こんにちは。今回は最新スマホの作例集ということで、ここ数年に登場したカメラスマホの作例をまとめていく。メーカーごとの連載企画とし、1機種辺り渾身の5枚でまとめていきたい。第1回はライカコラボで「カメラスマホ」として大躍進を遂げたXiaomiだ。
- ライカコラボで大幅進化したXiaomiのスマートフォン
- 「スマホらしくない写り」に進化したXiaomi 13シリーズ
- ライカチューニングをより多くの地域に知らしめたXiaomi 13Tシリーズ
- Xiaomiのライカコラボスマホは「スマホらしからぬ写り」が特徴。スマホ選びの参考に
ライカコラボで大幅進化したXiaomiのスマートフォン
第1回ははXiaomiから。コストパフォーマンスとハードウェアスペックのごり押しだったメーカーだったが、2022年のXiaomi 12S Ultraよりライカとのコラボレーションをスタート。以降は1型センサーを採用する機種をはじめとして、多くのカメラ性能特化スマホを展開している。
今回は最新のXiaomi 14 UltraとXiaomi 14 Pro。並びに旧モデルのXiaomi 13 Ultra、Xiaomi 13 Pro。コストパフォーマンス重視のXiaomi 13T Pro。記念すべき初コラボのXiaomi 12S Ultraの順で掲載する。各機種のカメラ性能は以下の通り
Xiaomi 14 Ultra
SoC:Snapdragon 8 Gen 3
カメラ構成
メイン:5000万画素(1型 LYT900 可変絞りf1.63-4.0)
超広角:5000万画素(IMX858 f2.2)
3.2倍望遠:5000万画素(IMX858 f2.0)
5倍望遠:5000万画素(IMX858 f2.5)
Xiaomi 14 Pro
SoC:Snapdragon 8 Gen 3
カメラ構成
メイン:5000万画素(1/1.3型 Light Fusion 900 可変絞りf1.4-4.0)
超広角:5000万画素(ISOCELL JN1 f2.2)
3.2倍望遠:5000万画素(ISOCELL JN1 f2.0)
Xiaomi 13 Ultra
SoC:Snapdragon 8 Gen 2
カメラ構成
メイン:5000万画素(1型 IMX989 可変絞りf1.9,4.0)
超広角:5000万画素(IMX858 f1.8)
3.2倍望遠:5000万画素(IMX858 f1.8)
5倍望遠:5000万画素(IMX858 f3.0)
Xiaomi 13 Pro
SoC:Snapdragon 8 Gen 2
カメラ構成
メイン:5000万画素(1型 IMX989 f1.9)
超広角:5000万画素(ISOCELL JN1 f2.2)
3.2倍望遠:5000万画素(ISOCELL JN1 f2.0)
Xiaomi 13T Pro
SoC:Dimensity 9200+カメラ構成
メイン:5000万画素(1/1.28型 IMX707 f1.9)
超広角:1200万画素(OV13D f2.2)
2倍望遠:5000万画素(OV50D f1.9)
Xiaomi 12S Ultra
SoC:Snapdragon 8+ Gen 1
カメラ構成
メイン:5000万画素(1型 IMX989 f1.9)
超広角:4800万画素(IMX586 f2.2)
5倍望遠:4800万画素(IMX586 f4.1)
可変絞りでスマホの新たな表現を実現したXiaomi 14シリーズ
最新のXiaomi 14シリーズから見ていこう。他のモデルと異なるのは、上位モデルにある絞り羽を備えたメインカメラの可変絞りだ。これによって、光芒を生かす作例も簡単に撮影できる。
また、本シリーズでは全機種で10cmまで寄れるテレマクロが利用できる点もポイントだ。ライカのズミルクスを冠した明るいレンズが採用されている。レンズ特性などの光学性能もかなり強化された世代だ。
Xiaomi 14 Ultraは圧巻のスペックを持つ現行フラグシップモデルだ。
圧巻の写りを見せるXiaomi 14 Ultra。トップクラスのカメラスマホだ
カメラ部が大型化したXiaomi 14 Pro
普段使いの画角に特化したXiaomi 14 Pro。中国のみの販売が惜しい
「スマホらしくない写り」に進化したXiaomi 13シリーズ
Xiaomi 13シリーズは1年落ちとはいえど、圧倒的なカメラハードウェアでいまなお高い性能をもつ。可変絞りを備えたXiaomi 13 Ultraに加え、初の10cmまで寄れるテレマクロが採用されたXiaomi 13 Proはいまでも支持される。
中古相場も落ち着き始め、Xiaomi 13 Ultraは10万円前後、Xiaomi 13 Proは8万円前後が相場だ。以前よりはお求めやすくなっている。
カメラライクなデザインのXiaomi 13 Ultraとどこかファーウェイらしさも感じるXiaomi 13 Pro
Xiaomi 13 Ultraは後継モデルが出た今でも第一線で活躍できるカメラスマホだ。
Xiaomi 13 Proは「寄れるマクロ」が売りのスマートフォンだ
ライカチューニングをより多くの地域に知らしめたXiaomi 13Tシリーズ
日本でもソフトバンクやキャリアフリーで販売されていることからなじみ深いXiaomi 13Tシリーズ。海外ではライカを冠したカメラスマホとしても販売されており、安価でも高いカメラ性能をアピールしている。フラグシップのひとつ下の立ち位置ながら、カメラ性能はしっかり強化するなど、普段遣いでも利用しやすいスマートフォンだ。
日本でも発売されて話題を呼んでいるXiaomi 13T Pro。ライカのない日本版でもきれいに撮影できる
初のライカコラボがXiaomiのターニングポイント。Xiaomi 12S Ultra
ライカとの初コラボ世代のXiaomi 12S Ultraは特徴的なデザインから今でもファンを中心に支持を持つ。同社初の1型センサースマホであり、超広角カメラや望遠カメラの性能も高く、今のカメラスマホとも真っ当に渡り歩ける。
中古相場はおおむね7万円前後となるが、いわゆるグローバル版が存在しない端末のため、日本語で運用する場合は少々ハードルの高い機種となる。
カメラ部が特徴的なXiaomi 12S Ultra
Xiaomi 12S Ultraもハードウェアスペック自体は高い
Xiaomiのライカコラボスマホは「スマホらしからぬ写り」が特徴。スマホ選びの参考に
ここまでライカコラボしたXiaomiのスマートフォンを紹介したが、総じて「スマホらしからぬ写り」を目指して作りこまれていることがわかる。特に質感や「やわらかさ」といった部分や光の表現がAIでゴリゴリに補正しないところなどは好感を持つ方もいることだろう。
もし、興味を持たれた方は個別のレビューにも作例を掲載しているので、お時間がある時にチェックしてみてほしい。