はやぽんログ!

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コラム

Zenfone終焉を伝えた台湾の報道。掘り下げると見えた「出荷数やシェア率で評価しにくいスマホ部門」と「日本市場に強いASUSスマホ」

先日、台湾メディアが報道したZenfoneが終焉になるかもしれないとした内容。ASUSが公式プレスにてこの報道を否定したことで収まりを見せたが、今回はこの件をもう少し掘り下げてみよう。 Zenfoneが終焉する旨の誤報道。台湾市場の背景を見ていく 報道の背景…

【Zenfone継続!続報あり】ASUSのスマートフォン「Zenfone」が終焉か?事業整理の一環で関連従業員を解雇をしたと台湾メディアが報じる

この記事には最新の続報があります。最新情報については以下をご確認ください。 www.hayaponlog.site 8月29日続報。Zenfoneも開発を継続するとASUS公式が発表 ASUSのスマートフォンである「Zenfone 10」が同社の最後のスマートフォンになるのではないかと、…

スマホのバッテリー交換義務化となっても、EUでは「ガラケー」のような方式にはならない理由

EU圏のスマートフォンバッテリー交換義務化の話が話題となっているが、どうやらこれにはある種の抜け道があるようだ。確かに昨今のメーカーの動きを見ていると、規制の行先は我々が思っている形とは違うものになりそうだ。 EUのバッテリー交換義務化でも「ガ…

XperiaやAQUOSのハイエンドスマホで、なぜ今も「SDカード」が利用できるのか考える

本日発売のシャープのAQUOS R8。今年発売のハイエンド機種でありながらイヤホンジャックやSDカードスロットを備える商品だ。その一方世界的に見れば採用は減りつつある。今回はソニーやシャープのスマートフォンにてSDカードスロットとイヤホンジャックが採…

「支援の必要を感じない」「目標設定がナメてる」OPPOのAndroidタブレット「OPPO Pad2」のクラウドファンディングに感じた疑問

OPPOはクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて同社のハイエンドタブレット端末「OPPO Pad2」の支援形式での販売を開始した。すでに目標支援額は達成しており、事実上の日本投入となる。価格は台数限定の早期予約で7万2000円となっている。配送に…

京セラとFCNT(富士通)が撤退した日本のスマートフォン市場はどうなる?少し考えてみた

京セラのコンシューマー向け携帯電話事業からの撤退、富士通(FCNT)の民事再生法適用による事実上の撤退から2ヶ月が経った。日本の携帯電話を支えた大手の撤退は市場に大きな穴を開けたが、この穴を埋め合う形で各社が動きを見せ始めた。 大手キャリアも4万円…

中国に入国しようとしたら、スマホの密輸師と間違えられて入管で止められた話

皆さんは海外旅行をしている時に入国審査や手荷物開封検査に引っかかったことはあるだろうか。筆者は過去に3回あるが、その中でも今年5月に香港から中国に入境した際に、中国の入管にて手荷物検査を別途行ったことは記憶に新しい。そして、止められた理由は……

Galaxyの折りたたみスマホがあれば合コンでも注目間違いなし!そして、合コンでやらかしたお話

「Galaxy の折りたたみスマホを持っていると、合コンにて目をひけるるらしい」 こんな都市伝説がSNSでは流れてくる。ふーんと横目に眺めていたのだが、タイミングがいいのか合コンにお呼ばれしてしまう。ここでまだまだ20代前半の筆者、そして手元には Galax…

なぜ?日本ではスマホのOSアップデートがメーカー側で積極的に行えない理由とは

スマートフォンのOS アップデートについて、「なぜメーカーが対応しないのだ」という意見をよくいただく。実際のところ、日本では様々な理由からメーカーだけでアップデートを行えるのか決めるのは難しいのが現実だ。今回はこの辺りを考えてみよう。 スマホ…

黒いスマホは夏場に発熱しやすいのか。夏場のスマートフォンの発熱の原因と対策について解説

直近でも真夏日が観測されるなど、いよいよ夏本番と言える時期が近づいてきている。気温が高くなるということは、スマートフォンの発熱も影響してくる時期となる。今回は夏場のスマートフォンの発熱対策について考えてみよう。 スマートフォンの発熱。気温の…

0.02秒の遅延で「音ゲー」が遊べるワイヤレスイヤホンがいよいよ登場!Qualcommの最新の低遅延技術を実際に体験してきた

先日、Qualcommの最新技術「Snapdragon Sound」の体験会が音元出版の主催で行われた。筆者も参加できたのでレポートは追って記すが、今回同社が先日公開したばかりの超低遅延技術を体験することができた。今回はこの部分を中心にご紹介したい。 遅延は20ms!…

乗り換え先がない「iPhone 8 Plus難民」にインタビュー!なぜ、使い続けたのか聞いてみた

AppleがiPhone向けOSの最新バージョンとなる「iOS17」を発表した。様々な新機能が追加される一方で、5.5インチiPhoneとしては最後の生き残りとなった「iPhone 8 Plus」も対象外となった。 サポート終了となるiPhone 8シリーズ これによって後継機種の購入や…

ドコモの GalaxyやXperiaの価格が年々高騰している理由。為替だけでなく、iPhoneやPixelなどの人気端末の割引に充てるためか?

XperiaやGalaxy の新機種の価格が次々と公表されるが、その中でもドコモだけ異様に高価な設定となることが増えてきている。今回はドコモのスマートフォンが高額になりつつある理由を考えてみたい。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 高価…

なぜ?スマホのバッテリーが交換できない理由。背景は技術革新と安全性の確保。EUの規制の問題点も含めて改めて解説

EUのスマートフォン等に対する新たな規制として、「バッテリーを簡単に交換できる設計とすること」というものが欧州議会で可決され、波紋を呼んでいる。 筆者としてはこの法案には反対の意向を示す立場だが、そもそもなぜユーザーが簡単にバッテリー交換がで…

EUでスマホのバッテリー交換をガラケーレベルに簡単とすることが義務化へ。近年のスマホがなぜバッテリー交換できない理由も合わせて解説

スマートフォンの高性能化は進んでおり、それはバッテリー性能とて例外ではない。そのような中EUでは、「消費者がバッテリーを容易に交換できる」ようにする規制が議会で可決されたようだ。 新たな規制。EUではスマートフォンのバッテリー交換をガラケーレベ…

半導体不足と急速な円安が富士通のスマホにとどめを刺した。ベストセラーの「arrows We」を使ってわかった高コストな仕上がり

先月、民事再生法適用によって携帯電話市場から事実上撤退したFCNT。富士通ブランドを取り扱っていた同社は、直近の携帯電話出荷台数ランキングでは3位につけるなど、好調な様子を見せていたメーカーであったが、なぜこのようなことに至ったのか。 今回は同…

なぜ?最近、日本で売られるミッドレンジのスマートフォンのスペックが「停滞」している理由

進化を続けるスマートフォン。時に魅力的に感じる一方で、5万円以下のラインは「停滞」「衰退」と言った言葉がみられる。 ハイエンド端末は順当に進化を遂げているが、ミッドレンジはどうだろうか。今回は過去に出た機種をメーカー別にチェックしてみた。 ス…

8年前のAndroidタブレット「Xperia Z4 tablet」は今でも使えるのか?実際に使って感じたこと

発売から8年が経過してもなお、中古相場で1万5000円前後で販売されるAndroidタブレット「Xperia Z4 tablet」を前回の記事で紹介した。 今回は、そのタブレット端末はどのような用途で利用できるのか?そのようなところを実際に試してみた。 まだ使える?中古…

【まだ使える?】なぜiPhone 8やiPhone XがiOS17のアップデート対象外になったのか。その理由を考えてみる。

AppleがiPhone向けの新型OS「iOS17」を発表した。新機能の追加、各種デザインの最適化なども行われる大きなアップデートだが、iPhone 8などの端末は対象外となった。 最新のiOS17はiPhone Xs以降から利用できる 親しまれた機種でもアップデートが終了する背…

10万円のiPhoneが一括1円に。スマホの値引き規制緩和によって予想される新たな仕組みとは

携帯電話の値引き規制が4万円に緩和される中、SIM単体割引についても揺らいでいる。現行法では「廉価端末の特例」によって、2万円以下の端末を1円より値引くことはできない。このため、一部キャリアでは「SIM単体契約のほうが多く利益が供与されるため、潜脱…

違法な特典を与えても行政指導にならない。スマホではなく「SIM単体割引」の影にあった「法の抜け道」とは?

SIM単独割引。回線と端末が分離した昨今の市場において、SIMカードのみを契約した場合、上限2万円までの利益供与(キャッシュバックやポイント付与など)が行われるものだ。 このようなキャッシュバック等も時に2万円を超える「違法な利益供与」が行われていた…

スマホの値引き規制が2万円から4万円へ緩和。総務省も検討へ 高額なスマホも買いやすくなる方向へ

総務省は昨日、競争ルールの検証に関するWG(第45回)を開催した。 同会議にて配布された資料である「検討の方向性(案)について(電気通信事業法第27条の3に関する見直し)」を確認すると、スマートフォン等の値引き規制が、現在の上限2万円から4万円へ緩…

arrowsを展開したFCNT、TORQUEを展開した京セラが携帯電話事業から同月に撤退。背景にある根拠のない「2万円の値引き規制」の影響とは

本日arrowsシリーズのスマートフォンを展開していたことで知られるFCNT株式会社が、民事再生法適用を申請した。5月15日に京セラがコンシューマー向け携帯電話事業から撤退したニュースに続き、FCNTも事実上の携帯事業からの撤退となる。 このような結果にな…

スマートフォンの「端末のみ販売」の割引は今後規制する方向へ。総務省もWGで調整へ

昨年、高価なはずのiPhoneを2万円の規制ルール内で販売するため、キャリア販売価格を2万2001円に設定することで不健全な市場活動が横行した「移動機販売」と呼ばれる買い方。 これについて本日行われた総務省のWGにて、移動機販売における値引きを規制する方…

XperiaにAQUOS…はたまた逆輸入も!香港で見つけた「日本のスマホ」。その使い道とは

キャリアの下取りや中古買取店に売却したスマートフォンのうち、いくつかは海外に向けて最終的に売却される。その中継地点となる香港では、日本向けに販売されたスマートフォンも多く流れ着いている。 今回は香港で見つけた日本からやって来たであろうスマホ…

なぜ?8年前のXperia Z4 tabletが今もなお中古市場にて1万5000円の高値で売られる理由は何なのか。

スマートフォンやタブレット端末には製品寿命があり、発売から年数を重ねればどのような機種でも、中古価格は安価になってくる。 特にAndroid端末では顕著に現れるが、その中でも8年前に発売された端末ながら、未だに中古流通価格が1万円を超える商品が存在…

京セラのスマートフォンが売れなくなった理由を考える

5月15日、京セラは一般向けの携帯電話事業から撤退する方針を明らかにした。タフネス端末の「TORQUE」をはじめ、多くの機種が出ていたが、なぜ売れなくなったのか。改めて考えてみたい。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 手広く携帯電話…

1世代で終わったGalaxyの小型ハイエンドスマホ。日本では発売されなかったGalaxy S10eを今だからこそチェック

近年数を減らしていくハイエンドの小型スマートフォン。iPhone 13 miniの後継機は14シリーズで廃止され、コンパクトで高い性能を持つスマホを求めるユーザーの選択肢は少なくなる状況が続いている。 実はサムスンも日本で発売しなかったものの、小型ハイエン…

なぜ、日本でXiaomiやOPPOのハイエンドスマホがSIMフリーで出ない理由とは

本日、 MM総研は2022年度のスマートフォンの出荷台数を調査した結果を公表した。本記事はその中のSIMフリー(オープンマーケットやキャリアフリー)と言われる市場の部分を、少し掘り下げてみようと思う。 SIMフリースマートフォンの市場は全体の8%と依然と…

中国スマートフォン大手「OPPO」が半導体事業から撤退。なぜ、独自の半導体事業が必要だったのか改めて考えてみる

中国の大手スマホメーカー OPPO は傘下の半導体開発事業を行う「ZEKU」を解散することを表明した。 これによって、同社が開発していた独自プロセッサーについても開発を終了した。解散理由については、世界的なスマートフォン市場の凋落による収益性の悪化に…