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原神が動くちょっと変わった端末を探してみた。

どうも。今回は原神が動くちょっと変わった端末。カメラや音楽プレイヤーなどについて改めてまとめてみようと思う。

 

原神が動く環境。推奨環境とは?

 

 原神はPC、PS4、スマートフォンのマルチプラットフォームで遊ぶことができる。パソコンとスマートフォンに関しては推奨環境が公表されており、PC に関してはCore i7(第4世代)、メモリ16GB、グラフィックボードはGTX1060(6GB)以上となっている。スマートフォンに関してはiPhone 8世代以降、Android端末ではSnpadragon 845以降のハイエンドでメモリ4GBが推奨となっている。

 

 正直なところ、パソコン環境であれば推奨環境のものを揃えればある程度動作し、画質やフレームレートを追い求めなければ、高スペックな構成はあまり重要視されていない。グラフィックボードはRTX3060くらい積んでおけば問題はないだろう。
 スマートフォンやタブレットでは、できるだけ最新かつ高性能な機種を使うことが最も近道だ。同じ性能の環境でも冷却性能が高い機種や、各種ゲームの最適化が行われている機種はより優位に立ち回ることができる。

 直近ではApple端末であればiPad Proや iPhone 14 Pro、Android 端末であればSnapdragon 8 Gen.1もしくはGen.2、Dimensity 9000等を搭載したハイエンド端末になる。


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とりあえず性能の高いスマホを買っておけとなってしまう。

 

 さて、こんなことを書いても筆者らしくないので、ここから動く環境をチェックしていく。まず、前提条件としてリモートデスクトップ等の機能は使わないことにしている。あくまでネイティブで起動することを前提としてのものだ。

 リモートデスクトップにしてしまうと正直かなり低スペックの端末でも動いてしまう。言ってしまえば、シンクライアント端末といった組み込み機器でも簡単に動いてしまう。これでは面白くない。

 

スマートウォッチ、カメラ、音楽プレイヤーで原神を動かしてみよう!


 さて、誰しもみな腕時計で一度はゲームを遊んでみたいと思ったこともあるはずだ。特にスマートウォッチで原神が遊べればこれは話のネタにもなる。
 近年のスマートウォッチは高性能であり、ひと昔前に比べるとかなり進歩したものになっている。端的に言うのであれば、原神の動くスマートウォッチというものは存在する。
 一般的にSnapdragon Wear 3100以上のプロセッサー及びストレージが16GB以上あればかつては動作したのだが、現在はアップデートにより肥大化しているため、最低でも32GBが必須となる


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現在、この用件を満たしている。スマートウォッチはOPPO Watch 3(Snapdragon W5+ Gen.1 1GB/ストレージ32GB)くらいになる。最もAndroid OSを搭載したゲテモノウォッチであれば話は別だが、これに関してもスペック控えめなものが多くかなり難しいものになる。

※原神の動作スペックはメモリ3GBを必要とするため難しいかもしれない。


中国ではOPPO Watch 2(Snapdragon Wear 4100 1GB/ストレージ8GB )にて原神を動かした動画がアップロードされている。理論上は可能なのだろうが、現在の肥大化したバージョンでは動かすことはかなり厳しいと感じる。

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 筆者も手元のHuawei Watch 3で試みたが、原神はうまくインストールできなかった。アイドルマスターミリオンライブはインストール、起動までしたもののロード画面で処理落ちしてしまった。ちなみにリモートデスクトップではあっさり起動できたので、面白みはなかった。

 


 さて、撮影している際にデジタルカメラで原神を動かしたいと思ったこともあるはずだ。世の中にはAndroid OSを搭載したミラーレス一眼カメラは存在しており、YONGNUOのYN 455というカメラは原神を動かすことができる。f:id:hayaponlog:20230106215447j:image

 筆者も実機で試してみたが、Snapdragon 660を採用していることもあり、最低画質程度であれば動作することができた。撮影中にふとデイリーミッションの回収をしたい時などにとても有効だ。

 

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 音楽プレイヤーはどうだろうか?音楽プレイヤーは基本性能は低いものの、ストレージの容量は多いものが大半だ。一番ネックな部分はクリアしている。筆者のおすすめはibasso DX 300やHiby R8になる。


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Hiby R8はSnapdragon 660を採用し、なぜかSIMカードも刺さるゲテモノ音楽プレイヤーだ。高音質で原神の音楽を楽しみたいユーザーは試してみるとよいだろう。


 人気機種の1つであるソニーのウォークマンNW-WM1AM2は、基本性能があまりにも低すぎるので、原神は起動こそしたものの処理落ち頻発でまともにプレイできなかった。

 

 

業務用端末やVR機器でもチェック!

 

 時には決済端末で原神をやってみたくなるときがあるはずだ。一方でこのような端末はシンクライアント的な用途を想定していることも多く、ストレージは少ないものになっている。f:id:hayaponlog:20230106220947j:image

逸般の誤家庭にはよく転がっている決済端末はこういうものだ。ただ、この手の端末は多くてもストレージは32GBと原神を動かすにはかなり苦労する構成だ。


 どうしても決済端末で原神をプレイしたいというのであれば、SUNMI T2sをオススメする。こちらはデスクトップと言われるAndroid 搭載のレジだ。4GBのメモリに加え、最大64GBのストレージを備える。レジなだけあって感熱紙プリンターを備えているので、スクリーンショットの印刷も可能だ。


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SUNMI T2sはオプションで64GBのストレージ設定がある。


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 また、ハンディターミナルと呼ばれる端末であれば、そこそこの性能を兼ね備えているものもある。こちらを利用して遊ぶのもありだと思う。画像はHoneywell Dolphin CN80 Snapdragon 660を採用し、7世代のOSサポートまで対応するまさに業務用マシンだ。スペック上は原神が動作する。

 

 業務用端末は総じてストレージが少ないので、なかなか原神のようなコンテンツで遊ぶのは難しい。近年のデジタルサイネージや検温システムなどはAndroid を搭載し、そこそこのプロセッサを搭載しているので、スペック上は動かないわけではない。ただ、ストレージが少なくて肥大化した今の容量をカバーするのはなかなか難しい。どうしてもというのであれば、代理店にてストレージを増量してもらうカスタムをしてもらうとよい。

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このような端末でもAndroid OSが動いているものがあり、条件が揃えばゲームもできないことはない。

 

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 最後にVR HMDでの動作だ。目の前に広がるオープンワールドにダイブしてみたい人もいるはずだ。

 基本的に動作するものはSnapdragon XR Platformに準拠しているものだ。例えばMeta Quest 2は単独で原神を一応動かすことが可能だ。もっともディスプレイとして使うのであれば、PC に接続するのが無難と言える。操作性はタッチパネルではないため壊滅的にダメだ。

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Meta Quest 2はSnapdragon XR2を採用しているので、実性能はSnapdragon 865相当となっている。もちろん、VR向けコンテンツではないので、目の前に画面が出るだけなので没入感は微妙だ。

 

まとめ。変な端末でゲームを動かしたくなる。不思議な好奇心が芽生える


 このように原神が動作するデバイスをいくつか試してみたが、筆者が試せたところであればモバイルWi-Fiルーターと検温デバイス、車内エンタメシステムといったところだ。これらはいずれもストレージ容量が足りずに原神は動作しなかった。もっとも近年のスマートカーはAndroid アプリが動くものもあるため、原神の動く自動車というものは割とあり得るものだと感じる。

 開発が決まったきり音沙汰のない任天堂のSwitchだが、じつはこれも原神を動かすことができる。基本スペックこそ悪くないので動かせないことはないようだ。どうしても動かしたい方は別途解説記事を参考にしてほしい。

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 さて、世の中にはまだまだ筆者の知らないデバイスが多くあるはずだ。読者の皆様は是非いろいろな端末で、まだ見ぬオープンワールドに出かけてみてはいかがだろうか。