVはなかなかここまで寄って描写するものは少ない。
13人ライブとかになると5人くらいの高画質描写をするものもあるが、全員を高画質で描写するようなカットはかなり少ない。
これらの処理をしているため、ミリシタはMVの画質的にはデレステなどにはに劣っているものになっています。
はたまた同じアイマスコンテンツのデレステと比較して「手抜き」なんて声も聞きます。
実際のところ、デレステはあまりのモデル数とそれごとに手の込んだ固有成分をつぎ込んでいる故に、最適化がかなり難しいといわれています。
こちらに関しては「最高でやりたきゃ端末くらい最高のものにしておけ」という意思が感じられます。
簡単に言えばPCゲームのような「画質よくしたいならいいグラフィックカードを積め、ゲーミングPCを買え」というもの。
ミリシタではこの最適化に重きがとられ、39人ライブ以外なら3年前の環境でもそこそこ動かすことができるようになっています。
さらには、端末のCPUやGPU、メモリ使用率からみても39人ライブの最高画質とデレステの「お願いシンデレラ」GRAND 3Dリッチ高画質モード(15人描画)の負荷はほぼ同じくらいになっています。
すごいことじゃないですか。39人動かしてもデレステのグランドモードとほぼ変わらないなんて。
この2枚が最適化の軌跡とも言っていいくらいのものになっています。
個人的にはその上のステージ…おっとこれ以上は。
なかなか私たちユーザーの目には見えてこないところではありますが、背後には涙ぐましいトライエラーがあったのだろうと想像すると感慨深いものがあります。
個人的には
「誰よりも輝く星になれ」
ミリオンライブの
「誰ひとり手放さない」
という作品のテーマ性がゲームの動作要件にも見えているのかな。と勝手に考えています。
環境切りも容赦ない端末サポート
これ私から見たら凄いことしてるなと思います。
ミリシタはこの3年間で2回、特定環境の端末が動作しなくなるアップデートが行われました。
1回目が2018年の2月
いわゆる「intel切り」と呼ばれるもので、一部スマホやタブレットに搭載されていたIntel SoCでのサポートが終了した。
実は全て動かなくなった訳ではなく、動かなくなったのはAndroid X86環境にて動いていたAndroid機のみだった。
今思えば実質的な32bit切りだったと言えるだろう。
最もサポート外になった環境でAndroid X64環境で動かせていたのはモバイルSoCのシェア率で5%以下のIntel Atom SoCでも10%にも満たないごくわずかだ。
そしてその後行われたのが2019年12月
いわゆるApple 64bit第1世代とAndroid 32bit環境のサポート切りだ。
特にApple 64bit 第1世代(iPhone 6以前)のサポート終了はユーザーの間でも激震が走ったという。
特にiPadはiPad miniがほぼ全滅、iPad Air 2より前のモデルというかなりの数がサポート外となり、実質的な引退や買い替えに追い込まれたPさんもいました。
Androidにおいては実質的な32bit環境のサポート終了となりました。
日本発売のモデルにおいては動作しない旨の警告が出るようになりました。
これに関しては曖昧なところもあり、海外モデルでは警告が出なかったり、一部の32bit環境では動作したりするものも見受けられます。
それでも32bit動作に関して、まともにゲームプレイが可能だったのは私が確認できた中で2機種しか存在しませんでした。
割合的には1%にも満たないと思われます。
(ソフトウェアをカスタムして起動させた例もありますが、ごく少数です。)
それでも、この規模のコンテンツにおいてここまでのサポート切りをする英断ができるのはすごいことだと思います。
背景にはUnityバージョンのアップデートや13人ライブ、39人ライブの実装といった大がかかりなものがあり、端末切りの告知の後にはなにか大きな機能追加などが起こります。
よくミリシタは「最高を更新する」という言葉を使いますが、そのためには「端末も定期的に更新する」が必要になりそうですね。
エモさを加速させる演出がミリシタの最大の特徴
ミリシタの特徴を一言で言うならこれですね。
ミリシタを始めて、もしアイマスが好きになったら…是非ライブに足を運んでみてほしい
これは別に必ずしも現地で!という訳でありません。
初めてでしたらライブビューイングでもいいと思います。
過去のライブディスクを観るところからでもいいと思います。
あの空気感が分かれば良いのです。
そして、それを演じるキャスト自身の成長や葛藤から織り成されたパフォーマンスが魅力です。
時にそれは「そこにアイドルがいる」とまで思わせるものを感じます。
それがアイマスにおける実体験としての醍醐味だと筆者は思います。
そして、今のミリオンライブのライブ演出というのはかなり「ミリシタを基軸」に構成されているところがあります。
実はこのミリシタ、開発者インタビューでも語られている中に「ライブに来て欲しい」というのを最終目標にして作られてきたコンテンツと語られています。
ゲームを通して曲を知り、アイドルたちを知り、どんな想いで、何を背負ってそこに立っているのかを知る。
それを知った上でライブに足を運ぶと、確かに「なるほどなぁ〜」と感じされてくれるものがあります。
ゲームで見たあの風景が目の前で、数千の歓声と張り詰めた空気感、そしてステージ上で最高のパフォーマンスをしてくれるアイドル。
そこに人は色んなものを重ね合わせるんだろうなと。
一言でいえば感傷的になる、いわゆる「エモい」と感じる瞬間だと思います。
筆者も幾度か足を運んでますが、楽しいものですね。
特に大切なのが会場との一体感。
イントロの歓声と共に一斉にアイドルのイメージカラーに変わるサイリウムの風景…
ミリシタでは劇場公演の場合、観客のサイリウムの色はもちろん、特定楽曲ではサイリウムで形を作ったり盛り上がりの場面で一般に「大閃光」と呼ばれる明るいサイリウムを折るところまでしっかり再現されているのです。
中には「コール」が入ってる楽曲まであり、ゲームを通してライブの雰囲気が伝わるようなものになってます。
リズムゲームでここまでライブの雰囲気を意識してるのはデレステとこのミリシタくらいでしょうか。
登場と共にイメージカラーに変わりゆく例
(萩原雪歩 ALRIGH*)
サイリウムで△を作る例
(周防桃子 ローリング△さんかく)
担当曲に感極まって一部大閃光を折る例
(春日未来 未来飛行)
大閃光を折る定番の例。もちろんコールあり
(765PRO ALLSTARS 自分REST@RT)
各々の担当カラーに染まる例
(765PRO ALLSTARS LEADER!!!)
面白いことにだいたいライブがこんな感じです。
運営側が考える理想の風景ではなく、実際のライブ風景をマッピングして研究されているなと。
非常にリアリティが高いです。
まるで現地にいる我々のようです。
これはゲーム単体でのクオリティはもちろん、実体験としてのイベントでより相乗効果を高められる演出となっています。
まさに、エモさを加速させる演出です。
最後に新規ではじめられる方へ
このようなコンテンツはあなた方のような新たな世界に飛び込むチャレンジャーによって成り立っています。
よく、「もっと早く知っておけば良かった」なんて声を聞きます。
そんなの気にしないでください。
コンテンツとの出会い方、感じ方、それは
あなただけにしか感じられないかけがえのないものです。
他の誰にも経験できないあなただけのストーリーです。
自分自身に後ろめたい気持ちになる必要などありません。
この劇場は、そんなあなたをWelcomeな気持ちで迎え入れてくれると思います。
最後に慣れないですが、プロデューサーらしいことを書いて〆にしたいのです。
と言いたいのですが、圧倒的に語彙がないので個人的に心を打たれた曲 『アイ MUST GO!』をご紹介します。
この曲はアイマス10周年で制作された楽曲で、「歩んできた過去、最高に輝く今、まだ見ぬ未来への期待」を描く曲です。
特にここの歌詞には毎回グッとくるものがあります。
これまでだって
この現在(いま)だって
これからだって ずっと仲間さ
みんなのアイ この歌に乗って
世界中にもっと届け
10thライブの時歌ったな。ボロボロでしたな…
何も無いところから何度転んでも起き上がり、葛藤の中でたくさんの仲間に出会い、そして今ドームという大きな舞台に立った。
まさにこのコンテンツが歩んできたものが歌われています。
曲名も「アイマスGO」と「I must Go(私は進まねばならない)」というダブルミーニングとなっています。
歌詞をカナしたら765文字だったと言う逸話があり、後に作詞を担当したオノダさんからは「偶然だった」と語られています。
この15周年イヤーの今年。改めて歌詞を見てみるとこみあげてくるものがありますね。
道半ばから仲間と出会い、仲間と道を歩き進んだ先には…どんな未来があるのでしょう?
その未来を確かめるのは。
いま、こうしてこの世界に飛び込んだ皆さんです。
その未来を。輝きを。進んだ先の景色を。
みんなで一緒に確かめに行きましょう!
最後になりましたが、改めましてミリシタの3周年をお祝いいたします。
ミリオン4thが終わってから真っ先にミリシタの検証の準備とか言ってGalaxy S8を発売直後に輸入したのが昨日のように思います。
個人的にSnapdragon 835は絶対動くから、日本未投入のExynos 8895版を輸入してリリース直後のミリシタを動かしたのです。
これが、普通に動いたのに驚きました。
ARM Mali G71に対応してくれて本当に嬉しかったです。同時にExynosやMediaTekやKirin SoCも検証しなきゃだなと感じる病気にかかりました。
リリース当日に「SD835版の同型機よりもタッチ感度に差があるので対応してほしい」とメールを送ったのは本当に申し訳なく思っています。
そんなこともあって、3年間で結局検証用に導入した端末は150台となってしまいました。
一体何台人に端末を買わせるんですかね。このコンテンツは…
それでは皆さん。これからもアイマスですよ!