どうも。今回はいまだからこそGalaxy S10を使ってみて。ということで振り返り的なものを書いてみました。
Galaxy S10というスマホは?
韓国サムスンが2019年に発売したフラッグシップスマートフォンです。当時としてはパンチホールインカメラ、画面内指紋認証を備えた最新鋭の機種でした。
筆者もいくつかレビューを書いてるので再評価となります。
2年落ちだが高いスペックは健在
Galaxy S10のプロセッサはSnapdragon 855にメモリは8GBとなっており、この世代としてはメモリもやや多めで余裕のあるものです。
性能だけなら今販売されている3~4万円台クラスの機種よりも高いものとなっています。また、近年ではQualcommの戦略からか過去に出たチップセットのリネームとなっているものもあり、一部機種に搭載されるSnapdragon 860の中身は実質的にSnapdragon 855だったりと、近年でている機種とも性能に大きな差はない。
ストレージも当時の競合機種が64GBが多い中、Galaxy S10では128GBと余裕がある構成になっています。
実際に使ってみると、2020~2021年のハイエンドに慣れた身としてはやや動作が悪いようにも感じるが、現在の4万円くらいの値段で販売されるSIMフリー機では体感できない快適さを持ちます。
3万円台で買えるこれらの機種も魅力だが、快適さならまだまだGalaxy S10の方に分があると感じます。
後継機で失った魅力があるGalaxy S10
もちろん8K撮影や120Hzのリフレッシュレート、5G対応といった面では確かに最新のモデルには劣るが、それ以上に過去の機種として持ち合わせる魅力があるのもこの機種の特徴といえます。
そんな最新機能を求めるなら最新のスマホをとはなりますね。その通りかと思います。それでもGalaxy S10あった魅力的な機能を言うなら筆者的にはデュアルアパーチャーカメラ、イヤホンジャックは印象的な機能だなと思います。
前者は物理的な可変絞り機構のことで、被写体に合わせてf1.5とf2.4を調整して使うことができました。いわゆる被写界深度をある程度物理的に再現しようとしたものだ。もちろん、マニュアルモードでも使用可能だ。
何枚か撮ってみても、写真のクオリティとしては今でも十分に通用するレベルだ。古めかしさは感じない。
後者は言わずと知れた3.5㎜イヤホンジャック。このGalaxy S10は最後のハイエンド向けGalaxyにイヤホンジャックが備えられている機種でもある。
画面内指紋認証やパンチホールインカメラ、リア3眼構成のカメラ、ソフトウェアチューニングは現在のスマホトレンドにおいても十分通用するといえるだろう。
これらを見てわかる通り、デザイン的にも劣ってることは無いと言える。日本で発売されたモデルならFeliCaにもしっかり対応している。
今この手の端末を中古で選ぶのは悪い選択ではないと思う
発売から2年がたってるのでOSサポートが短いと言った点やバッテリーのへたり、画面の焼き付きといった不安要素はあるが、正直Android OSのバージョンやセキュリティパッチ(機能更新ではなく、脆弱性対策とか)が最新でないと気が気でない方は素直にGoogle Pixelがおすすめだ。
それでもGalaxy S8が約4年間のセキュリティパッチが提供されたことを考えると、サポートに関しては最高水準かと思いますね。
正直、今でもAndroid 8.0環境といった数年前のバージョンでもほとんどのアプリが使えます。
Android 11じゃないと使えない!なんて理由でなければ選択としては間違いではないです。
個人的にはAndroid 11へのアップデートもされているGalaxy S10ならあと2年は通常用途で使えると思います。今出てるリッチなコンテンツだって9割は最高画質でも遊べますし、今後出るようなものも解像度落とせば快適に遊べるかと思います。
SNSなどがメインの使い方なら、下手に新品で4万円台のスマホを買うよりもはるかに快適かと思います。
すでにロングライフな端末としてはiPhoneが製品寿命の長さを証明していますし、日本の平均的なスマホの利用期間は4年以上とのデータも出ています。
最後にまとめ
この2機種
— はやぽん (@Hayaponlog) 2021年5月8日
2年落ちながら今でも中古相場が3万くらいもして驚いてる。 pic.twitter.com/LhtBnaPwAf
TwitterにもMate 20Proと合わせて「息の長い端末」と書いたところ、やはり多くの方がこの機種の完成度の高さに納得しているようだった。
スマホの価格高騰化が進みハイエンド機が買いにくくなる世の中になりつつありますが、良質な中古品でいい体験を獲得するのも悪くないのかなと思います。